ケープタウンのシンボルともいえるテーブルマウンテン、標高1,085mの山の山頂が約3kmに亘りほぼ平坦なことから名づけられています。
もともとはケープタウンに着いた翌日に登る予定でしたがあいにくの雨模様でケーブルカーが運休していました。風や天候不順のせいで年間を通じて結構な頻度でケーブルカーが運行停止することは認識していましたので、最終日に再チャレンジする時間を取っていました。で、最終日の天候は良好!ケーブルカーもばっちり動いています。
一方、私(旦那)は体調不良〜!昨日の1日現地ツアーの疲労なのか、ディナーデザートのアイリッシュクリーム(アルコール苦手)でやられたのか、昨晩リバース&体調不良に苦しんでいたのでした…
歩いて登る?
テーブルマウンテンへの行き方を事前に調べている中で、遊歩道で登り、下りできるとの情報があり、天気が良ければ歩いて登るのもありと思っていたのですが、体調が悪いということでそれは難しそうです。
ホテルからタクシーで15分ほどで山の中腹に到着。バスの奥に見える建物がケーブルカー乗り場です。この日はバスが数台しかいませんでしたが、シーズン中には山のふもとまでバスとタクシーの列ができるそうです。
遊歩道入口の看板があったのでちょっとだけ見てみることにしたのですが、看板に見入る私(旦那)・・・嫌な予感。
嫌な予感は的中し、歩いて登ると言い出した妙にハイテンションな私(旦那)に、せめて飲み物を買ってから登ろうと諭す私(嫁)。4~5分くらい登るだけでバス乗り場の人たちより少し高い位置から素晴らしい景色を撮影できます。
でも道はこんなに険しいです。(石がゴロゴロ)
頭上を通るケーブルカーの人たちに手を振りながら登って行きます。景色が最高。
10分後・・・
↑ ここが私(旦那)の限界のようです(笑)。降りるのもまた大変なので、少し休んでいる間に私(嫁)はせっかくなのでもうちょっとだけ上に。
山頂からの景色も良いですが、中腹からの景色もなかなかでした。往復30分くらいちょっと寄り道しても良いかも知れません。
ケーブルカーで登る!
本日はケープタウン 最終日、15時にはホテルから空港への送迎ピックアップが来るので時間があまりない中、30分くらいロスしました。気を取り直してケーブルカー乗り場に並びます。30分待ちでした。
現金払/カード払いで窓口が分かれており、現金払いの人は先に行かせてくれます。カード払い希望の人が多いです、もちろん私たちも。
ケーブルカーは大型で本体がゆっくり回転しながら上がっていくので、どこに立っても山側と海側の両方の景色を楽しむことができる工夫がされています。
さっきまで歩いていた道の先がもはや道とは呼べないような状態になっています。これは無理です、早めにリタイアして正解でした。
この人たちはちゃんとこんな崖ちゃんと登れたのだろうか???
ほぼ90度の岩壁と青い海。見るのはいいですが登るとなるとおそろしい。(もっと簡単なルートがあるので初心者はそちらにしましょう)
もうちょっとで山頂に到着です。空が青い!
