2024年夏はインド洋の真珠に

2024.08 インド洋+中国の旅
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2024年は2023年よりも更なる円安が進みドル円は一時160円を超えました。その後、日銀の利上げ、米国の利下げで140円台中盤まで下ってきていますが、コロナ前の110円台に比べるとまだまだ高く海外旅行に向けては厳しい状況でした。

特典航空券の活用

前年もマイル使いましたが、まだまだマイルが30万マイルほどあり、今年も航空券はマイル発券することにします。一時期より多少マシになったとはいえ、まだまだスタアラ特典の枠解放はなかなか厳しい状態です。

2023年は中央アジアに行きましたが、今年はどこにするか、、、やはり通貨が弱い地域といなると人気がない方面になります。

こういう時期に白羽の矢が立ちがちなのが南アジアです。10年前の2013年にも一時的に円安になりましたが、ネパール、インドというハードシップの高い地域に向かいました。今回は2021年に国家財政破綻となり通貨安となっているスリランカを組み込むことにします。

旅の目的

ビリヤニを求めて

ビリヤニは、スパイスをふんだんに使ったインド(正確にはパキスタン発祥)の炊き込みご飯で、世界三大炊き込みご飯の1つに挙げられています。2023年は中央アジアでピラフの原型であるプロフを堪能しましたが、地域的に炊き込みご飯が生まれるエリアなのでしょうか?

東京に住んでいた時に、近くにたまたまビリヤニ屋がありそれ以来、ビリヤニは月一では食べたくなるヘビーローテーションの1つになっています。

ちなみにハマるきっかけになったビリヤニがこちらです。サベラティッカビリヤニというビリヤニを店名に掲げる珍しいお店です。ホールスパイスがふんだんに入り、見た目もカラフルで香りも最高、今でもトップクラスのお気に入りです。

サベラティッカビリヤニ

横浜に移ってからは、なかなかいいビリヤニレストランが見つからなかったのですが、安定感でこちらがヘビロテになりました。マークイズのテナントですが、容器からしてダムビリヤニとして調理されていそうで、中にホクホクのチキン/マトンが入っています。そして、このお店の名前はインド料理 ムンバイ、、、そうだムンバイに行こう!

インド料理 ムンバイのチキンビリヤニ

GHA Discovery修行

誰も知らないGHA Discoveryを活用し始めて6〜7年になります。日本に加盟ホテルは3つしかなくコロナで海外に行けない時期が続きPlatinumにランクダウンしました。が、ランクアップが超簡単なロイヤリティプログラムですので最上位に上がるのも簡単です。複数のブランドでの相互送客を誘導するため、3ブランドのホテルに滞在するだけで最上位ランクTitaniumになります。そして、今回ちょうど2ブランド滞在するだけでTitaniumになれるキャンペーンをやっていました。Platinumでベネフィットは受けつつ最上位に復活するのも1つの目的とします。

また、2024年のプログラム改訂で最上位Titaniumメンバーには一部ホテルで毎朝食をつけてくれるということで価値はそれなりに大きいです。若干古いですがプログラムの詳細はこちらを参照ください。

目的地

今回は、2023年のような大移動はあまりせず、メインの目的地はインドのムンバイとスリランカ2都市程度とし、多少ゆっくりとリゾートを感じられるプランとします。といいつつ、動き回るかもしれませんが・・・

ムンバイ

ムンバイはインドの経済の中心地です。2013年にニューデリー&アグラでタージマハールを見てきましたが、タクシーやリキシャーに乗っていても信号待ちで物売りに囲まれるなどハードシップはかなりの高さでした。それに比べるとムンバイは洗練されていそうです。マリンドライブなどは、インド洋に面しリゾート感すら感じられそうです。あくまで雰囲気ですが・・・

観光スポット

インド門

かつて宗主国のイギリスから船で上陸する目印として作られたということです。高さは26mで6階建てのビルと同じサイズです。今現在は、ムンバイの一大観光地として、エレファンタ島に行くフェリー乗り場にもなっています。

エレファンタ洞窟

インド門から出るフェリーで1時間程度の場所にある島にある石窟群です。せっかくムンバイに行くのであれば世界遺産ハンターとしては押さえておきたいスポットです。

タージマハールホテル

これはムンバイのタタ財閥の会長がムンバイの欧米系ホテルで嫌な思いをし、インド資本でムンバイ最上級ホテルとして作ったのがこのタージマハールホテルです。

そうした経緯とともに、もう1つの悲劇の対象にもなっています。2008年のムンバイ同時多発テロの標的になり、当時は連日ニュースで大々的に報道されました。今現在インドの一定レベル以上のホテルや商業施設などの入り口で手荷物チェックが相当厳しくなっていますが、当時のテロの影響です。

チャトラパティ・シヴァージー・ターミナス駅

インド様式のミステリアスな駅舎で世界遺産にも登録されています。空港とのアクセスなどで実際乗ってみたいとも思いましたが、混雑がすごいようなので観に行くだけにします。

ほか

ムンバイは細長い半島で、パレスホテルやインド門があるフォート地区と逆側にはマリンドライブというエリアは夕日スポットになっています。余裕があればこちらも良さそうです。

滞在ホテル

当初はGHA加盟ホテルであるリーラムンバイにしようかと思っていましたが、空港付近の立地で観光には不便です。限られた時間なので自身も観光スポットであるタージマハールパレスに滞在することにします。ただ本館はめちゃ高なので、隣接するタワー棟でインド門は見えないシティービューの一番リーズナブルな部屋とします。それでも建物はつながっており、ロビーやプールなど共通なので雰囲気は十分感じられるかと思います。

