アブダビ1日観光【前編】 〜初めての砂漠ツアー : アラビアンナイトビレッジ・キャメルライド〜

2015.08 中欧4カ国陸路1400km+の旅
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トランジット(乗り継ぎ)を活用して初めての中東、アブダビ周辺を観光します。時間としては、朝の5:45にローマからのフライトで到着、夜の22時のフライトで東京に帰ります。日中帯で十分観光ができます。

さて何をしようか、、、中東といえば砂漠、砂漠といえばラクダ。初めての中東ではまずはその辺をおさえたいところです。砂漠ですので、当然場所も辺鄙、現地ツアーを活用しての手配を考えます。現地ツアーのエージェントとしてはVeltra等がラインナップが多く便利ですが、砂漠ツアーは、暑い日差しを避けて午後から夜の時間帯のものしかありませんでした。内容的には魅力的ですが、戻りの時間が21時になるのでギリギリ、ちょっと危険という感じです。そんな中、アラビアンナイトビレッジという所が、午前8時集合〜13時解散という午前の時間帯のツアーを開催していることが分かりました。

(当時の)ツアーの内容は、

  • 送迎:Pick Up and Drop Off
  • 砂丘ドライブ:Dune Bashing in 4×4, air-conditioned Land Cruisers
  • ラクダに乗る:Camel Riding
  • 砂丘でのスノーボードみたいなの:Sand Surfing
  • コンチネンタル朝食:Continental Buffet Breakfast
  • 飲み物:Soft Drinks, Regular Tea and Coffee.
  • プールアクセス:Access to the Oasis pool

ということで、私たちの希望する砂漠で遊ぶのとラクダは含まれています。金額は当時AED 220(6,600円)でかなりリーズナブル、2021年現在は多少変わってヘナペインティングなども含まれる形でAED 300(9,000円)まで値上がりしています。また、当時の送迎のルールは、「2人以上でアブダビ市内のホテル」だったのに比べ、今現在は最低4人とかになっているのでちょっと使いづらくなっていますね。送迎のルールとしては、空港はだめということでしたが、空港隣接の「プレミアインアブダビインターナショナルエアポート」を指定したらOKでした。

まずは、午前中にこのツアーに参加し、終了後の13時以降は、アブダビ市街の大規模なショッピングモール、世界一豪華と言われるシェイクザイードグランドモスクを観光する感じでアブダビ観光としました。

アブダビ空港

到着ラウンジで準備

ローマからの便は、6時間弱という短めのオーバーナイトフライトでした。2晩連続のオーバーナイトフライトということもあり、(大きめのスーツケースはブダペストから東京までスルーさせていますが、)着替え等をいれた小さめのスーツケースは手荷物にしていました。

まずはアブダビのアライバルラウンジで着替え、顔を洗って準備をします。

到着ラウンジがあることは事前に調べていたのですが、コードシェアで、アリタリアで発券されていて、チケットもアリタリアカラーのチケットだったこともあり最初は受付で入れないと言われます。予約はエティハドで取っていてコードシェアであることを、eチケット控えなどで説明してなんとか入れてもらいました。ゲストは他に誰もおらず、非常にきれいな空間で快適でした。

集合時間は8時ということで、時間に合わせてラウンジを出ます。

ラゲッジドロップ

集合場所に行く前にもう一つやることがあります。スーツケースの預入れです。キャリーオンサイズでそれほど大きくないサイズですので、ツアーだけであれば車に置かせてもらうのも可能かもですが、その後、市内の観光にも行きますので空港で預入れします。受付で場所を聞くと、ここを出たということですが、ちょうど制限エリア(アライバル)の境界ということなのか扉は鍵がかけられており、セキュリティに確認して鍵を開けてもらいました。ちょっと面倒かもです。

出たところを左に進んだこの小さな窓口Airport Service Centerで預かってもらえます。

アブダビ空港の詳細は、こちらを参照ください。

Morning Glory Desert Safari

今回のツアーは、オーストラリアから来た4人組のファミリーと一緒でした。助手席に父、2列目に母子2人、3列目に私たちということで同じEtihadのビジネスクラスのゲストで彼らは、アブダビストップオーバーを使ってジュメイラ・アット・エティハド・タワーズ ホテルに滞在しているようでした。アブダビは、、、泊まるほどやることはないかなーとも。

空港からは何もない一直線の道路を進みます。両側にはフェンスや送電線など人工物がいくらかありますが、砂丘も見えここが砂漠に作られた都市であることがよく分かります。

道端の初ラクダにテンションが上がります。コブに蓄えた水?脂肪?のおかげで1ヶ月間水を飲まなくても生きていけるという砂漠に適応した動物ですね。この子はあまり蓄えてない感じです。

砂漠体験

しばらくすると、舗装路から外れて停車、タイヤの空気圧を下げて砂漠を進む準備完了です。

まずは人の気配のない綺麗な砂丘のところで初めての砂漠体験です。全く足跡がない風紋だけの砂丘に対して足跡を残すのは気持ちのよい体験です。すぐに消えるんでしょうけどね。ここの砂は非常に細かく赤みがかっているのが特徴でしょうか?

