1泊2日のバクー滞在翌日は、夕方からジョージアに移動しますが、昼前からランチしながら世界遺産の旧市街を散策します。前日と同じ地下鉄で旧市街までやってきました。
バクー旧市街
右側の城壁の先が旧市街、左側のガラスの建物が地下鉄の出入り口です。新旧の建物のコントラストが面白いです。そして、バクーの夏の昼間はかなり暑いです。駅付近は、夜はかなりの人で賑わっていましたが、昼間はあまりおらず閑散としています。
夜とはちょっと違った雰囲気です。
そして、早速ファースト猫ちゃんがお出迎え。目が合うと寄ってきて前にお座りして進路妨害してきます。早速10分のロスです。
シルヴァン・シャー宮殿
まずは、お目当ての宮殿施設に入場します。入り口は地図上左上からですのでご注意ください。入り口につながる通路からは、前日夜に訪れたフレームタワーもよく見えました。
そしてタワーの反対側には再び猫ちゃん。こちらの子は日陰ですやすやお休みです。
この子は色合いもポーズも横浜の地元の地域猫↓にそっくりでした。
博物施設に入場します。装飾や規模が派手なヨーロッパ方面や黄金のエジプトのような派手さはないですが、カーペットや精巧な壺などの展示品が並んでいます。
旧市街の模型もありましたので全体の位置関係を把握するのにちょうどいいかもです。
Divankhana
イスラムチックなアーチ上のゲートが複数設けられた建物です。15世紀に建てられたというのが分かっているようですが、用途はよく分かっていないようです。宮廷、レセプション、裁判所、お墓といった説があるようです。確かに階段が複数にあるけど先で繋がっていたり謎な作りです。
セイッド・イェフヤー・バクーヴィ廟
8角形のとんがり屋根を持つこの建物はアゼルバイジャンの科学者であり哲学者であるセイッド・イェフヤー・バクーヴィのお墓とされています。ちょっと何をした人か不明ですが、アゼルバイジャンでは、イスラム教の清貧の修行者を意味するダルヴィーシュのお墓という名前でも呼ばれているようです。
アゼルバイジャンは、交通の要衝だったこともあり、ゾロアスター教、サーサーン朝、アラビア、ペルシャ、シルヴァン朝、オスマン帝国、ロシア帝国の影響を受けた独特の景観を持つということですが、これはイスラム色の高い構成要素のようです。
市街地
という、よく分かったようなわからないような難しい話を後にし、分かりやすい雰囲気のいい今の旧市街を散策します。町の通りのサインからして異国情緒満点です。
ホテルのサインもかわいいです。乾燥地帯の砂っぽい色合いではありますが、エストニアのタリン旧市街や、ドイツのフュッセンなんかにも通じる雰囲気でした。
それらとちょっと違うのは、、、猫天国という点です。階段のど真ん中で、、、ベロが出てるけど暑いのかい???
と遊んでると、首輪のついた美人さんが家から出てきました。
問題)美しい木漏れ日の景色の中に、、、何匹いるでしょうか?
回答)3匹でした。道にいる2匹は比較的分かりやすいですが、加えて左側の玄関前に1匹います。
その中の手前の1匹が我々に気づいて向かってきて、、、後ろを向いて座る。。。興味ないそぶりの割に耳がこっち向いてるよ。
この子はまた広い通りなのになぜそちら向きに・・・
非常に高密度なウォーキングサファリを楽しみました。
街自体も綺麗に整備されています。
乙女の塔、バザールスクエア
そして、世界遺産構成要素、観光スポットとしても有名な「乙女の塔」と、その麓のバザールスクエアのドーム群までやってきました。登るかどうか迷いましたが、眺めよりもすでに街並みを満喫していますのでパスすることにしました。
CAFE
その代わりに暑い中での散策に疲れたので、こちらのカフェで休憩することにしました。これがまた雰囲気がいい、別記事にて紹介します。
エアコンが効いた涼しい環境で鋭気を養った後は、再び散策です。旧市街の南側も雰囲気の良い飲食店、物販店が並んでおり、散策しがいがあります。
シャーパレスホテル
こちら左側の建物は、もともと滞在先候補にしていたShah Palace Hotelです。最終的にカスピ海ビューをとってランドマークホテルに変えましたが、旧市街に浸るにはベストなホテルだったかと思います。値段もリーズナブルですので次回の有力候補ですね。
アジム・アジザデ・パーク
その東側にある公園にはまた猫天国がありました。平和に寝ている子もいれば、、、
睨み合う2人、決闘していた子達もいました。
色々な意味で非常に満足できた旧市街でした。
まとめ
バクー旧市街を散策しました。旧市街エリアは城郭都市として世界遺産に登録されています。12~14世紀に造られた都市は、かつてはシルクロードを行き交った隊商や旅人たちで賑わったことでしょう。今現在は、イスラム圏で愛されている猫たちで賑わっています。
サマルカンドからここまでシルクロード文化を巡ってきて、文化方面はお腹いっぱい気味でしたので、猫たちとの交流にシフト、暑い中でしたが非常に楽しめました。街並みも綺麗で、中世の雰囲気が感じられます。カフェもおしゃれです。いろいろな楽しみ方ができますのでバクーに来た際はぜひ訪れてみることをお勧めします。