重慶中心部は、長江と嘉陵江に挟まれた細長い半島部分です。一方で観光では、ちょっと離れた磁器口古鎮、大足石刻など郊外を訪れる方も多いかと思います。また、成都との間を結ぶ新幹線の発着駅である重慶北駅は中心部まできておらず、意外と動く範囲は広くなるかと思います。重慶全体では地下鉄、モノレールが7路線ほどあり、公共交通機関はそこそこ充実しています。
一方で徒歩で動き回るには起伏が激しい点は注意が必要です。
立地
そんな重慶の中でヒルトン重慶は、中心部、磁器口古鎮、重慶北駅へ乗り換えなしで行ける2本の地下鉄が通る「両路口駅」まで200m、大足へのバスが発着する「重慶汽車駅」も徒歩圏と拠点としては非常に便利な立地と言えます。
外観
30階建の建物で単独で見ればかなり大型ともいえますが、超高層ビルが林立する重慶の中ではそれほど目立たないサイズです。あとはメンテナンスが原因か曇りだからか、若干くすんでいる点も地味さ加減を助長しています。
ロビーエリア
しかしながら、中に入る大理石張りでかなり豪華、空間としても余裕があり立派な印象です。
フロント
並びにはフロントがありますが、私たちは、チェックインが深夜だったので混雑していませんでした。また、チェックアウトはラウンジで済ませたこともありあまり利用する機会もありませんでした。
カウンターでパンダがお出迎えしていたのは中国に来たことを実感します。
レストラン
1階レストランも天井が高く窓も大きく開放感抜群です。朝食はラウンジ利用(こちらも快適)、日中もちゃんと観光で外出していましたので残念ながらここを使う機会はありませんでした。
そして、夜にはアイスクリームのスタンドがあり、最終日の夜に散策&ディナーから戻った後に、思いのほかよかった重慶を最後まで満喫するためにアイスをテイクアウトしました。
値段は他の物価に比べると若干高めだった気がします。ただ、担当スタッフは愛想が良くちょっと多めにもらえるという・・・ラムレーズンとチョコチップだったかな?お味はミルクが濃厚で本格的でした。
ラウンジ
高層階にはエグゼクティブルーム以上で使えるラウンジがあります。閑散期だったからかいつ行っても空いていて快適でした。また、食べ物のプレゼンテーションがかなりおしゃれ、そして、スタッフも親切で色々と助けてもらいました。窓側の丸テーブルが定位置でした。
デラックススイート
ちょうどセールで非常にリーズナブルだったのでスイートに3泊滞在、快適でした。
まとめ
ヒルトン重慶は近距離移動においても両路口が最寄りで便利、遠距離移動も重慶駅・重慶汽車駅に徒歩圏、重慶北駅に地下鉄でダイレクトで、発展しつつある重慶の中で今でも非常に便利な立地かと思います。
規模、外観としてはあまり目立ちませんが、1階のロビー周りの空間も余裕があり、ラウンジも快適でした。部屋も窓が大きく、季節柄かずっと霧でしたがそれでも明るい部屋でした。
重慶はビジネスとしても観光としてもなかなか行く機会がない都市かと思いますが、もし訪れるのであれば、利便性がよくほっとできる拠点として、お勧めできるホテルかと思います。
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