東門老街、羅湖を簡単にまわった後は、中国民族文化村に。
中国は紀元前1600年から文明発祥の地域としてのルーツを持ち、産業革命と資本主義のゲームチェンジで一時期は最先端から後塵を拝していた時期もありましたが、昨今、圧倒的な人口と広い国土を活用、共産党の強いけん引で資本主義のルール(GDP)においても世界2位の大国にキャッチアップしてきています。
政府間の関係は、昨今は尖閣の衝突もあり仲がいいとは言えませんが、民間としては、多くの観光客が交流していることからもそれほどネガティブイメージは持っていない印象です。そんな中国ですが、私たちは、過去、北京、上海、天津、重慶、成都、昆明、そして今回の深センと訪れています。まだまだ訪れたい場所は多いですが、それ以上に広い国土と多様な民族によるバリエーションが豊富で、どこに何があるのか全体を把握しきれていないのが実情です。この中国民族文化村は、名前の通り中国各地の民族、文化をテーマにしたテーマパークであり、そうした情報収集のためにもちょうどいいということで訪れることになりました。
中国民俗文化村
入場料がなかなか高額(CNY200、3,400円位だったかな?)な割にクレジットカードは使えず非常に残念でした。荷物預けがあります(CNY10)ので、大きな荷物を持っていても大丈夫です。
タイ族
入場して右手方向から反時計回りに一周しましたが、一番最初はタイ族でした。中国の中では人口上位10に入っていませんが100万人いるということです。タイ仏教様式です。いきなりこれは中国???となりましたが、確かに南部はタイにかなり近いですからね、中国は広いです。
ここはどこ?
これは個性的かつ中国的な雰囲気が感じられる橋でした。ガイドマップも捨ててしまいましたので今となっては不明です。
石林
世界遺産に登録されており、最寄りのアクセスは昆明からになります。一度、ネパールに行く際に昆明経由で、昆明には2泊したのですが、石林までは足を伸ばせませんでした。ここで見れてハッピーです。
ミャオ族の洞窟
ミャオ族は中国南部、昆明の近くの少数民族の一つでタイ、ミャンマー、ラオス、ベトナムなどとの国境付近に全体で1100万人ほどおり、山岳地帯のこんな洞窟に住んでいる(いた?)ということです。昆明の翡翠公園で民族衣装を着たこのミャオ族の人たちを見かけています。
麗江
これも昆明から電車もしくはバスで7時間程度山間部に入った所にある麗江という都市の旧市街の建物のスタイルです。標高2,400mの高原に立地ということで避暑としてもよさそうです。街並みも雰囲気があり世界遺産に認定されています。いつか行ってみたい都市の一つです。
実際の麗江の背後には玉龍雪山があり、4,500mまでロープウエイで一気に登れるということで合わせていきたい所です。富士山9合目より高い場所には行ったことないですので、そこに労なく登れるというのはなかなかないチャンスでしょう。
もう1つの特徴は、今は使っていないと思いますが、この壁に書かれているような独自の象形文字であるトンパ文字を使っていたということです。
チベット
チベットを中国に含めるかどうかは議論の余地があるかと思いますが、それは一旦横置きして独特の文化として尊重、こちらも興味がある文化です。私(旦那)は、天・風・火・水・地を意味する五色の旗(タルチョ)に大自然を、私(嫁)は、曼荼羅(マンダラ)に宇宙を感じています。
このミニチュアは、、、もうちょっとがんばりましょう・・・
ラサのポタラ宮もいつか行ってみたい場所の一つです。ラサは、チベット仏教の総本山で、漢族中心の中国のいうことを聞かないことに中国が警戒しており、外国人の入境・行動に制限がかかっています。いつか自由に訪れることができるようになるのを願っています。
その際は、世界鉄道最高所(標高5,000m)を通るExtremeな青蔵鉄道で行きたいですね。ここに行くのであれば、先の玉龍雪山は登らなくてもいいかな。
莫高窟
こちらはシルクロードですね。敦煌近郊の492の石窟&彩色塑像と壁画と、仏教美術として世界最大規模と言われています。辺鄙な所ですのでなかなか行けないですね。
モンゴル族
更に北部に行くとモンゴル族になります。ゲル&騎馬系のお祭りの様子ですかね。この辺はもう縮尺が大きいミニチュアですごく小さいのでちょっとチャッチイ感じです。
ゲルの実物もありましたが、中は意外と広い感じです。若干薄暗いのはしかたがない所ですね。
他にも、故宮や天安門、万里の長城、中央アジアに近いイスラム系建築、楽山大仏などの仏教系など幅広い民族、文化系の展示がされています。
まとめ
国土、民族のバリエーションとして中国のスケールの大きさを感じました。今まで行ったとこ、行ってないけど興味を持つとこ、興味を感じないとこ、いろいろ分かって面白いです。この採否を見ると、文化的な違いの大きい、中国深部のシルクロード、チベット方面に興味があることが分かります。想像通りでした・・・
それぞれ辺鄙な場所ですので簡単には行けないですが、いつか行ってみたい所ばかりです。一番行ってみたいのは、麗江ですかね。知らないところをお手軽に把握するのにはいい機会でした。
ただし、相当広く、相当歩くことになりますので覚悟ください。
コメント