門司港観光 〜関門海峡ミュージアム〜

2020.10 秋の安芸の宮島 山陽の旅
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普段はこうした箱物観光施設にはあまり入らないのですが、Gotoトラベルクーポンが使えるということもあり行ってみました。本来のクーポンの期待された使い方に素直に乗った感じで、地方経済への貢献になればと思いましたが、事業主は北九州市ですね・・・

立地

繁華街からはちょっと離れた海岸沿いに立地しています。離れているとはいえ、門司港駅からゆっくり歩いても10分はかからない距離です。水辺に面しており散歩がてらぶらぶらすると気持ちがいい環境です。

館内

入り口には、通常のアルコールに加え門司港地ビールから作ったという消毒用アルコールがあり、ビールの香りがします。アルコールがだめな私たち、ビールは味自体どちらかというと好きではないですが、アルコールよりは麦の香りの方がいいですね。

よくみるとアルコール6.5度となっていますね、だめですね。

まずは館内マップを確認、有料展示エリアの入り口は4階にあるようです。そこにいくにもまずは2階に上がりそこから絵エレベーターに乗る必要があるようです。複雑な構造です。

プロムナードデッキ

そして有料エリア手前にはこんなに開放的なスペースが。海峡プロムナードデッキということで、快適な空間で関門海峡をぼーっと眺められます。カフェも併設されていますので、休憩するのにももってこいです。ここはフリーエリアですのでこの眺めを目当てに訪れるのもありかと思います。

さらに上階に展望デッキもあったみたいですがそちらは今回は行けませんでした。有料展示エリアに入ってしまうと、順路として2階まで降りることになってしまい、また5階まで上がろうという気になりませんでした。展望デッキに興味のある方は展望デッキを先にどうぞ。

このプロムナードデッキからの対岸の眺めです。真正面に昨晩泊まっていた春帆楼が見えました。結果的にあそこから、壇ノ浦を周り、関門トンネルで門司港側に渡りそこから歩いてきました。5kmくらい、歩いてきたルートが一望できます。

海峡アトリウム

ここから有料エリアになります。何気に工夫が凝らされた施設でした。

まず入場すると、中央部は大空間の吹き抜け、その周りが螺旋上のスロープになっています。スロープに沿って見学する流れで、ところどころ大型のディスプレイが並び、関門海峡にまつわるタッチパネル式のゲームなどがあります。入り口で顔写真が撮られますが、その顔写真がゲーム内で使われるという結構凝った仕組みになっています。タッチパネル=手で触れるということでコロナの時期には多少リスクがある体験型とも言えますが、スタッフの方がこまめに消毒をされているので大丈夫だと信じましょう。

吹き抜けの部分は、大きなスクリーンになっており、あらかじめ決められた時間に映像が流れます。

海峡歴史回廊

スロープの途中には、吹き抜けの外側に外周ルートが作られ、関門海峡にまつわる歴史の展示スペースになっています。ここの展示も人感センサーで音や光などが制御されており凝った展示となっています。

映像ショー

あと5分で映像の時間ですということで吹き抜け部分に戻ってきました。この回では見ている人は10人もいない感じでした。ソーシャルディスタンスの確保も余裕です。ここでは、4パターン位の映像がローテーションで上映されているようです。今回は、「光と音楽の海」というタイトルのものでした。

なかなか高精細の幻想的な映像、音響も拘っており確かに綺麗ではあります。他には源平合戦で歴史をテーマにしたものなどもあり、どちらかというとそちらの内容の方が良かったとも思いましたが、まあ、こういうのもあまり出くわさないので・・・

映像はいずれも乃村工藝社制作のようです。空間デザインなどがメインの会社かと思いますが、こういうのもやってるんですね。

2階まで降りると、体験型ゲームコーナーなどがあり有料エリアの出口になります。

海峡レトロ通り

同じ2階には、海峡レトロ通りという展示エリアもあります。こちらはフリーエリアです。そしてこちらもなかなかすごい。

かつての大正時代の雰囲気を再現した空間のようです。中央の人が集まっているところはバナナの叩き売りを再現している風景です。へえ、こんな感じだったんですね。訪れた際は、合わせてこちらもご覧ください。

路面電車は実物らしきもののが展示されていました。門司港にも走っていたんですかね。また、この街並みの一軒はお土産物ショップになっています。なかなか工夫されています。

まとめ

体験型を謳っているだけあり、思っていたよりも楽しめました。

テーマが特に海峡ということで、一般的な美術館、博物館とは展示品自体の価値や見方が確立されたものではないため、いろいろ趣向を凝らした作りになっています。コンテンツの入れ替えはあまりなさそうですので有料エリアは繰り返し訪れる所ではないかと思いますが1回目は楽しめるかと思います。その際は併設されている眺めの良いプロムナード&カフェ、&こちらは無料エリアのバナナの叩き売りエリアもおすすめです。

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