タイ航空でムンバイに到着後ホテルに向かいます。時間は夜22時、日本時間ではAM1:30で眠い中、Uberにてダイレクトに向かいます。空港からの距離は30km程度、道はガラガラで自動車専用道路もありますがそれなりに時間がかかります。前回のデリーに比べると高層ビルも多く混沌としたインドの感じがあまりしません。30分ほどで到着です。
タージマハールパレスホテル
タージマハールパレスホテルはムンバイいちのクラシック高級ホテルです。インド有数の財閥であるタタ財閥の会長が外資ホテルで嫌な思いをしたことがきっかけで現地資本にて最高級のホテルを作ったとのことです。
そして、このホテルはもう一つの歴史の舞台にもなっています。
https://ja.wikipedia.org/wiki/ムンバイ同時多発テロ
2008年11月26日イスラム過激派とみられる勢力に占拠されました。同日は、このホテルのみならず、10件のテロたてもこもり事件が発生しました。占拠は4日間に渡り、その間、自動小銃、手榴弾といった殺傷能力の高い武器が使われ、全体で、死者171名、負傷者284名の死傷者が出ています。当時はインドに訪れたことはありませんでしたが衝撃を受けるとともに、このタージマハールホテルを知ったきっかけにもなりました。
今現在においても、インドの一定レベル以上のホテルでは入り口では厳しいセキュリティチェックが行われ、併設するショッピングモールなども閑散としています。本来は華やかなホテルのあり方が大きく変わった事件でした。
外観
そんなバックグラウンドがあるホテルではありますが、今現在では、有数の観光スポット、ランドマークに戻りつつあります。ホテルは2つの棟からなります。低層のドームを持つ建物がヘリテージ棟、右がタワー棟になります。
夜にはこんな感じにライトアップされます。隣接するインド門&広場と合わせて観光スポットになっています。今回は、限られた時間での滞在&直前にお安いレートが出たことでこちらのホテルに滞在しました。
立地
100年前に作られたこともあり、インド門の正面、政府系の建物やフォート地区も徒歩圏で情緒のある地域です。ムンバイはそれほど観光目的として訪れる方は少ないかもしれませんが、かつてのインド統治時代の華やかな雰囲気を感じるには素晴らしい雰囲気です。
そして、デリーに比べて観光客相手の強引な勧誘なども少なく過ごしやすかったです。これは10年経ったことの影響もあるかもですが・・・
タワー棟ロビー
セキュリティチェックを受けて建物内に入るとピカピカの大理石の綺麗なロビーが広がります。
そこでチェックインと試みると、アップグレードしたのでパレス棟のレセプションに行くように言われます。
パレス棟
脇を通りパレス棟のレセプションはバレス棟の中央にあります。こじんまりとしていますがより上質な空間で椅子に座って行います。インドは契約文化、チェックインの手続きも時間がかかります。イギリス系は説明の単語が難しい、、、
プール&プールバー
パレス棟レセプションの扉からは、コの字型の建物に囲まれたプール&プールバーに。ここもゴージャスです。せっかくなので滞在中アフタヌーンティーでもと思いましたが時差ぼけでタイミングは合いませんでした。
夜には、正面の壁にプロジェクションマッピングで景色が映し出され、プールの底もキラキラです。
ショッピングモール
ヘリテージ棟の1階はショッピングモールになっていますが、入り口が絞られていることからかお客さんはほとんどいません。もったいないですね・・・
大階段
建物中央には、ホテルのシンボルになっている6層吹き抜けがあります。2階前には、創業者の像も置かれています。
下から見上げると天井のドームが見られます。120年の歴史があるようです。
廊下
ヘリテージ棟の居室階は廊下もゴージャスです。中央が吹き抜けになっており明るいです。
照明もクラシックで、夜になると程よい明るさが優雅です。
部屋:ラグジュアリールーム
タワー棟の最安のレートで予約しているのでどこにアサインされても文句はありません。広くはないですが歴史のある棟の一室であることに価値があります。
まとめ
10年ぶりのインド、初めてのムンバイでの滞在先は、限られた時間の拠点として観光地のど真ん中でホテル自体も観光拠点となっているタージパレスホテルにしました。
タージマハールパレスホテルは、120年前からのヘリテージ棟と30階建のタワー棟で構成されます。今回タワー棟での予約でしたが、ヘリテージ棟の部屋にアップグレードされ、部屋自体は広くはないもののヘリテージの建物を満喫できました。お値段はお高いですが、それ以外の点では文句なし、さすがでした。
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