2020年10月末山陽方面に向かいましたが、その時検討した他のプランも魅力的で年末に京都を中心とした関西三都プランを具体化、行ってきました。
多くの人が休暇を取る年末年始の時期はすでに手配時にかなり埋まっており、空いてても値段も高めということで、結果的に12月25日(金)〜12月28日(月)の日程になりました。
12月中旬以降、再びコロナ感染者が増加、12月28日からはGotoトラベルキャンペーンも一時停止となりギリギリ対象外から外れました。
計画
2011年から訪日渡航者数は単調増加、東京オリンピックが決定した2013年には1,000万人、2018年には観光局の計画を前倒しして3,000万人に到達、そうした渡航者から人気のある京都はかなりキャパオーバーの状況になっていました。このコロナで訪日観光客が減少した今が、混雑を回避して京都を観光するタイミングとしてはチャンスとも捉えられます。
コロナには充分注意する必要がありますが、一方で観光客の大幅減少したことで経済的なダメージを受けている観光産業に対して少しでも貢献できればとも思います。
京都
というところで、(観光での訪問として)18年ぶりとなる京都がメインとなります。京都でお気に入りの場所は東山界隈で再び散策したいところです。東山ではベタに、清水寺、八坂神社、知恩院、円山公園といったあたりと、それらをつなぐ、二年坂、産寧坂、ねねの道あたりが見てまわりたいスポットになります。また、私(旦那)は、嵐山を訪れた記憶がなく、天龍寺の庭園、竹林、渡月橋などを合わせてまわりたいと計画しました。
宿泊としては、和な感じを味わいたい、できれば京風情のある和食ディナー込みのプランで嵐山か東山のホテル・旅館が望ましい、ということで調べると東山にある「坂のホテル京都」が価格も考慮しなかなか良さそうな感じです。
京都の寺院をまわるだけでも2日、3日余裕でかかると思いますが、それだけでは飽きそうですので、周遊スタイルが好みの私たち、別の特徴を持つ地域を2、3組み合わせて組み立てたいところです。
奈良
奈良は夫婦共に行った記憶がない地域です。私(旦那)はたぶん小学校の修学旅行以来です。京都が都の中心となる前、飛鳥時代から奈良時代にかけて日本の中心だった地域です。奈良も見所は十分、また観光スポットはかなり分散しているので1日、2日で回れる場所は限られます。
奈良市中心地区
奈良の大仏をはじめ南大門の仁王像、正倉院などで有名な東大寺、仏像の中で1番の美青年と言われている阿修羅像を有する興福寺、平城遷都とほぼ同同時期に国の繁栄、平和を願って創建された春日大社と、それらの間に広がる野生の鹿が闊歩する奈良公園を含め唯一無二のホーリープレイスとして外せないスポットです。
斑鳩地区
斑鳩は飛鳥時代の外交への交通経路であった大和川沿いの場所で対外アピールとして重要な役割を果たしていたと考えられています。誰もが知っている聖徳太子ゆかりの寺院法隆寺を中心とし、周辺には中宮寺、法起寺などの寺院が存在します。法隆寺は世界最古の木造建築であり再び?見たいところです。
西ノ京地区
西ノ京には、中国から迎え入れた戒律の僧として高名だった鑑真が創建した唐招提寺、当時の仏教は医療・薬学の役割も果たしておりそうした役割の薬師如来を本尊とした薬師寺などが有名です。ともに世界遺産の構成要素として登録されています。
飛鳥地区
大化の改新により日本の国家の基礎が作られたのがこの飛鳥の地です。日本最古の寺、日本最古の仏像など、まだ洗練はされていない文化の始まりが見て取れる地域のようです。派手さではないので、2度目以降の奈良リピーター向きですかね。
奈良地区の組立て
という感じで、とりあえずほとんど記憶にない私たちは、まずは、奈良市中心部の奈良公園周辺は譲れないところです。あとは、いずれも中心部から離れており、また公共交通機関では回りにくく周遊バスなども検討したのですが、結果的に奈良交通バスの定期観光バスツアー「R2. 法隆寺・西ノ京」に参加することにしました。
これであれば、法隆寺、薬師寺、唐招提寺のなかなか奥深そうな寺院で解説も受けられ、また「日帰りツアー」なのでGoToトラベルの補助も受けられるメリットがあります。
