eVisa停止後のVisa on arrivalでのスリランカ入国

2024.08 インド洋+中国の旅
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2024/8/2 スリランカのeVisa発給が急遽停止されました。裁判所の決定ということで、国家破綻からの各種制度の再整備にあたってはまだまだ不安定な状況のようです。そんな中、私たちは8/30に入国予定でしたが、インターネットの情報に基づき、いざeVisaを申請しようとするとこんな画面で情報もあまりなく不安でした。

eVisa停止後の手続き、入国の流れを紹介します。

大使館の情報

駐日スリランカ大使館の情報によると、日本人のVisaの取り方は2種類とのことです。

  1. 日本のスリランカ大使館で取得するか
  2. 空港でVisa on arrival(VOA)で取得するか

ということです。ビザの種類までは細かな言及がありませんが私たちは一般的な短期の観光滞在ですので、大使館まで行くのはめんどくさいし2. VOAでチャレンジすることにします。

ビジネス、長期滞在などのケースは大使館にご相談ください。

The Embassy of Sri Lanka in Japan

事前準備

アライバルカード

Visaはオンライン取得できなくなりましたが、スリランカ入国に際してはそれと別にアライバルカードの申請も必要です。そちらはオンラインで事前登録が必要です。こちら忘れない様にしましょう、到着1週間前から登録が可能です。

https://eservices.immigration.gov.lk/emb/eEmbarkation

当日の流れ

出発空港にて

どこの航空会社でもチェックイン時におそらくスリランカVISAの確認があるかと思います。私たちはVistara航空でインドムンバイからの訪問でした。

オンラインチェックインにはVISA番号の入力が必須で、VOAの場合はこの段階で当然取得していないのでオンラインチェックインできません。当日空港のカウンターでチェックインしましたがそこで改めてVISAあるか聞かれました。ないと言ったら、担当者は「こいつらは日本人だしVOAだろう」と判断したようで、サムアップ(了解の意味か)で終わりました。一応キャプチャー取って用意していましたが不要でした(下右)。

特に乗り継ぎなどで日本人のVISA取得事情が分かっていない航空会社を利用する場合は、念のため先の大使館のサイトの英語版などを出せる様にしておくといいでしょう

バンダラナイケ空港にて

visa on arrivalの取得

バンダラナイケ空港はシンガポールと同様制限エリアは出国者/入国者が同一の空間を通る空港設計です。分離設計とは違いボーディングブリッジから入国に向かう際にもお店、ラウンジなどが並び華やかでいいです。到着便に合わせて担当者が入国方向に誘導しているのでそちらに向かいましょう。

で、イミグレーションの近くにこうしたVisaカウンターがあります。2つ分かれており、左手側が日本を含む数カ国向けの無料のVisa on arrivalを発行するカウンターです。かなり遅めの降機でしたがインド路線は対象者は少ない様で結構ガラガラでした。混雑具合は直行便の場合や他の到着便など状況によるかと思います。

カウンターでは申請カードみたいなのはなくパスポートだけ渡せばOKです。私たちのケースでは特に何も聞かれることはありませんでした。オンラインで事前登録したアライバルカードを照会しているようです。

イミグレーション

さすがに写真は控えましたがこちらもガラガラ、特に何も聞かれませんでした。同じくアライバルカードを参照してか、質問もなくスタンプが押されます。

その後は免税店を通り、預け入れ荷物をピックアップして入国する流れです。奥に通り抜けてきたイミグレーションがちょこっと写っています。

おまけ

両替について

スリランカでは街中よりも空港の方がレートがいい様です。そして、空港ではどこで変えても同じレートの様です。

出てすぐのカウンターのアピールがすごくそこで両替しました。私たちは普段現地通過の調達はカードでのキャッシングですが、米ドルが多めに余っていたので100ドル分両替しました。キャッシングだと大きな紙幣のみになりがちですが、両替の場合チップなどで使いやすい小銭ができるのがいいですね。

窓口では何か申請書みたいなのを書いてる人もいましたが、日本人はパスポートと外貨を渡しただけで明細とキャッシュが出てきました。楽ちんです。

価格統制

スーパーマーケットなどで商品を買う時価格表記がされていないことがあります。スリランカでは情勢不安からのインフレを抑制すために、商品の小売販売価格の上限が設定されています(MRP:Maximum Retail Price)(2024年8月現在)。で、どの店舗も結局その価格で売っており実質的な価格統制になっています。百貨店で買ってもスーパーで買っても同じ、、、それなら紅茶なども正規店で買うのが一番です。買い物としては面白くないですね。。。

そして、店舗では値札がついていないことが多いのですが、品物をよく見ると消費期限などと一緒にMRPが刻印されています。その価格で売っている場合アピールするまでもないので値札を出していないということのようです。

ちなみにコーラの場合、400mlペットボトルでRs.170(85円)であり、国の物価に対して結構高めです。

まとめ

eVisa停止は、不便になるかと思いきや手続き自体は非常に楽でした。短期の観光目的で訪れる日本人にとってはいい方向といえます。事前登録はアライバルカードのみで済み、VISAの取得費用が無料です。eVisaの時はVISAの料金自体は無料ですが手続きにかかる手数料が10USD(1,400円)程度あった様ですがそれも不要です。

ただ、航空会社によって、特にVOA対象外の国などからのフライトを利用する際は、VISAの事前取得がないことで揉める可能性もあるので、大使館のサイトなどを参照出来る様にしておくのがいいでしょう。

あとは、急遽eVISAが停止されたように、今後また仕組みが急に変わることも考えられます。在スリランカ日本大使館などの情報で確認ください。

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