チョベでの宿泊先Cresta Mowana Safari Resort & Spa での滞在は、1日2回(午前と午後)のアクティビティが含まれた宿泊プランにしました。計4回のアクティビティのうち、3回をこのゲームドライブ(Game Drive)にあてました。
結果として、本来見やすいシマウマやハイエナは見られませんでしたが、見渡す限り何頭いるのか分からないほどの象の大群や、綺麗なライオンを間近で見ることができ大満足でした。
ゲームドライブ
カサネを拠点としてのサファリカーでのサファリ(ゲームドライブ)の多くの朝、夕それぞれ3時間のプランが多いです。チョベでは、こんな窓のない4WDの車が使われます。
催行者指定の出発地点、多くはロッジに集合し、一般道を10分程度走って、国立公園の入り口で入場手続きをします。
といってもほとんど催行者側でやってくれますので参加者はサファリカーで待たされるだけです。本来入場料もここで支払われていますが、基本的にはツアー代金に含まれています。そこで手続きが完了すると、いくつかあるゲートから公園内に入ります。
多くの車は、入場手続きを行う事務所があるゲートから入りますが、見たい動物でわがままを言って遠くのゲートから入る際は、公園内のこんな感じの道路をかっ飛ばします。早朝、夕方の日暮れ後は無茶苦茶寒いです。サファリカーに毛布は積まれていますが自身でも十分な防寒対策を準備ください。
特に日本の夏、現地の冬に訪れる際は。。。ユニクロのウルトラライトダウン荷物にもならずにいい感じです。その上にウインドブレーカー、もしくはサファリジャケットで完璧かと思います。
チョベ国立公園 ドライブサファリベスト5
ほんとにたくさんの動物を見ました。種類と多い順(勝手に推定)にあげるとこんな感じです。
象(1万匹)
インパラ(500匹)
バブーン(500匹)
カバ(100匹)
イボイノシシ(50匹)
ワニ(20匹)
キリン(20匹)
ライオン(8匹:延べ)
ニアラ(2匹)
オオトカゲ(1匹)
例えば、、、カバ20匹(泥の中の丸っこいの)とワニ1匹(右中央で、水辺との境界辺にいます)↓
今回は、私(嫁)の独断と偏見でベスト5を選んでみました。
No.5 スレンダーな仲間たち
サファリの国立公園に入って一番最初に遭遇したのがインパラの群れでした。
可愛い子供から凛々しい大人まで1つのハーレムで100頭位いたでしょうか、学校の校庭程度の空き地に身を寄せ合って草を食べていました。この子がそのハーレムのボスです。とったりしないよ。
別の日の多分別のハーレムです。こちらに興味津々なのか、警戒しているのか・・・このシンプルなボディーのツートンカラーと耳が大きいのが可愛さのポイントです。
No.4 優しい目
キリンにもたくさん出会いました。
えーっと、この子はオスです。
頭に生えているツノの「太さ」で雄雌判断が付くそうです。ガイドさんが「あっちは太いからオス、こっちは細いからメスだよ」と教えてくれても「…太さ、違うか?」と最初は全く分からなかった私たちでしたが、最後には多少?分かるようになりました???
それでは問題。この二頭の性別は…?
