オルタキョイは、ボスポラス大橋のたもとにある美しいモスクのある広場を中心にした区域です。
メジャーな観光スポットではないですがちょっとはガイドブックに載っていて最近人気のスポットだということです。ホテルに近かったのと、地元のスーパーに行ってみたかったこともあり、”ホテルでのんびりする日”のランチと食後の散歩を兼ねて散策してみました。
穴場オルタキョイ
地元の若者に人気のエリアらしい
私たちの滞在していたチュラーンパレスからは、徒歩10分くらい北へ向かったところになります。通りから広場への道の両脇には、可愛い雑貨屋さんが並んでいて、雰囲気は〇、若者に人気のエリアらしく、安価なアクセサリーなど割とセンス良いものがありました。
突き当たると海とモスクが見えてきます。正面はフェリーターミナルになっており、フェリーでもアクセスできます(が、定期船の本数はそれほど多くないです)。海峡を見ながら食事できるお洒落レストランも並び、こじんまりとしていますが雰囲気良いです。
オルタキョイの広場・モスク
広場と言っても他の観光地に比べ規模は小さいです。
ハトのエサ売りのお婆さんからエサを買った子供が猫にやろうとして逃げられていたりする、のどかな光景を楽しめます。広場沿いのレストランも昼時だったので勧誘がありましたが、メニューや価格、店の清潔感など、割と入りやすそうでした。夜遅くまで営業しているようなので、夕暮れやライトアップされた時も素敵かも知れません。
モスクは礼拝中のようだったので通り過ぎて海沿いの広場に来ました。ボスポラス大橋がすぐ近くにあります。
青空に白いモスクが映えます。
ボスポラス海峡
遠くに旧市街のアヤソフィアやブルーモスクのシルエットが見える美しいボスポラス海峡を堪能できます。天気が良いので気持ちいい!
ボスポラスクルーズ船も多く行き交い、見ていて飽きません。
橋の対岸(アジアサイド)にもすごそうなモスクがありますね。チャムルジャの丘に建設中の巨大モスクだそうです。これもイスラム強化の施策ですかね。横の鉄塔群もすごいです。
オルタキョイでランチ
オルタキョイ名物「KUMPIR(クンピル)」
私(嫁)がオルタキョイに来たがった本当の理由はクンピルが食べたかったから。
というのも、私たちの大好きなロシアのファストフード「クローシュカ・カルトーシュカ」に似ているものがある!と事前リサーチでアンテナに引っ掛かったからです。
Rest Cafe BELTAS
ボスポラス海峡の真ん前、オープンカフェで雰囲気の良さそうなこちらのお店で頂くことにしました。
ベイクドポテトへのトッピングが豊富にズラリと並び選ぶのが大変です。そのアプローチもクローシュカ・カルトーシュカと同じです。美味しそうなものを指さし注文します。
テイクアウトもできますが店内で頂くことにします。
サーモンや豆っぽいのをいくつかトッピングしました。クローシュカ・カルトーシュカよりトッピングが多いのでボリューミーです。ペラペラのプラスチックのケースとプラスチックのフォークがジャンキーです、かなり大きいので二人でシェア。
ドリンクも注文したのですが、奪い合うようにポテトだけあっという間に間食(笑)やっぱり、二人で1つはランチとしては物足りないかな。小腹は満たされますが。
平日金曜のお昼時だったのでオフィススタイルの方も割と多く、ステーキなど普通のランチメニューも充実しているようでした。海峡沿いの席だと気持ち良さそうです。
足元にはにゃんこ。私(旦那)にとっては良いレストランでした。
クンピル・クンピル・クンピル!
