イスタンブール観光 ~ヨーロッパサイド新市街 : タクシム広場・ガラタ塔・ガラタ橋 : 散歩編~

2018.09 タイ・エジプト・トルコの旅
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トルコは政教分離を重視していましたが、2013年春イスラム色を強める政権に対して大規模な反政権デモのきっかけになったのがこタクシム広場で一躍有名になりました。その後、首相として大統領の権限を強くしていたエルドアン自身が2014年大統領に君臨し、それに反対する一部の軍関係者が2016年に軍事クーデター(未遂)を起こしました。

トルコ国民はエルドアンのイスラム強化に対しても反対しましたが、かと言ってここでクーデター側に付くこともなく、結局、今現在もエルドアン大統領が政権を握りイスラム色を強める政策は今現在も続いています。

2020年7月24日、アヤソフィアが無宗教の博物館扱いだったものが再びモスクとされ、86年ぶりにイスラム教の合同礼拝が執り行われました。トルコ情勢怪しくなってきていますねー。

タクシム広場

そのタクシム広場はヨーロッパサイド新市街の丘の上にあります。

2018年当時イスタンブールの人たちは、この広場で何かしているというよりは、普通に交通の要衝として、トラム、路面電車、地下鉄、バスでの乗り換えで通っている人が多いという印象です。

広場にはレトロなトラムが行き来しています。可愛い!乗りたい!でも歩行者天国を散策するために来たので乗ってしまったら意味がない。。。

トラムの奥、広場横には巨大なモスクが建設中です。イスラム強化施策の1つです。

イスティクラル通り

タクシム広場からトラムの線路に沿って歩行者天国が長く続いています。

こちらの通りでも穏やかでない事件が起こっています。2016年3月に自爆テロが発生し5名死亡、30数名が負傷しています。そのテロは、先の政権絡みという訳はなく、過激派組織「イスラム国」(IS)もしくはクルド系反政府武装組織クルド労働者党(PKK)による犯行の可能性とのことでした。トルコはヨーロッパ、アジアの交わる所ですが、最近何かと存在感を増している中東との接点でもあり、文化のミックスによる良さともに、そうした文化の衝突による負の側面も多めに出ちゃっている感じですね。

という場所ではありますが、傾向が分からなければ対策しようもないですので、まあ注意しながら。通りの左右には素敵な石造りの建物、赤いテントはシミットや焼き栗のスタンドです。食べ歩きに関しては、別記事にまとめます。

時々先ほどのトラムが通りますが、ゆっくりのスピードなので危険はないです。とても雰囲気のある道でした。ここら辺の街並みはヨーロッパですね。

ウィンドーショッピング(食べ物ばかり)

歩行者天国を歩きながら、楽しみなのがウィンドーショッピング。

可愛い雑貨屋さんや不思議なお店、ドネルケバブやクンピル(名物のポテトフード)、お決まりのトルコアイスの店などもたくさんあります。写真で残っていたのが食べ物ばかりだったのですがご紹介。トルコっぽい!と最初に私(嫁)が喰い付いた店。

結局、最終日に再び訪れ、ここでお土産を買いました。バクラバという甘いお菓子の美味しさを知ったのが滞在後半でしたので後悔です。

他のバクラバは甘くて頭が痛くなるほどですが、ここのバクラバは後を引かないマイルドな甘さ。もちろん一般的なお菓子に比べたらそれでも相当甘いんですが。くるみゆべしのようなお菓子ロクムやチョコレートなどもたくさん種類があり、包装のデザインも可愛らしいので、ここはお土産に本当におススメです。

こちらは別のお店ですが、カラフルなロクムに胸キュンです。

こちらは大衆食堂のショーウィンドウ。何か分からないけど美味しそうです。

おっとこれは売り物じゃありませんね。骨董品屋の埃っぽいショーウインドーの中で日向ぼっこです。

チチェキ・パサジュ

ランチ候補を探していた時に見つけた素敵なパッサージュ。これも歩行者天国沿いに入口がありました。分かりにくいのに見つけた自分に驚き。

Ana Sayfa | Tarihi Çiçek Pasajı
Çiçek Pasajı; birasıyla, rakısıyla, en leziz mezeleriyle ve yenilenmiş tarihi atmosferiyle hizmetinizdedir.

