ビクトリアフォールズは、1900年代初頭ビクトリアの滝を利用した水力発電、その後1930年代から観光業で発展してきました。とはいえ、人口は30,000人程度それほど大きな町ではなく、滝以外の観光資源は限定的です。
アフリカには来たばかり、まだ時差ボケが解消しておらず朝早く目が覚めます。ビクトリアフォールズには2泊しましたが、2泊とも朝食前後の時間帯で近くを散歩してみました。
2日目朝の散歩
朝食後にホテルからすぐのビクトリアフォールズ駅と空港からのトランスファーで見かけたGas Station併設のコンビニに、3日目は朝食前にちょっと遠いバオバブ (Big Tree)に行ってみました。
ビクトリアフォールズ駅
駅といっても通勤電車が走っているわけではなく、ジンバブエ国鉄 (NRZ:National Railways of Zimbabwe) による寝台列車が毎日、ブラワヨとの間を所要約14時間で結んでいるようです。また、南アフリカの鉄道会社ロボスレイルによる豪華寝台列車ブルートレインが2週に1往復、プレトリアとの間を往復しているようです。
駅舎は小さいですが意外とキレイです。誰も居ないと思っていたら、駅の方が出てきて掃除の仕事をほっぽらかして、電車の中見せてあげる〜と仕切りに勧誘してきました。まあ電車も先の通りほとんど来ないので暇なんでしょうね。
電車の中は特に見なくてもいいのでお断りして駅構内を見せてもらいます。止まっているビクトリアフォールズホテルから直接プラットホームにも来れるようです。ホームは日本と違い低い位置です。
反対側はホームも結構ひび割れています。電車もよく見ると上部は塗装が剥げていますね。これは現役なのかな???
敷地は結構曖昧ですのでそのままホームを進んで中心地方向に進んでみます。
止まっていたもう1編成はきれいでした。オリエンタルエクスプレスみたいな小洒落たボディーに私(嫁)はテンションが少し上がっていました。
と、右側の原っぱで動くカゲが。。。
バブーンの赤ちゃんが走り回っていました!!!この頃はまだ野生動物が珍しかったので反応していますが、そのうち気にならなくなってきます。
中心地方面を望む。。。
ビクトリアフォールズは観光地ということだったので、もっと観光地化されてお土産物屋が並んでいるのかと思っていましたがそんな雰囲気はありません。土と草木と動物が中心の田舎街のようです。コンビニに寄って帰りましょう。
駅近くのコンビニ
駅近くには非常に近代的なガスステーションがあります。
店前のスペースにはこんな石像も。ホテルの朝食会場前にもいろいろな石像がありましたしジンバブエという国名「石の館」と何か関係があるのでしょうか?
奥のbonjour(ボンジュール)と書かれているところがコンビニです。イギリス植民地だったはずなのになんでフランス語なんだろう・・・と思っていたら、このガスステーションはフランスの石油資本TOTALの店舗でした。
品数は充実してるとはいえませんが、飲料、菓子、日用品、タバコ、オイルといったものを取り扱っているようです。
ドリンクを買って帰ります。値札がないので確認したところ1本1ドルということでした。まあアフリカは物流コストが高そうなのでそんなところでしょうか。
ホテルへの帰り道、イボイノシシさんに遭遇です。芝刈りご苦労様です!!!
3日目朝の散歩
朝食前にBig Treeまで遠征してみます。
朝7時くらい、滝越しに朝日が上ってきます。
ゲートのところでセキュリティに「どこ行くの?」と聞かれBig Treeと言ったら「動物に気をつけて」ということでした。ザンベジ川の川沿いにはワニやカバ、ときどき町中に象など来ることがあるということで人里離れたところに行く場合はくれぐれもご注意ください(日本人の感覚からすると象とか優しそうな印象がありますが実際には気性が荒い危険な動物です。しかも時速40kmで走りますので目撃した場合はすぐに引き返して逃げるべきです)。ホテルからBig Treeまでは往復5km強の道のりになります。
道中は、こんな長閑な景観です。Big Tree以外にもバオバブは結構あります、これじゃない。
テクテク進みます。これらも相当Bigですが目的のBig Treeではありません。
おっと野生動物、、、でもこいつは草食だから大丈夫。。。奥には人影が。。。雑食だけど多分食べられることはないでしょう。
バオバブの木(Big Tree)
40分かけてようやくたどり着きました。Big Treeです、超巨大、、、か???
2個前のバオバブのサイズとそんなに変わらない気も・・・ひとまず、Vistoria Fallsの滝以外の観光スポット制覇です。
この後、中心地を通って帰りましたが、ショッピングエリアなど朝早すぎて開いていませんでした。
まとめ
ビクトリアフォールズ(都市)は、人口30,000人程度の町で中心地でも高層建築物などはおろか、土と緑と動物たちに支配されています。鉄道駅も1日せいぜい1、2本ということで駅設備も小規模、バブーンが走り回っていて長閑です。滝以外の観光スポットとしてはBig Treeと呼ばれるバオバブの木がありますが、その周辺には似たようなサイズのバオバブもあり、特別な感じはありません。
とはいえ、町は観光で潤っているからか整備されそこそこきれいで、至るところに野生動物がおり非日常感は格別です。ここに長期間滞在することはほとんどないと思いますが、ゆったり過ごすのも贅沢な体験かと思います。
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