ここでは、デザートサーフィンやソリなどがありますが、それらが機能する斜面はかなり急でかなり怖いですね。後は、斜面を下るのはいいんですが、その後上まで戻るのが非常に大変、1回やっただけで疲労困憊でした。まだ朝早い時間帯でしたが、おそらく気温40度以上あったと思います。

デューンバッシング

その後は、デューンバッシングという、4WDの車でこの砂丘を縦横無尽に走り回るというアクティビティです。好きな人は好きなんでしょうが、好きじゃない人は結構苦痛です。結構な衝撃と、傾き、横Gがあって酔います。

そして私(旦那)は缶のコーラを飲んでいる途中でしたので、片手は溢れないように維持するのに取られ体勢のキープが大変でした。オーストラリアのファミリーもあまり楽しんでいる感じではなく無言でGに耐えている感じです。雰囲気としてはお互いにあまり得意でない領域な感じでしたが、それでも他のゲストがいる手前「もういいよ」と言えるほどの確信は持てず、終わるまでじっと耐えるという状況でした。お互いに確認すればよかったですね・・・

Arabian Night Village

その後は砂漠の中のリゾートArabian Nights Villageに移動です。ここではキャメルライド、朝食、プールなど先ほどに比べると穏やかなアクティビティでお昼まで過ごします。

デーツでお迎え

まずは、中東でのお客さんのおもてなし、冷たい飲み物とデーツでお迎えです。エティハドのファーストクラスでもらった品質ではなく種もあるので若干食べるのが手間です。ティッシュが用意されているのはいいですね。

キャメルライド

順番にラクダです。ラクダは2頭、オーストラリア人ファミリーは1頭に2人づつでしたが、私たちは1人づつでした。2015年でしたがラクダはマスクをしていました。暑かったこともあるのでVillageのまわりをぐるっと10分くらい引かれてぶらぶらする感じでした。砂丘というよりは、Village前のそこそこ踏み固められたところでしたが、暑かったですし、まあその位でまあ十分とも言えます。

ラクダライドは想像よりも高いポジションでした、暴れて振り落とされたりしたら結構危ない感じですかね。クッションがしっかりしていたからか歩行中の乗り心地は揺れも穏やかでなかなか快適でした。

注意が必要なのは乗り降りの時ですね。

乗り降りはらくだがしゃがんでいるときに行いますが、立ち上がる時は後足から、しゃがむときは前足からということで、かなりの前屈みになります。結構勢いもありますのでつんのめった感じになりますが、足でのグリップを効かせて、重心を後ろ側に置き振り落とされないようにご注意ください。

らくだは自分たちだけでどこかに帰って行きました。お利口さんです。

朝食

キャメルライドの後はVillageでフリータイムになります。Village自体は宿泊施設もあるようですが、この日は我々ツアー客以外ゲストはいないようでした。メインラウンジはこんな感じで雰囲気があります。初めての砂漠を一通り満喫した後に、こんなアラビアンな環境での朝食、なかなか充実したツアー内容です。

ちなみに、現地ツアーを探すと午後から夜にかけてのツアーが多いですが、そちらは大抵砂漠のベドウィンテントでのビュッフェディナーで、ベリーダンス(これはアラブなのか???というのはありますが)といったイベントも合わせて催行されます。それはそれで雰囲気がよさそうです、時間が合えばそちらもいいでしょうね。

今回は、6人のみということで、ビュッフェではなく、それぞれのグループ毎に各種料理が用意されました。食事の内容はWesternですが、中東料理は好き嫌いがありそうですので万人向けとするとそうなっちゃいますかね。

コールドカットとして、ハム、チーズ。そしてパンとワッフルが出てきました。

卵料理はハッシュポテト、グリルドトマト、マッシュルーム、ソーセージなどと一緒に出てきました。卵の調理は聞かれたかどうかは覚えていません。

砂漠でジューシーなフルーツも盛り沢山、贅沢です。

プール

プール周りも十分綺麗です。水着があればここでリフレッシュしたかったところですが、、、オーストラリアファミリーは楽しんでいたようです。その先には砂丘が広がっています。

砂丘

砂漠のリゾートを去る前に最後にもう一度その背後の大きな砂丘に登ってみます。おそらく40度は余裕で超えている暑さですがこんな機会もなかなかないですからね。有名なサハラ砂漠やゴビ砂漠は岩石砂漠で砂というよりは岩がゴロゴロしていますが、このアラビア半島のルブアルハリ砂漠は砂が細かく綺麗です。日本人が思う砂漠の印象に非常に近いかと思います。

尾根を登ってきました。夜はこの砂丘をライトアップするようです、トワイライトの時間帯はかなり幻想的でしょうね。

アブダビ市街へ

これにてツアーは終了、再び1時間かけて街中まで戻ります。オーストリアのファミリーは彼らの泊まっているジュメイラ・アット・エティハド・タワーズ ホテル ↓ まで、私たちはそこからすぐのマリーナモールまで送ってもらいます。

アブダビもドバイに負けず劣らず高層ビルがすごいです。

まとめ

今回は、初めての中東で初めての砂漠を体験しました。砂漠ツアーは、午後から夜までのツアーが多いですが、私たちは帰国便の時間を考えるとちょっと怖いということで、苦労して午前中のツアーを探しました。結局Arabian Nights Villageというリゾート施設が開催しているMorning Glory Desert Safariというツアーでし、料金は当時一人当たり6,000円程度とそれほど高額でもなく、内容として私たちがやってみたかった砂漠の大地を踏みしめ、ラクダに乗るというアクティビティが含まれており満足できました。

やはり、夏の時期の砂漠は暑い、そしてラクダの乗り心地はなかなか快適ですが、乗り降りのタイミングは注意が必要ということが分かりました。なかなかいい体験ができたと思います。

2021年現在では、内容がちょっと変わって価格がちょっと?だいぶ?値上がりしたようですが、もし同じようなトランジットで昼間の時間帯で砂漠体験を希望される方がいれば1つの候補になるかと思います。より柔軟に組めるのであれば、夕方から夜にかけてのツアーの方が、催行も多いですし、暑さも抑えられた時間帯でベターですし、幻想的なサンセットや、エキゾチックなベリーダンスのショーを見ながらのディナーなどより雰囲気が楽しめるかと思います。

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