滞在している北京ホテルNUOの立地は天安門のすぐ近く、周辺を散策してみることにします。
周辺で人気のある観光スポットは、
- 故宮博物院
- 天安門広場
- 景山公園
あたりかと思いますが、これらは前回訪れていますので今回はその周辺を散策してみました。
天安門
とはいえ、まず天安門にご挨拶。前回は12月末の寒い時期でしたので凍える中あまり観察できませんでしたが、今回(GWの時期)は体感で20℃台前半でで快適でした。ただこの時期の中国は、白い綿(柳綿)が飛んでいますので気になる人もいるかもです。
前回凍っていた天安門前の堀?は、この時期は噴水になっており長閑な雰囲気でした。長安通沿いにこの天安門前まで来るにはセキュリティ&IDチェックがありますのでパスポートをお忘れなく。
毛沢東先生の右側「世界人民大団結万歳」の掲示の下が故宮博物院への入り口です。くぐった先の広場がチケット売り場ですのでそこまではフリーで行けます。が、今回訪れるのはここではないのでスルーします。
北海公園
天安門の前を通ってその後北上、30分ほどで北海公園にやってきました。地味ですが、何気に世界最古の皇室庭園で、誕生は1000年前とのことです。入場料が必要です。10元だったかな?
人工湖ですが、確かに海と言っていいほどのサイズです。これほどのサイズの人工湖を作るというのはさすが中国、皇室ゆかりですね。
北海の真ん中には、人工の島(山)?が作られ、2箇所、橋がかけられています。なかなかの人出でした。幼稚園の遠足コースにもなっているみたいですね。
山の中にはお寺?仏舎利塔?などの建物が。これらも皇室ゆかりなのでしょうか?ちょっとよく分かりません。ここは市民の憩いの場になっているようで、お茶を入れたと思われる水筒片手に散歩している人や、ダンスを踊っている集団などもいました。
什刹海
北海公園を南から北に抜けて、お洒落なカフェやバーが増えてきたという什殺海までやってきました。この水辺の周囲にお店などが並んでいましたが、午前中の時間帯ではまだ準備中でしたね。午後からスタートするんですかね、、、ここを訪れるのは午後以降がいいようです。
散策している人はそこそこいますが、散策であれば北海公園の方が快適かと思います。
ここから鼓楼に向かいましたが、その裏通りが古い時代の北京の風情がありました。こういった石造りの民家が並んでおり、道路に布団や洗濯物が干されていたり生活感がよく分かります。
上空は鳩の軍団がくるくる飛び回っていました。
鐘鼓楼
鐘鼓楼は、旧北京城(故宮、紫禁城)の中心軸上にある重要な施設です。鼓楼が1272年、鐘楼は1420年(その後焼失、今のは1747に再建)に建立されて、時計がなかった頃に時を知らせる機能を担っていたということです。当時の時の知らせは、朝の5時と夕方の17時ということで相当早いですね。
鐘楼
あまりメンテナンスされていないのか、壁の途中のところや屋根の上に木が生えてしまっていますね、大丈夫なんでしょうか。
下から見上げるとかなりのサイズです。高さは47mあるということですので15階建のビルくらいです。当時はかなり目立ったことでしょう。名前の通り、中には63トンの釣鐘があり、その音は40km先からも聞こえたということです。
こちらは登っていません。
鼓楼
鼓楼は、鐘楼の南側にあります。こちらは入場しました。高さは鐘楼より低く31m、横幅はあるのでどっしりした感じです。
楼への階段
楼の上との行き来は超急な階段(踊り場、折り返しなし)です。足を滑らせると一番下まで落ちることになるので注意が必要です。一応、階段は真ん中にも手すりが設置され、上り側、下り側は分離されています。
私たちが登り始めると上から太鼓の音が聞こえます。
パフォーマンス時間:9:30、10:30、11:30、13:30、14:40、15:30、16:45(当時)
たまたまでしたが11:30のパフォーマンスに間に合ったようです。急いで登ります。楼の位置は建物のちょうど中間くらいですので15m位かと思いますがそれでも結構疲れます。
太鼓
こんな感じで演奏されていました。さすがにかつて時間を知らせる目的だったということで大きな音を出すために太鼓はなかなか大きいです、直径は1.4mということです。昔はどういう鳴らし方をしていたのか分かりませんが、音自体はお腹に響くような音でした。
楼の天井はかなり高いです。
鼓楼からの眺め
高さ自体はそれほど高くないですが周囲に構想の建物がないのでなかなかの眺めでした。
この鐘楼、鼓楼は1200年代から北京城の中心軸城に作られているということで、南側にはまっすぐの道が続いています。正面のちょっと盛り上がった小高い丘が、前回登った景山公園の人工の山(景山)で標高43mということです。距離は1.8km位です。
その先には見えていませんが、紫禁城、天安門、正陽門(前門、夕方行きます)が続きます。
南西側は、先ほど散策していた什刹海が見えます。
南東側は、かなり遠いですがCBD(Central Business Distinct : 商業中心地)の高層ビル群が見渡せました。北京はスモッグのイメージが強いですが、私たちが訪れた時はいずれも青空で視界も抜群でした。
まとめ
この辺でちょうどお昼のタイミング、10kmくらい歩いていますので大分お疲れ、いいお店があればランチをとも思っていましたが、昨日滞在ホテルで目をつけていたランチコースより良さそうなお店は見つけられず一旦ホテルに帰ることにします。
北海公園から、什殺海、鐘鼓楼あたりは、水辺、緑が多く街並みも綺麗ですが、天津の水辺のリゾート感とはちょっと違った感じです。はやり1000年前から都の中心で、そうした皇室や行政に関連した施設ということもあり、背後に感じる歴史や趣によるものかと思います。
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