金谷ホテルギャラリー
朝食会場の窓から見えており実際行ってみました。時間で開錠・施錠されるようで、中に担当者がいるわけでもなく勝手に見学していいようでした。
ギャラリーということで昔の写真が展示されています。このホテルは元々今の2階が1階で、地面を掘り下げて1階を後で作ったという珍しい拡張の仕方をしていますが、その掘り下げる前の写真なども見ることが出来ました。
金谷の時間
ホテル運営として使っている建物は、本館、別館、新館、第2新館の4棟ですが、敷地内にはそれ以外にも色々と建物があるようです。その中の1つは「金谷の時間」という展示室になっています。これも勝手に見て回る感じです。
日光の電話第1号は金谷ホテルだったとのことです。その当時のものと思われる電話機などが展示されています。
真ん中の鉄琴はちゃんと音がなりました。夕方の食事の合図として昨日聞いたのと同じ音色がします。過去でありながら一部は今にも通じているものもあります。
こちらにも別館竣工時の写真でしょうかね、この時はまだ本館は今の2階のところまで地面になっており、2つの建物のグラウンドレベルに差があります。
今の位置関係がこちらです。別館と本館のグラウンドレベルは一致しています。
蔵
「金谷の時間」へのルート脇には蔵がありました。レアな食材は、この蔵で保存していたとのことです。昔のレシピやギャラリーのフィルムもこの蔵から出てきたとのことです。
竜宮 Doragon Palace(プール&スケートリンク)
リゾートホテルということで、プール&スケートリンクを完備していたということです。見学に行ってみました。これはルートが非常に複雑です、スタッフに確認しないとたどり着けないです。
まずはメインの階段で3階まで上がり写真の方向に進みます。3階の階段の吹き抜けの上部はトップライトになっていました。
突き当たったら扉をあけて臆せず先に進みます。
増築を繰り返したためか、微妙に窓枠や廊下の幅、床面の高さ、扉などが異なり面白いです。ヨーロッパでも複数の建物を連結してリノベーションしたホテルなどで同じようなシチュエーションに出くわしますが、この昔の建物を活用した拡張の仕方も「西洋風」です。
屋外に出て上に登る階段を登ります。
更に大谷石の階段を上ると、、、
竜宮(ドラゴンパレス)に到着です。誰もいないと思いきや先客がいてホッとします。
勝手なイメージで、夏のプールが冬に凍ってスケートリンクにするのかと思っていたのですが別々に存在していました。プールだと凍ってなかった場合大惨事になるからそりゃそうか、、、
こちらはスケートリンク、コンクリでできた平面に数センチの水を貼ってそれを凍らせてスケートリンクにしているようでした。凍ってなくて割れても靴が濡れる位でダメージはそれほどではありません。訪れた際も一部は乗っても大丈夫な位まで凍っていました。でも表面は滑らかでなくちょっとゴツゴツしていましたね。夏場はどうしてたのかな?ビーチベットでも並べてたのでしょうか?
そしてこちらがプール。25mの競技対応プールで当時は珍しかったようです。レーンは3、4レーンだと思いますが。冬場はこちらも一部凍っていましたが、こちらには乗らないようにしましょう、悲惨なことになります。
そして、このパレスには展望室もあります。ここに来るまで3階まで上がり、そこから2つも階段を上っていますので眺めはそこそこいいです。
展望室にも入れました。左の建物は第2新館ですね、高層階は眺めが良さそうです。
展望室からは日光連山が遮蔽物なしに望めます。森の中に建設の足組が見えるのは、輪王寺三仏堂の改修の足場です。足場が外れた際には三仏堂自体が見えるかもしれません。
まとめ
100年の歴史あるホテルを隅々まで満喫しました。
ヨーロッパの石造りのホテルとは違いますが、その間の増築、拡張の痕跡までよく分かりました。竜宮も今となっては・・・という側面もありますが50年前は最先端だったことが伺えます。行き方がダンジョンっぽくて難しいですが敵は出ませんので安心して冒険してください。こんなとこ進んでいいのかと途中不安になったりしますが、扉をあけて、基本直進で大丈夫です。
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