空港でゆっくりした後は、バンコク経由でムンバイに向かいます。まずはバンコクまで、はじめてのタイ国際航空でワクワクします。タイ国際航空は、もともと国営で何度も経営危機に陥っていましたが、コロナ時の世界的な移動の減少で破綻し、今は政府の経営関与を下げて再建中です。
フライト
タイ国際航空は、バンコクスワンナプームと東京間で毎日5便(成田3便、羽田2便)運行しています。18:55のムンバイ行きに接続するには、12時過ぎ発の便でも間に合うのは間に合いますが余裕を持たせて午前便で向かいます。
出発:東京成田(NRT) 10:50 GMT+9
到着:バンコク スワンナプーム(BKK) 15:20 GMT+7
フライト時間:6時間30分
機材:Airbus 350-900
そんな多頻度運航の影響からか、機内はガラガラ、ビジネスクラスは私たち含めて6人程度でした(だからマイルで取れたというのもあるかもしれません)。再建大丈夫でしょうか?
Airbus 350-900 XWB
そして、私たち実はAirbusの350シリーズ自体も初搭乗でした。いままで色々な航空会社に、フライト数もそこそこ乗っている自負がありましたが、今まで出会いがありませんでしたが今回縁がありました。
シート
とはいえ、シートはよく見かけるあまり変哲のない1−2−1のスタッガードです。この設備は、アリタリアやエティハドで乗ったのと同じ気がします。このレイアウト1−2−1とは言いますが、シートの幅的には実質的に2−4−2で、そんなに広い感じはしないんですよね・・・
中央のカップル席以外は隣に人が来ないという点で独立性が高く人気があるのは分かります。シートはフルフラットになります。
機内エンターテイメント
日本語表示に出来ます。映画など日本のものもありますが、ANAやシンガポール航空などと比べるとラインナップは古めで数も少ないです。このあと乗るムンバイ線のA333の方が充実していた気がします。
中央の2席は、画面隣接で隣の画面もよく見えます。モニター下部にはタイプAのUSBポートがあり充電できます。
機内サービス
ウェルカムドリンク
搭乗するとおしぼりとウェルカムドリンクで歓迎されます。トレーにちゃんとしたおしぼり、ドリンクもガラスのコップで紙コースターもおかれコストかかっています。再建大丈夫か・・・
機内食
水平飛行になるとお楽しみの機内食がスタートです。メニューは、日本食、タイ、洋食の3種類から選択できます。
アミューズ
準備を待つ間に、ドリンクとナッツ、アミューズが提供されます。6時間30分もあると忙しなさもないので優雅に待ちます。コーラの缶にはタイ語表記があり、タイ積み込みであることがわかります。
和食
程なくしてそれぞれの料理が配膳されます。その間に窓が閉められちゃいました。昼間の便だし、明るい中で食べたいところですが、窓側でないのでしょうがないです。。。
日本食は弁当スタイルで、上のボックスが前菜盛り合わせ、手前中央がメインのサーモン柚子ソースでした。ご飯、味噌汁付きです。
前菜盛り合わせは、彩りも綺麗で手が混んでる感じです。ラインナップとしては若干酸っぱい系が多い感じでした、夏だったので食中毒対策でしょうか・・・
タイ食
タイ料理は、前菜がシーフードのムース、メインがビーフのマッサマンカレーでした。こちらは、コース形式で出されます。
シーフードのムース、見た目は地味ですがかなり美味しかったようです。
メインでは、マッサマンカレーに加え、付け合わせとして、オムレツ、野菜ソテーも一緒にサーブされます。
チーズ&デザート
チーズ&デザートは、和食、洋食、タイ食いずれも共通です。
デザートはレアチーズムースのブルーベリーコンポート添え。チーズは、3種とフルーツ、ドライフルーズ、手前のはマンゴーのチャツネです。満足です。
その後は、飲み物をもらってウダウダします。昼間のフライトは無理に寝る必要もなく、この日は乗り継ぎで、移動だけなのでゆっくりできます。
ホスピタリティは高く、CAさんが頻繁に回り、飲み物などオファーがあります。食後の飲み物には四角い箱がついてきます。チョコレートでした。
飲み物にはタイのゼリー入りのミルクティーもラインナップにありました。今回タイには入国しないですがタイを感じられてよかったです。
アメニティ
ジムトンプソンのアメニティバッグがもらえます。アジア線の中距離でくれるところは少なくなってきているので結構嬉しいですね。旅行している気になります。
ハンドクリームはお茶の香りでいい香りです。旅行では大きな荷物を持ち運びささくれなどできやすいので重宝します。リップバウムともう一つはアロマで寝る時にちょっとつけるとリラックスできます。紫色のチューブはMARVISというメーカーの歯磨き粉で何気に高級品らしいです。靴下、靴べら、耳栓なども入っていましたが、使ったり、置いてきたりしちゃいました。
まとめ
総じてホスピタリティの高いタイが感じられるサービスです。経営破綻していますが、あまりコスト削減を頑張っている気配はありません。引き続きできる中で頑張って欲しいところです。
機内の雰囲気もタイらしい色合いで、ウェルカムドリンクも食事もタイっぽい選択肢があり、アメニティもジムトンプソンで飛行機に乗った段階でタイを感じられます。今回私たちはタイには入国せずにトランジットのみですが、タイの雰囲気を十分に感じられました。
機内がガラガラだったこともありますが、ゆったりと過ごせたのもタイらしく、上々のスタートとなりました。
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