宿は変えますが湯布院に2泊と余裕のある予定となり、由布院をぐるっと観光して15時前後の時間通りに宿に到着です。受付で名前を告げると、担当の方の案内で部屋に、部屋でチェックインと滞在中の各種説明を受けます。
そして田乃倉は部屋の名前がなかなか難しいです。滞在した部屋は「喜峰」で、普通に音読みすれば「きほう」で、結果的にその読み方で合ってましたが、一般的な熟語としてなかなか見かけないため確信が持てないところです。他には、「祥雲」「明寿」「珠林」「秋菊」・・・むむっ。前日泊まった宿「秋桜」はコスモスだったけど・・・
2階和室(二間) 喜峰
東向きで二間ともガラス窓、障子4枚づつの大きな窓があり明るい空間です。若干クラシックな感じですが、落ち着いた風情ある温泉旅館のイメージにはぴったりです。窓枠もアルミサッシではなく木製、その外の欄干も木製、雨の沁みた跡などもありますが、これも味と言えるかと思います。
8畳+6畳というタイプで予約していましたが、この部屋は8畳+8畳でした。ちょっと広くてラッキーです。
本間 : ダイニング
床の間がありますのでこちらが本間でしょう。そして、本間ですがこちらの部屋にあらかじめダイニングテーブルが設置されていました。見えてないですが、右側手前、空気清浄機の並びにテレビがあります。普段椅子で生活される方はこちらでの過ごすのが快適かと思います。
床の間には、綺麗な生花が飾られています。
その隣の床脇にはお茶キットが用意されています。上のポットには冷水が入っています。ダイニングルームですね。
次の間 : リビング兼寝室(8畳)
本間がダイニングテーブルが置かれていますので、畳でゆっくりするスペースと、布団を敷くベッドルームは自然とこちらの部屋になるかと思います。部屋の中央に大きめの座卓と座椅子2つ、左手前に写ってないですがテレビがあります。
右側の押し入れには布団などが収納されています。中央左の開き戸の中には、浴衣、羽織、足袋ほか温泉キットが用意されています。浴衣は2枚づつあるので、温泉にいっぱい入って汗かいても大丈夫です。
その下には、冷蔵庫が設置されています。中には確か飲み物入ってたと思いますが空きスペースもありました。
到着時にはこちらの座卓で日本茶と羊羹を頂きながらチェックインを行います。合わせて、食事の時間や一部メニューで選択式のものの確認、部屋の説明、館内説明などがあります。
その羊羹は、白花豆(しろはなまめ)を用いた自家製の羊羹ということで、暑い夏に合わせてか水羊羹に近いくらいにあっさり目でした。到着早々ほっこりできます。
食事の後には中居さんが布団をセットアップしてくれます。食事がダイニング側なので自然とこちらの部屋にお願いすることになるかと思います(3人以上の場合はこの限りではないでしょうが)。両方の部屋に行燈的なライトもありますので、程よい明るさに調整可能です。やっぱり明るすぎない方が雰囲気がいいですね。
眺め
そして私たちが嬉しかったのは、木々の合間からではありますが由布岳が望めたことです。夏の時期ですので葉が青々としており重なってしまいますが、それでもこの地域のシンボルである由布岳が見えるのは一つのポイントかと思います。秋から冬にかけては、(これらの木が落葉樹であれば)はっきり見えるかと思います。
夜には、1階中庭の灯籠に灯が灯り一層風情が高まります。うーん、和風旅館です。
玄関・廊下・ユーティリティ
玄関もこの広さです。右側の襖が本間、柱より手前にも襖があり次の間へアクセスできます。また、正面の四角い箱は使いませんでしたがセーフティーボックスとのことでし。靴はここで脱ぎ履きすることになります。草履も用意されていますので、館内、近場であれば草履が便利です。室内のスリッパは、、、一回も使いませんでした。
バスルーム
上の写真で、後方に洗面・バスルーム、トイレがあります。洗面はクラシックな感じですが、メンテナンス、掃除はちゃんとされています。バスアメニティは一通り揃っていたかな???大浴場に行ってましたのでほとんど記憶が。。。ドライヤーは固定式でパワーはあまりありませんでした。
お風呂は、ユニットバスであまり風情はない感じです。ただ、バスタブの蛇口からは温泉が出るということで、もし外の大浴場に行くのが面倒という場合でも、ここで一応温泉に浸かることができます。
トイレ
トイレもクラシックな感じです。一応ウォシュレットはついています。奥にある巾着袋は、なにか宝物でも入っているのかと思い開けてみましたが、予備のトイレットペーパーでした。そりゃそうか。
DINKSワーケーション利用の考察
今回の旅がワーケーションがメインということで、秋桜(コスモス)に続きこちら田乃倉も二間タイプだったということでDINKSでのワーケーション用途も考察してみます。
両方の部屋から直接廊下に出られトイレに行ける点は、今回実際にワーケーションの拠点とした門司港ホテル、その後に滞在した秋桜よりも適している点かと思います。明るめの部屋というのもいいですね。ワークスペースは、1人はダイニングテーブル、1人は座卓になります。座卓で一日中過ごしたことはありませんので、なんてことないのか腰にくるのかはちょっと読めないところです。一方、懸念点は秋桜と同じで、部屋の間の欄間が空いているので防音性ですかね。
あとは、こちらもコストの点、どうしても高めです。また、別記事の通り、毎日あんな豪勢な食事をしていたらカロリー過多と共に痛風になること間違いなしです。
まとめ
2階の和室二間のお部屋で、8畳+6畳というタイプで予約していました。実際にアサインされた「喜峰」という部屋は8畳+8畳で若干広め、ラッキーでした。田乃倉の2階は階段アクセスのみですので足腰が弱い方はその点ご注意ください。
部屋自体は、古き良き和風旅館然としており落ち着ける空間でした。そして、東向きの2階で窓も大きく明るく、木々にはかかりますが由布岳を望めたのも由布院デビューの私たちには満足度の高いポイントでした。
直前の予約で、この部屋しか空きがなく、二間を積極的に選んだわけではありませんが、二部屋あると中居さんに食事の準備をしてもらう時にも居場所があって過ごしやすかったです。余裕のある日程だったため、チェックインの15時からチェックアウトぎりぎりの11時までまったりと過ごさせてもらい、大変満足できる滞在となりました。
そして、レイアウトとしてはそれぞれの部屋からトイレにも外にもアクセスでき、DINKSワーケーションとしての部屋選びにも適合している部屋でした。予算が潤沢な方はご検討ください。
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