せっかくなので中も入ってみました。まだランチの準備中でガラーンとしてます。公式HPで見た写真よりボロく見えますが、夜は素敵なのかな。。。

パッサージュの裏手に出てみると、そこもまた、素敵なローカル色溢れるストリート。メインストリートから一本入っただけなのですが、魚屋さんとかスパイスの問屋みたいな店があっていきなり下町っぽい雰囲気。

ガラタ塔

ガラタ塔周辺の道

歩行者天国からわき道に入り、デコボコした石畳の坂道を進みます。どこかから現れた猫が案内してくれました。

イスティクラル通りは現地の方向けが多いのに対して、この辺は観光客向けの土産物屋さんが増えてきます。お土産にするため魔除けのナザールボンジュ(青い眼玉のお守り)を探していましたが、何軒か見てようやく納得いくものが見つかりました。

1個1TL(≒18円)。マグネットやキーホルダーのものはよくあるのですが、シンプルな紐で安いのものがなかなか見つからず。よく見ると目玉の大きさにバラつきがありますが…1TLだし、許容範囲ということで購入。

ガラタ塔

ちょうどお昼頃の時間帯ですので空いてるかと思いきや30分程度並びました。

そんなに高い建物ではないですが、ありがたいことにエレベータが付いていました。

旧市街とボスポラス海峡を一望。右端にはサバの釣り人、レストランで有名なガラタ橋が見えます。渡った反対側には、トプカプ宮殿、アヤソフィア、ブルーモスクも、左の対岸が昨日訪れたカドキョイがあります。地理を押さえてから上るといろいろと見どころがあります、なかなかの眺めでした。

橋をズーム。釣り人も見えますね。この後あの橋を渡って旧市街に向かいます。

ガラタ橋

ガラタ塔から坂を下って10分位で橋のたもとにきました。この橋は二重になっていて、上は普通の橋(道路と歩道、釣り場)ですが、下はレストランになっています。それなりに日差しがあり暑いので、日陰の下から行くことにしました。

ちなみに、橋の手前の交差点を地下は地下街になっていて、監視カメラと銃(おもちゃ?)が売られていたりするので、ちょっと涼しくなれます。

橋の中心に沿ってレストランが並び、その外側が通路になっている構造ですが、途中で左右を行き来できるので、橋の両サイドの景色を楽しむことができます。途中で上に出ることもできます。こちらは旧市街向かって左手側。

上に出るとこんな感じ。車線は片側3車線、中央にはトラムも走ってます、歩道も広く何気に結構幅のある橋でした。

再び下にもぐって、こちらは旧市街向かって右手側。有名な鯖サンドの船が並んでいます。奥のモスクとかもめとエギゾチックな眺めです。

タクシム広場から始まった今日の午前中のお散歩は、ここがゴールです。

今日のわんこ、にゃんこ

散歩の途中でいくつか紹介してしまいましたが。歩行者天国の歩道でエサを与えられているにゃんこ。近付いて写真を撮ろうとしたら…気まずそうにポーズをとってくれました。

素敵パッサージュの裏のわんこ。近づいてもピクリとも動きません。完全に周囲の人間を信用しきっているようです、悟りの境地です。

撮影風景。

まとめ

過去にテロやデモが発生しているタクシム広場、イスティクラル通りではありますが、イスタンブールの新市街として買い物、食べ歩き場所として依然として賑わっています。

個人的な好みとしてはカドゥキョイの方が好みですかね~。ガラタ塔は混んでいて登るのに時間がかかりますが眺めは最高です、並んでも後悔はないと思います。ガラタ橋は、、、あえて徒歩で渡る必要はないかもしれません。でも、両側にガラタ塔、モスク、バザール、サバサンド屋と観光場所が点在しており、距離も大したことはないですから歩いちゃえというのはありだと思います。お土産探しも旧市街のバザールより、このあたりの方が価格が明記されており安心です。

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