このホテルは、元宮殿ということで建物の床面積はかなり広く、その割に部屋数は全部で89室しかないありません。通路は折れ曲がり、突き当たりもあったりまるでダンジョンです。部屋のバリエーション、内装もそれぞれ異なるようです。
どちらかというと立地の素晴らしさで選択しましたが部屋もなかなか個性的でした。部屋タイプとしては一番リーズナブルなスーペリアルームでしたが、それでも40m²はある広さで十分快適でした。ただ、部屋によりばらつきは大きそうですので全ての部屋がこれと同等かは不明ですので1例としてご参考に。
Superior Room(417号室)
窓が3つあるワイドスパンの部屋で、ソファーセットもあり、一般的にはジュニアスイートと呼んでもいいくらいの部屋でした。この部屋の特徴はなんといってもこの赤い壁、そしてカーテン&上飾りのブルー&金という派手派手さ、エルミタージュにもありそうな重厚なインテリアです。
床はウッドで、どちらかと言えばカーペットの方が足に優しく好みですが、トータルではかなり気に入りました。
ラウンジエリア
ソファーセットはクラシックなスタイルで、2人掛けの幅広なソファが1つと1人掛けのチェアーが2つ、小さめなコーヒーテーブルを囲む配置でした。奥の壁際にはライティングデスクがあり、窓側長手にはテレビ台があります。テレビ台の扉の中には冷蔵庫があります。十分な広さです。
ベッドエリア
部屋の反対側はベッドエリアになっています。初日にチェックインしたときには、シングルサイズベッドが2つ、ベッドメイクもそれぞれ個別にされていました。ベッドの両側にサイドテーブルと化粧台が配置されています。こちらもクラシックですが、何気に電装は全て最新にリノベーションされており、照明や「Please Make Up」、Don’t Disturbなどのサインはベッド脇のスイッチで全てコントロール可能です。
ベッド幅は多少細めで、ちょっとベッドを動かして勝手にハリウッドツインにしていたのですが、翌日からのベッドメイクは、その形で広めの寝具に変えられており柔軟に対応してくれます。
これは初日ですが夜にはターンダウンされ、ベッドカバーが取り外され、寒い地域ですので多少厚めのデュベで入りやすいように畳まれていました。そしてチョコレートが置かれています。マットがあるとさらにいいのですが・・・
眺め
モイカ川向きか、ネフスキー通り向きだといいなと思っていましたが、ネフスキー通り向きの部屋で結果オーライです。窓が2重になっているので、サイドを見るのには内側の窓を開けないと見られません。その分、断熱、防音は優れているのでしょう。
ホテルの立地する場所は繁華街で、ネフスキー通りはサンクトペテルブルク1のメインストリートですので夜でも人通りが多いです。これは深夜0:30頃ですがこの人通り、正面のバーガーキングも絶賛営業中です。
というか暗くなって、街がライトアップされるのが23:00過ぎてからですからね、、、ついつい夜更かししてしまいます。そして、みんなちょっと浮かれている感じがいいです。
ホワイエ
入口を入ったところも居室とは柄が違うけれどもこちらも赤、片側にはかなり大きめのクローゼットが設置されています。セーフティーボックスがあったかは、、、ちょっと覚えてないです。クローゼットの鏡に反射してちょっと写っていますが、反対側にはちょっとした鞄を置くような台などもありますが、大きめのスーツケースを置くほどのサイズはありません。結果的にスーツケースは居室に置いていました、その辺はちょっと不便です。
バスルーム
ホワイエから入って正面がバスルームになります。大理石造で金具にはアクセントで金色が使われておりかなりゴージャスです。入り口側にトイレ、ビデ、バスタブ、奥に洗面台と独立したシャワーブースがあります。洗面はシングルボウルで物が置けるスペースもなくちょっと不便でしたかね。タオル掛けには温水が流れており、タオルはいつもポカポカです。
ロシアは寒いのでバスタブの活用機会が高めかもしれません。建物はクラシックですが水回りもリノベーションされており、こんなゴージャスかつ巨大なバスタブがついていますので快適です。ちょっと湯をためるのに時間がかかる、そして冷えやすいというデメリットはあります。バスタブ脇に置かれているアメニティは独自のパッケージですが上品な香りでいい感じでした。
まとめ
調べた時からかなり期待できそうという印象はありましたが、実際もかなりゴージャスでした。特に好みを伝えていませんでしたが、ワイドスパンの部屋でネフスキー通り沿いで明るい部屋でした。ソファーセットもあり本来であればジュニアスイートと呼んでもおかしくない設備で、派手な内装とクラシックなインテリアでエルミタージュにも通じる非日常感も味わえました。
(赤い壁と木の床、派手な装飾が玉座の間に通じる印象です。)
次にスーペリアルームに滞在する機会があれば、ここを部屋指定してもいいかと思うくらいお気に入りになりました。
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