スリランカ

インド洋の真珠と呼ばれていますが、2022年7月に国家財政が破綻し、大統領は国外逃亡しました。通貨は円以上に売られていますが、現地のハイレベルなホテルやスパなどはUSD建て価格設定しておりちょっとずるいです。ただ、それでも設定値自体は低めで、他地域に比べたら割安感があります。

また、スリランカにはスリランカビリヤニなるものがあります。ローカル料理のメニューにはビリヤニが結構あるので試してみたいと思います。

観光スポット

かなり地味な国のはずですが、調べれば調べるほど行ってみたいところが増える困った国です。先に言ってしまうと現地滞在は4泊程度とっとけば十分だろうとし、航空券を発券しましたが結果的に足りない状態です。滞在は当初予定のコロンボと西海岸のビーチリゾートとして、キャンディーなど山岳リゾートはまた今度にすることにします。

シーギリアロック

トップの写真の巨大な岩の上に作られた宮殿跡です。島の中央部にあり、日程の都合からコロンボからの1dayツアーで行く予定です。そのツアーは、ダンブッラの石窟寺院、さらにはオプションですが国立公園でのゾウのサファリツアーなども含まれ盛りだくさんで、半信半疑ですが参加してみようと思います。天候次第でもあるので天気予報がある程度分かる2〜3日前位に予約するつもりです。ダメならダメでどうせキャンディーなども今回行かないので次の機会にでも。

西海岸のビーチリゾート

何気に島の西海岸〜南海岸にはビーチリゾートが並んでいます。スリランカには、ジェフリー・バワという天才リゾート建築家がおり一部で人気です。自然との調和、融合を得意とし、インフィニティプールを初めて発案したもこの方と言われています。西海岸にはそんなバワが関わったビーチリゾートがいくつかあります。

ゴール

西海岸南方にある城塞都市で、かつての大航海時代において貿易、中継港になっていました。ポルトガルの名残もあるようで、バカリャウやタコ料理などあるといいですが食文化は残ってなさそうです。天気が良ければ行くことも検討したい都市です。

ほか

ほかにも、キャンディーという山岳古都リゾートや、セイロンティーの生産地など調べると行ってみたいところもまだまだあります。もうちょっと滞在日数を取っておけばよかったと思えた国は久しぶりです。

滞在ホテル

西海岸のアナンタラカルタラで2泊、その後コロンボ NH Collection Colomboで2泊します。アナンタラカルタラは基本設計にバワが携わっていたようです。途中で死去し、その後は弟子が完成させたということである意味遺作とも言えるかと思います。隣接する同一グループのアヴァニカルタラは、ロビーのリノベーションをバワが担当したようです。そちらも見てこようと思います。

NH Collection Colomboは聞き慣れないブランドですが、元はMovenpick Colomboで一定のグレードではあります。ビジネスエリアの近くで比較的観光にも便利な立地といえます。

そして、この2か所の滞在でGHA Discoveryで最上位のTitanium確定です。

乗り継ぎ、トランジット

せっかくの特典航空券ですので乗り継ぎ地も楽しみます。結果的に往路はバンコク乗り換えでムンバイに、復路はコロンボからシンガポール経由、そこから東京に帰ってくるのに中国ストップオーバーのルートにしました。せっかくなのでストップオーバーし、上海は何度か訪れているので陸路で杭州に移動2泊後、杭州→成田便で帰るルートとしました。

旅程

ムンバイまではタイ航空で初めてなので楽しみです。タイには入国しませんが機内でタイ料理を楽しみたいと思います。ムンバイからコロンボはインドのビスタラ航空で別に手配しました。ビスタラ航空は、シンガポール航空とタタ財閥の合弁会社ということで、今回のホテルに続きタタ財閥のサービスを享受します。

コロンボから上海はシンガポール航空でチャンギ乗り換えです。4時間のオーバーナイトフライトが辛いですが、睡眠不足であればチャンギ空港のラウンジでゆっくりします。元気であれば入国後JEWELでバクテーを食べる予定です。また、シンガポール発のシンガポール航空ではBook the cookという機内食を選べるサービスがあり、シンガポールナシビリヤニが!シンガポールは確かにインド人街があるくらいインド系が多いのでこれも楽しみです。

最後の杭州は1元札にも書かれている風光明媚な西湖には行くつもりです。また、東坡肉(トンポーロー)は杭州発祥ということですので機会があれば本場の東坡肉を試したいところです。

まとめ

かなり色々な要素を盛り込んだカオスな旅となりました。インド自体カオスですので、これはこれでインドを含む南アジア向きのプランとも言えます。

全行程10日間でメインはインドとスリランカ、本場のビリヤニとスリランカビリヤニ、ついでにシンガポール航空でシンガポール風ビリヤニとビリヤニ三昧が1つのテーマです。

スリランカでは、バワ建築の基本設計を感じつつ久しぶりのリゾート滞在です。世界遺産のシーギリヤロックには1dayツアーで訪れる予定です。

インド、スリランカ共に雨季の時期ということで天候の懸念がありますが、天気に応じて柔軟に対応しようと思います。

経由地は、タイとシンガポールでトランジット、杭州では2泊します。久しぶりの中国も楽しみです。

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