せっかくGHAディスカバリーのロイヤリティプログラムでケンピンスキーが優遇されるのであれば、以前何か(クレジットカードで毎月送られてくる冊子だったか???)で知って気になっていたこの宮殿ホテルに行っておこうと。
このホテルは名前の通り、元々はスルタンの宮殿として19世紀に建設され、その後議事堂などの用途を経て1910年火災で焼失。放置されていたものを1987年のバブル絶頂の頃に熊谷組が買い取り修復、修復過程においてホテルの機能が装備されて生まれ変わったという経緯があります。(私たちが泊まった部屋を含め)ほとんどの客室はこの熊谷組が新規に、とはいえ、宮殿に合わせてゴージャスに作ったホテル棟になります。ホテル機能の一部(スーパースイート10室程度、レストラン、スパ(ハマム)、会議場)は元々宮殿だった現パレス棟にあります。
立地
中心地からはちょっと離れた場所でボスポラス海峡に面した立地です。公共交通としては、目の前の通りのバスか、徒歩5分のベシクタシュのフェリー、あとはタクシーですね。正直言って観光に出るのにはあまり便利な立地ではないですかね、滞在型でゆっくりするのが適している感じでしょうか。
部屋
グランドデラックスボスポラスビュールーム(Grand Deluxe Bosphorus View)
(アングルド)ボスポラスビューの部屋を予約していましたが、見出しの通り大層な名前の部屋にアップグレード頂きました。確かにグランドでデラックスなボスポラスビューでした。
レストラン
トゥーラ (Tugra Restaurant)
(再建ですが)パレス棟にある、クラシックトルコ料理のレストランです。
他で食べた現在のトルコ料理とはちょっと違って確かにスルタンの雰囲気が味わえました。レストランのインテリアは外観と違って洗練されています。テラス席でしたので、屋内の写真がありませんが、ふかふかのカーペットに重厚なソファ&チェアでいい雰囲気でした。時間(とお金)があればそちらも試したかった。
ウェイティングバー、照明の仕方がエギゾチックな雰囲気を出しています。
その他施設
チュラーン宮殿
Tugra Restaurantへのアクセスでちょこっと通りましたが派手派手です。大理石は大理石ですが、ちょっと変わった色合いの石材が使われており、とはいえ19世紀で比較的新しいので、手すりにはガラス素材なども使われておりなんとなくヨーロッパとも中東とも違う独特の印象を受けました。
このホテルは国内有数の人気イベント会場となっており、滞在4日間中3日なんらかのイベントが行われていて、ちょっと騒がしい感じでした。Tugraで食事した際は宮殿前の広場でイベントが行われており青&紫のミステリアスなライトアップになっていました。
庭/プール
きれいにメンテナンスされています。9月のイスタンブールは、最高気温で25度程度、ボスポラス海峡沿いで若干風も強いため、泳ぐのには肌寒い印象を受けました。私たちは結局泳ぎませんでしたが、ウイークエンドの日中のプールサイドは人でいっぱいでした。(写真は朝で空いてる状況です。)
庭の感じです、落ち葉一つ落ちていません。ヤシの木はかなり短髪?にカットされています、宮殿がちゃんと見えるようにでしょうか。
まとめ
さすがトルコを代表するホテル、宮殿も、ホテル棟、部屋も、敷地内全てがゴージャスでした。部屋からのボスポラス海峡の眺めはグランドでデラックスでした。イスタンブールの街が楽しすぎて外出しがちになってしまいましたが、最終日はベランダでまったりと景色を堪能できました。
一方でイベント会場としての利用や、このホテル自体が観光地化している部分もあり海峡側から船が来て船内アナウンスで説明していたり、若干動物園の動物になった感じでちょっと落ち着かない側面もありました。滞在期間中イスタンブールで航空ショーがあったようで、まったりしていたら轟音がとどろき、ターキッシュの旅客機が戦闘機に囲まれて追いまわされているシチュエーションにも遭遇、、、何かと騒がしいイスタンブールでした。
コメント