旅行中毎回中華を食べるわけにもいきませんので実際に訪れられるのはせいぜい1、2店舗です。一方で中華街には500程度の店舗があるということで、どこに行くかは非常に悩ましいところです。さらに訪れるのがシルバーウィークの前半3連休ということで混雑必至、予め予約していきたい状況です。
横浜中華街にはカジュアルな肉まんから、高級中華フルコースまでありますが、どこに行くか・・・結果的に、高級寄りの聘珍楼、メニューはいろいろ検討して体に良さそうな漢方の要素を取り入れたコースにしました。この旅では他にも暴飲気味ですので・・・
聘珍楼
そしてこちらの横浜中華街の聘珍楼本店は2022年5月にコロナの影響で残念ながら閉店してしまいました。そういった意味では訪れておいて良かったとも言えます。聘珍楼の他の店舗は営業しているので、他店で同メニューを楽しめる可能性はあります。
立地
場所は、中華街のメインストリート「中華街大通り」沿いにあります。中華街の中心といえる場所で店の前は常に大混雑です。せっかくの中華街なので中華街らしいところで、、、という点では最適です。店舗は売却されるということで新たなお店に期待です。
外観・インテリア
建物としては萬珍樓本店のような中華風の建造物ではなくガラス張りでスタイリッシュです。また、両脇の金色の獅子がゴージャスです。さらには店の前の広場では甘栗の屋台があります。(夜再び散策した際に買っちゃいました。)
建物は5階建くらいですが上層階は宴会場で、食事処としては1、2階になります。私たちは2階に案内されました。エレベーターホール前は吹き抜けになっています。
奥には、椅子席、ソファー席が並んでいます。私たちはソファー席でした。部屋の照明は暗め、テーブルにはクロスが敷かれ高級感のある雰囲気です。
テーブルセッティングもおしゃれです。ナプキンは蓮の花ですかね。
メニュー
中国茶
まずは中国茶をオーダーします。ポットはガラスでこれまたおしゃれです。減ってくるとお湯を継ぎ足してくれます。
3種前菜の盛り合わせ
- 海老とアボカドのサラダ
- アナゴの煮凝り
- 鴨ロースの豆醬ソース
です。アナゴは、ほのかに五香粉(ウーシャンフェン)の香りがして本場中華のお味です。鴨も甘めのソースで食欲増進です。
例湯(ライトン):本日のスープ
例湯は香港で日常的におかずと一緒に食べるスープということです。この日は、蓮根、鶏肉、落花生、ハトムギなど、塩ベースのスープで参鶏湯のようなあっさりしたスープでした。体に良さそうです。
季節野菜の炒め物
蕪、アスパラ、青梗菜、キクラゲ、インゲンなどです。生姜が効いた塩味で、強めの火力で炒(シャオ)されて、それぞれのシャキシャキ感、プリプリ感が残っており食感が楽しめます。特にエリンギは大きめのカットでプリプリで最高です。
スペアリブの梅ソース
豚スペアリブを揚げて、オリーブ、梅、ハチミツなどのソースで絡めています。これまで比較的あっさり目の味付けでしたが、ここでガツンとくる濃いめの味付けです。特にハチミツの甘さに梅の酸味が絶妙です。
サツマイモと銀杏の蒸しご飯
サツマイモ、銀杏の他に椎茸が効いています。ご飯は、白米と玄米を混ぜたもっちり系です。まだまだ暑い時期でしたが、銀杏の香りに秋を感じます。
ココナッツシャーベットに葡萄ジュレ
デザートは、中華からあまり連想されないおしゃれな感じでした。ただ、南北に長い中国では南方ではココナッツは結構使われる食材です。シャキシャキした歯応えと葡萄の甘さで最後まで美味しくいただきました。
まとめ
ホテルに荷物を置いた後は中華街のランチに繰り出しました。混雑があらかじめ予想されたので予約していきました。中華街の中心地にある聘珍楼で、ただし、この旅行ではいろいろとヘビーな食事を取る予定ですので体に良さそうな漢方のコースとしました。
比較的シンプルかつ油も比較的少なめで一見すると派手目はありませんが、強い火力での調理による歯応えや香辛料、醬に中国を感じます。体に良さそうな料理で大変満足できました。
残念ながら聘珍楼の本店自体は閉店してしまいましたが、最後に楽しめて良かったとも言えます。聘珍楼自体は他の店舗や聘珍カフェもありますのでまた機会もあるかと思います。
さて、この後は、中秋の中華街で月餅などの買い物です。
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