ホテルとしては、奈良ホテルが奈良公園のホーリープレイスに隣接していながら、好みのクラシックホテルで、またツアー発着地である近鉄奈良駅へのアクセスも良好ということでベストです。フレンチディナー付のプランがあり、食事のバリエーションととしてもなかなかよかったです。
神戸
以前から興味のあった地域です。背後に山を持つ水辺の立体的な都市景観ということで、香港、ケープタウン、(ちょっと小さいですが)長崎など好みの都市に通じるものがあります。古くから貿易都市で、租界があり各国文化がミックスしているという特長も魅力的です。
観光スポットしては、そうした外国人の住宅地であった北野異人館街、中華街である南京町、整備されたウォーターフロントなどでそれほど広くない範囲にまとまっており短時間での観光にも適した都市と言えます。また、京都・奈良はお勉強的な側面も強く、あまり集中させると頭が痛くなりそうですので、ちょっと違う雰囲気の都市を組み合わせるのは旅のバリエーションとしても良さそうです。
ホテルは、私(嫁)が以前より神戸ならここと指定があり、バブルの遺産的な側面も楽しみな神戸メリケンパークオリエンタルホテルとしました。
全体の組み立て
という3都市を対象として全体の旅程を組み立てました。
GoTo山陽のプランニングの記事に書きましたが、交通費をGoToトラベルの対象とするためには、ツアーとしての手配が必要です。東京から、京都、神戸当たりであれば新幹線でも十分可能なのですが、飛行機でいうオープンジョーや、交通手段と宿泊を好みで組み合わせられるダイナミックツアーの手配は簡単には見つかりません。
ということで、前回と同じく楽天トラベルの航空券+宿泊(1泊分)と、残り2泊分は一休.comで個別手配としました。
京都・奈良・神戸近辺の空港としては、伊丹空港、神戸空港があります。空港と各都市とのアクセスは以下であり、神戸は神戸空港が至近、京都、奈良は伊丹空港から1時間程度でアクセス可能です。いずれも乗り換えなしで荷物のハンドリングも苦になりません。
- 伊丹空港 ⇔ 京都 : 空港バスで50分
- 伊丹空港 ⇔ 奈良 : 空港バスで65分
- 神戸空港 ⇔ 三宮(神戸) : ポートライナーで20分
- 伊丹空港 ⇔ 三宮(神戸) : 空港バスで40分
三都間の移動は以下の通り、京都と2都市間は30分程度、奈良 ⇔ 神戸は90分かかり非効率です。
- 京都 ⇔ 神戸 : 新幹線で27分、在来線(新快速)で55分
- 京都 ⇔ 奈良 : 近鉄快速で35分
- 奈良 ⇔ 神戸 : 近鉄、JRで90分
ということで、一番効率的なのは、
伊丹空港 → 奈良(1泊) → 京都(1泊) → 神戸(1泊) → 神戸空港
もしくはその逆ルートですが、その旅程では京都の宿泊が割高、、、移動時間はちょっとかかっちゃいますが以下の旅程となりました。
伊丹空港 → 京都(1泊) → 奈良(1泊) → 神戸(1泊) → 神戸空港
逆順もありですが、日本の歴史のお勉強的な側面のある京都・奈良を元気なうちに、最後に神戸で異国情緒を楽しむ流れとしました。神戸のホテルのチェックアウト時間は12:00ですので疲れていれば昼までゆっくりできて、神戸空港発は夜21:00ですのでそれでも十分観光できます。調整しやすいプランとなったかと思います。
まとめ
GoToトラベル第二弾は、京都・奈良・神戸の三都物語。それぞれ1泊づつで十分時間をとって、、、ですが、それでも京都、奈良は見所がありすぎて取捨選択が大変でした。
日程は年末がすでにいっぱいでしたのでその少し手前12月25日〜28日で手配しましたが、12月に入ってのコロナ第二波の影響で12月28日からはGoToトラベルが一時中止、この旅程はギリギリセーフ(27日泊28日チェックアウトは有効)、コロナ対策は最大限に留意しつつ、過度な人混みは避け、予定通り行って来ました、そして無事に帰って来られました。
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