テーブルマウンテン山頂の景色
晴天に恵まれ、テーブルマウンテンの頂上からの景色は最高でした。
さながら「天空のワイルドな庭園」といった感じです。ケーブルカー降り場付近には売店(帽子やストール、防寒着やお土産もあり)と山全体像のモニュメントがあります。
ケープタウンが一望です。丸い小島は監獄島と呼ばれたロベン島(世界遺産)です。
遠くに見える山々にモヤがかかって幻想的でした。
右上の岩の上に居る人影からスケール感が分かりますでしょうか?少し岩から張り出した撮影ポイントが数か所にあります。
こちらは市内方面を望遠で撮影したものです。ケープタウン市内は今回ほとんど観光していませんが、たくさんビルが立ち並び、随分と都会な雰囲気に見えますね。
テーブルマウンテンにはそれほど興味が無かった私(嫁)もうっとり。ここから見下ろす大西洋は何時間でも見ていられるほど美しかったです。
頂上を一周してみると奥の方はまた違った景色が広がっています。
景色を楽しみ、写真を撮りながら歩いては岩場で休憩。先端は昨日訪れたケープ岬です。さらにあの海の6千キロ先は南極大陸です。
彼らはどうやってあそこまで行ったのか。。。二人だけの世界が楽しめる場所です。
一周して戻ってきました。
ケーブルカー乗り場の近くには山小屋(軽食と売店)があります。絶対ある訳ないのに、たこ焼きの臭いが辺りに充満していました。何の臭いだったんだろう。。。
テーブルマウンテン山頂の動物&植物
まずは綺麗で珍しい花から。
名前は分かりませんが、カラフルな花や実がたくさんありました。
どれも背が低い(おそらく風が強いため)花々で、岩肌にしっかりと生えているのが愛らしかったです。
こちらの鳥は真っ黒なカラスかと思いきや、羽を広げると鮮やかなオレンジ色がキレイです。(羽の先に少しだけオレンジが見えています)
こちらの鳥も鮮やかな色です。目が丸くて可愛い。。。
ケープハイラックス(ダッシー)
で、一番人気者はこちらのダッシー。丸っこくて、そんなに運動神経がよさそうにないですが、怖いとこにを動き回っています。そんな先っぽに行って大丈夫かー。
大型のネズミのようですが、DNA的にはアフリカ象の仲間だとか。
先ほどの山小屋の裏の岩場にたくさん居ますので、疲れを癒してもらってください。
これで思い残すことはありません。テーブルマウンテン を満喫しました。ホテルに戻ります。帰りのケーブルカーは15分ほど待って乗れました。
参考情報
新・世界七不思議(自然編)
新・世界七不思議については賛否両論あるようですが、こんなケーブルカーの待合のコロロにkんなポスターがありました。私たちは他は1個も行ったことがないです、自然遺産にはあまりいってないですからね。
- アマゾン(南米)
- ハロン湾(ベトナム)
- イグアスの滝(ブラジル/アルゼンチン)
- 済州島(韓国)
- コモド島(インドネシア)
- プエルト・プリンセサ(フィリピン)
- テーブルマウンテン(南アフリカ) ←コレ★
本日の観光の所要時間(4時間ジャスト)
11時くらいから4時間の観光予定でしたが、途中遊歩道で30分ロスしたのと、ケーブルカーの待ち時間などがあり、頂上散策自体はのんびり歩いて1時間半程度です。15時にエミレーツ航空の空港送迎を予約してあるので、それまでにホテルに戻らないといけないため帰りは少し焦りましたが、運よく1台だけタクシーが停まっていた(ちょうど降車したところだった)ので、無事間に合いました。
11:15 タクシー乗車(15分)
11:30 遊歩道チャレンジ(30分)
12:00 ケーブルカーで山頂へ(30分待ち+10分)
12:40 ケーブルカーで頂上到着、散策(約1時間半)
14:15 頂上からケーブルカーで下山(15分待ち+10分)
14:40 タクシー乗車(15分)
15:00 ホテル到着、荷物ピックアップして送迎ハイヤーで空港へ
まとめ
雨季のテーブルマウンテンは雨も多く風も強くケーブルカーが動かない、登っても霧で景色が無い、という日が多いと言われていたので、滞在3日の内でチャンスが無いことも覚悟していました。初日はダメでしたが最終日が快晴となり、素晴らしい景色を堪能することができました。標高1,000mですが、タクシーやバスを降りたらケーブルカーで山頂まで、山頂は歩きやすい歩道が整理されているので、どなたにでもおススメできる最高の観光スポットだと思います。
遊歩道で犬を散歩させている人も居たので、歩きやすいルートもあるのかも知れません。次回は歩いて登ってみたいと思います。
ただし、前日のツアー中、Kirstenbosch植物公園(テーブルマウンテンの裏側)で救助用のヘリコプターが慌ただしく飛んでいるのを見ています、無理しないようにしましょう。
追記
2019.6 ケープタウンに再訪し、登山リベンジに成功しました。初心者向けの登山道はこちらを参考にしてください。スタートポイントもケーブルカー乗り場ではないところからが便利です。
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