左がオスで、右がメスのようです。夫婦でしょうか、他にも仲良さそうなカップルがいましたが、キリンはつぶらな瞳で動きがゆっくりで見ていて微笑ましいです。
ちなみに、遠くに見えている黒い点のようなものは全て象です。チョベの場合はサファリといっても半分くらいはこういう川沿いをジープで走って行きます。水辺は動物がいっぱいで視界も開けているので見つけやすいし、写真も撮りやすいです。
No.3 象の群れ
インパクトはこれが一番あったのですが、余りにスケールが大きすぎて写真では伝えられないので第三位になってしまいました。
水辺に集まる象の群れの近くでジープを停車しエンジンを切って、息を殺して見守っていると、象の群れが私たちのジープにどんどん近づき、真横を通り抜けて帰って行ったのでドキドキものでした。
西アフリカなどでは象牙の乱獲が進んでいるのに対し、チョベはちゃんと保護しているため、このように立派な牙を持っているのだとドライバーさんが誇らし気に教えてくれました。
どこかへ帰って行く象の群れを見送ります。そっちはカサネの町で国立公園の境界じゃね???とも思いつつ。。。
チョベでもこんな大群はなかなか無いとのことでした。余りにも象ばっかりで最終日には「象はもういらない~飽きた~」という感じになるのですが、この時は見渡す限りの川沿いに象が溢れていて本当に驚きました。
No.2 水に映るシルエット
美しい光景です。大きな夕日、多くの象はどこかへ戻って行ったのに、まだ水辺に佇んでいる象の群れ、チョベ川のクルーズ船、その向こうに広がる大地と地平線、そして大きな夕陽。これを見たのが初回のサファリだったので、アフリカの雄大さを目の当たりに感動ものでした。
この時は、全員日本人の車でわいわいがやがやだったのですが、この時ばかりは息を飲んで静かでした。
ドライバーさんが夕日のキレイに見える場所で車を停めて沈むまで眺めました。まだ、帰ってない象がいますねー。
No.1 プリンス オブ サファリ
やっぱりこれが一番かと思います。
ライオンはサファリの王者ですが、この子はまだ2才位らしいので「王子様」です。歩きながら目を閉じた瞬間の姿が何とも美しい一枚です。タテガミがほんのり生えているあたりがまだ若い、キレイなライオンでした。
道端でくつろぐライオンのすぐ近くまでジープを近付けて見ることができ私たちは非常にラッキーでした。二頭ともほんのりタテガミがあるので若いオスです。
なんだよー、あっち行けよー
笑ってる? もう、可愛すぎます。
番外編
鳥類
綺麗な鳥や変わった鳥もたくさん出会いました。でも動物に比べてレア度が分かりにくく、都度名前なども教えてくれるのですが、覚えていません。。。
キュロちゃん?
こちらの仲良しの鳥だけ覚えています。「Geese(ギース)」です。Goose(グース)の複数形ですが、必ず夫婦2羽でいるので単体でもGeeseと呼ぶそうです。この後のケープタウンでも何度か見ましたが、本当にいつも2羽でいました。
丸っこいホロホロ鳥が可愛すぎます。現地では食材でもあります。確かに丸っこくて美味しそうですが…。キリンとホロホロ鳥。
ジープ貸し切りでチャレンジ
ジープは8人乗りで通常は他の宿泊者と相乗りです。日本人同士は同じジープになるようにアレンジされます(英語ができる人/できない人が助け合えるから?)。3回中2回は、日本人貸切組に、南アフリカに移住/駐在されている方々で、情報を教えてもらいつつ楽しく過ごさせて頂きました。最後の回は、私たち二人の貸し切りでした。
もう象もキリンも満足したので、シマウマやハイエナをリクエストして、チョベ川沿いではなく奥地のが集まる場所へ連れて行ってもらいました。朝早いうちしか見れないとのことで、日の出前の薄暗い道を猛スピードで走ってくれたのが、この真っすぐな道。ず~っと向こうまで続いています。寒くて鼻水が、、、
すっごく寒かったですが、すっごく気持ちよかったです。残念ながら、シマウマもハイエナも足跡だけで、本体は見られませんでしたが、帰りには朝日に染まるチョベリバーを眺めて走り、サファリで「ドライブ」を楽しむというレアな体験ができました。
リバーサイド
チョベはやはり川のある風景が絵になります。
これは遠くからかなりズームで撮影しています。ボートの上の人たちは水を飲むライオンがあんな間近で見れてラッキーですね。
まとめ
宇宙一象の密度が高いと言われるチョベ国立公園。納得の情景を見ることができました。
象やライオンなど、野生の動物との距離はかなり近いです。どんな動物と会えるかはドライバーの腕次第と聞いていましたが、ドライバーさん同士が無線で連絡を取り合うのでそんなに差はでないかも知れません。
他のサファリカーの人と「あっちにライオンがいたよ!」「見えた?」「めっちゃ見えた!」などコミュニケーションを取ったり、同乗者の方と仲良くなれて情報交換できたり(次に行く予定のケープタウン情報をもらったり)、動物以外にも得るものが多く満足感を高めてくれたような気もします。
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