京都っぽい夕食付のプランがあるというのもこの「坂のホテル京都」を選んだ理由の1つです。あらかじめ2食付きプランで予約していました。
ダイニング 清水茶寮
ホテル自体は、38室とそれほど規模は大きくないため、ダイニングは1箇所のみです。1Fロビー脇のスペースでいくつか個室などもあるようです。小さなお子さん連れファミリーなどがそちらに案内されており、みんながハッピーないい方針だったかと思います。
京都御食国懐石
京都は、京野菜や若狭の海産物など古くから食材にこだわりのある地域です。
坂のホテルではそれらに加え、皇室・朝廷に海水産物をはじめとする多彩な食材を納める「御食国」と呼ばれた「若狭・志摩・淡路」の食材を取り入れ、京都御食国懐石という形で提供するということです。
淡路はホテルニュー淡路グループとして食材の調達パスがあることも理由なのかと思います。ふむふむ、、、楽しみたいと思います。
詳細はこちらを参照ください。
前菜
伏見酒粕豆腐 ズワイガニゼリー寄せ 千社唐(ちしゃとう)もろみ味噌 椚座牛(くぬぎざぎゅう)ロースト 海老芋コロッケ
まずは前菜から。千社唐は茎レタス、椚座牛は淡路島の黒毛和牛ということです。早速出てきましたね、京都と淡路の食材、美味しいです。そして見た目も綺麗です。
お造り
明石産天然鯛 若狭産あおりいかの炙り 愛媛産間八
これも淡路(明石隣接)と若狭の食材ですね。これも盛り付けが綺麗、醤油のほかに塩もあり、魚種により好みの味付けで楽しめます。
蒸し物
餅と百合根餡掛け茶碗蒸し
ということでクリーム色の餡は百合根餡です。今まで百合根はシャリシャリした食感に意識が行きがちでしたが、こうして餡にして食感が取り除かれると結構味も特徴的なのねと再認識です。
箸休め
京水菜と若狭甘海老サラダ仕立て 山葵の和風ドレッシング
サラダという単語からイメージする見た目とは違い洗練されており思わずおーっと声が出ます。水菜と甘海老はひと手間かかっており、水菜のシャキシャキ感と甘海老のねっとりした組み合わせがなかなか楽しめます。
サラダで、チコリとロマネスコというのも狙っているでしょとも思いますがイメージからずらしてきますね。器の色合いともあっています。
揚げ物
淡路三年とらふぐ醤油風味揚げ 万願寺唐辛子
こちらは比較的オーソドックスです。10月に春帆楼でフグコースを楽しみましたが今年はフグとも縁があります、(その点では)いい年でした。
鍋物
黒毛和牛しゃぶしゃぶ 特製胡麻だれ、聖護院大根と京豆腐と共に
すでに満足度はだいぶ高くだいぶお腹も膨れてきている所ですが・・・
牛肉がまたちゃんとしてます。サシも綺麗、ボリュームもなかなか、いろいろと期待を超えてきますね〜、非常に満足です。
御飯、留椀、京漬物
鮎原米釜炊き御飯 三重海苔椀 刻みしば漬け すぐき漬け 長芋山葵漬け いかなごのくぎ煮
鍋を楽しんでいる間に御飯が用意されます。鮎原米(あいはらまい)というのは、「あゆご飯」ということではなく淡路島のブランド米の品種のようです。1組ごとに土鍋で食事の開始時間に合わせて炊いているようです。
やはり低圧で多少芯が残る感じの釜炊きのご飯が好みです。ご飯だけで甘みがありおいしい!鍋はおろか、漬物や味噌汁と合わせるのももったいないくらいの美味しさです。
この旅行後、炊飯土鍋を買ってしまいました・・・
意外と簡単においしく炊け大満足です、我が家はオール電化ですがカセットコンロと合わせて停電時への備えにもなり一石二鳥です。
デザート
ベリーのパンナコッタ
コンパクトですが、彩も綺麗、大変満足度の高い食事となりました。
まとめ
京都御食国懐石に関しては、公式サイトでも説明があり、京都の食材と系列の淡路方向の食材を活用して頑張っていそうということは把握していましたが、ぶっちゃけそんなに期待していたわけではありませんでした。
実際の料理は、1品1品派手さはそれほどではないですが、素材の選択にこだわっており、盛り付けもきれい、品書きからのイメージを1つ1つ超えてきました。
この丁寧さはあまり大きすぎないホテルだからこそ実現出来るのかとも思います。予想外に大満足、嬉しい誤算でした。
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