モスクの周りには細い路地にアクセサリーなどの雑貨やカフェがあり、少し散策できます。が、特筆すべきはクンピルの路面店の多さ!!!この写真の向かい側も同じ光景なんです。
勧誘の圧がすごいので逆に近寄り難いです。売り子さんが可愛いとか、容器のデザインがいいとか、それ以外の違いは分かりませんでした。
MMM MIGROS(スーパー)へ
オルタキョイの街を散策
オルタキョイモスクの広場から、陸に向かって真っすぐ一本道を10分くらい進みます。生活圏なので、リアルなイスタンブールの人の日常が感じられます。
色とりどりの青果とか。
地元の美味しそうなパン屋さんとか。ずらっと並んだ太めのフランスパンみたいなのは、トルコ名物「エキメッキ」ですね。
香辛料や雑貨のお店…とその脇に居るデカワンコ、と、引き寄せられる私(旦那)。
MMM MIGROS
MMM MIGROSはローカルスーパーで、MIGROSの前のMの数で規模が違うようです。Migrosjetとか、MM Migrosとか、MMMは一番大きい部類になります。こちらのパーキングにはドッグパーキングもあるようです。(嘘です。野良です。)
お店の中は広くてキレイです。
トルコ名産の蜂蜜コーナーも充実。
チャイに入れるようの小分けが20個くらい入って1箱150円くらいとはお得です。
ナッツペースト系は安くて種類も豊富。
パッケージで美味しそうなものを選びます。先日、近所のスーパーの醤油売り場で、違いが分からず困っている外国人の方をお助けしましたので気付いたのですが、醤油のパッケージってほぼ絵が無いんですね。これらナッツペーストのように絵が描かれていれば、まだ雰囲気で選べるのに。インバウンド向けに改善を提案します。あ、ついでにワインも味が想像できるラベルにして欲しいかも…。
そして、圧倒されるチョコレート売り場では衝撃の出会いが。
3ピース入りで4.5TL(≒90円)、1枚9.75TL(≒180円)のGODIVA。ここだけ単位がユーロかと思いました。
偽物かと思い調べてみたところ、実はGODIVAはトルコの食品メーカーUlkerに買収されており、コストコなどでも売られている格安ラインナップだったようです。トルコはチョコも美味しいと聞いていましたが、GODIVAは違うだろ~と思いつつも購入。
ちなみに今回のリラ暴落でUlkerはキャッシュ枯渇気味になっており、GODIVAの日本法人売却が検討されているようです。
戦利品
大きいミックスナッツ、チャイ用の蜂蜜、ヘーゼルナッツクリームとナッツ系のチョコ、そして格安GODIVA。トータル1,600円くらいでした。
蜂蜜はパンに付けたり、紅茶に入れたり大活躍。もっと買ってきても良かった。チョコもナッツもたっぷりのザクザク感が値段を気にせず食べられるのは、なによりの幸せ。そして、GODIVA。
MASTERPIECES(マスターピース)というラインらしいです。これまでのGODIVAのイメージと比べると風味よりも甘さが強めでしたが、GODIVAとは別物と思えば普通に美味しいチョコでした。ネタにもなるので、これをバラマキ土産にしようと思ったのですが、アタチュルク空港(空港地下のスーパー含む)にはこの格安GODIVAは売っていませんでした、欲しい方は街中のスーパーで買いましょう。
イスタンブールカードでバスを乗りこなす
来るときの道で、ホテルの前を通っていたのと同じ番号のバスが通っていたのを私(旦那)が発見し帰りはMIGROSの前からバスで帰ってみることにしました。バスと言えばサンクトペテルブルグで一度、痛い目に合っている(目的の場所に近くで進路が変わったのですが、再び戻るだろうと様子を見ていたらさらに違う場所に行ってしまった)のですが、ここは一本道だから問題ないでしょう。
こちらが便利なイスタンブールカード。電車もバスもこれ1枚。車内もキレイで快適でした。
帰りはバスで10分程度で戻って来れました。バスはメトロと違って窓からの街並みが楽しめるので、旅行者には向いている移動手段です。(路線と下車停留所さえ間違えなければ)
今日のわんこ・にゃんこ
まずは、レストランのテーブルの下でウロウロしていた子猫。喫茶の人には目もくれず、ランチを食べている人の下に集まります。お店の人が運んでいく料理が分かっているようです。追い出されない境界をわきまえているようで椅子やテーブルの上には上がって来ません。
オルタキョイ広場近くのカフェのテーブルでまどろむモフモフのかたまり。
スパイスと雑貨のお店の脇で私(旦那)が撮ったデカワンコ。近寄っても反応なし。
こちらも店の前ですやすや。
もう、みんな爆睡です(笑)また野良犬が本当にデカイです。日本で見るちわわとか、パピヨンとか、トイプーとかは、全く見かけませんでした。
まとめ
オルタキョイはあまり便利な場所ではないので、1回目のイスタンブールでわざわざ行くほどでは無いですが、主要な観光地はほぼ行ったし、少しゆっくりしたいなぁ、ぼーっと海を眺めたいなーという人にはありかもです。地元の人向けのお洒落カフェやレストランがたくさんあるので、食べるものにも困りませんし、ちょっとした物販もありますので掘り出し物に出会す可能性もあるかもです。
スーパーは「MIGROS」は、ここに限らずイスタンブール全体に展開しています。蜂蜜やナッツ系などお土産を安く手に入れられます、活用してみてはいかがでしょうか。
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