プラハ観光 〜ぺトシーンタワー・ストラホフ修道院〜

2015.08 中欧4カ国陸路1400km+の旅
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プラハ3日目は、午前中に再びキャッスルサイドを観光、この日は繁華街南側のペトシーン公園から世界有数の美しさと言われる図書館を持つストラホフ修道院に。

まずは、聖ニコラス教会前から路面電車で公園まで向かいます。

路面電車

えー、まずは切符を。

プラハの路面電車の運賃はゾーンと時間で金額が変わる仕組みのようです。目的地の公園はせいぜい5分くらいですので、、、一番安いので十分で、15min以内のチケットCZK12(60円)でOK、なかなかリーズナブルです。

残念ながらコインしか使えません。

電車は、丸っこいクラシックな車両と、直線的でスタイリッシュな車両がありますが、私たちの乗る路線にはクラシックな方がきました。最近は、GoogleマップなどでGPSで自分の位置が把握しやすいのでこうした公共交通機関も利用しやすくなりました。ものの5分で到着です。

ペトシーン公園(ケーブルカー)

公園に入りましたが今度はケーブルカーで山頂まで行ってしまいます。こちらも公共交通機関と共通で時間以内ですので先程のチケットでそのまま乗れます。丘の上までお手軽に移動です。

ブダペストのブダの丘は同じくらいの標高差で片道500円ですのでそれに比べると良心的です。

ペトシーンは観光客向けというよりは地元民が多いのでターゲットが違うということでしょうかね。15分おきの運行ですが、ちょうどタイミングよく待ち時間なく乗れました。

今となってはコロナ前のマスクをしなくてもいいこの時代が懐かしいですね。車両内は旧東欧圏のソリッドな感じです。

こちらのケーブルカーも7、8分程度で山頂ペトシーン駅に到着です。

ペトシーン公園

ケーブルカーで楽して登ってきちゃいましたが、ペトシーン公園山頂部は庭園が整備され、花壇には薔薇の花が咲いていました。ただ、この日は曇りがちで直射日光がなく若干薄暗い感じでしたが、それはそれでプラハっぽいです。市民の憩いの場になっていました。右側の建物は聖ヴァヴジネツ教会、そして中央の塔が私たちの目的地であるペトシーン展望台タワーです。

公園内をぶらぶらしつつ向かいます。

ペトシーン展望台タワー

ケーブルカーの駅から道草しつつ10分程度で到着です。高さ60mの塔ということでそれほど大きくはありません。ここは結構人がおり、チケットを買うのに若干並びました。入場料はCZK120(600円)です。鉄骨が結構スカスカで若干心許ない感じですが、中央はエレベーターが通っており、その外側の螺旋状のものは階段で、帰りはエレベーター、階段どちらも利用可能です。

それほど高い建物ではないので私たちもこの階段で降りてきました。

上の八角形の展望台からの眺めです。タワー自体は60m程度ですのでそれほど大きくありませんが、そもそも丘の上に立地していますのでなかなかの眺めです。

ブルタバ川を挟んで、東西(右上⇔左下)に分かれているプラハ旧市街全体が見渡せます。オレンジ色の屋根に統一感がありなかなか素晴らしい街並みです。景観条例が相当厳しいということで住んでいる人は結構大変かもしれません。

カレル橋(左下)と旧市街広場前のティーン教会(カレル橋の上)がよく見えました。プラハはチェコの首都ですが、高層ビルがどこにもなく、どこがBCD(ビジネスセンター地区)なのかよく分かりません。

プラハ城方向です。中央にある真っ黒な巨大な建物が聖ヴィート大聖堂です。その周囲の大規模な建物は王宮です。そこそこ勾配があるのがよく分かります。手前のオレンジの城下町は小さめの建物で、角度のある屋根に統一感があり魅力的です。

そしてプラハ城のさらに左サイドの方向、正面中央の建物が、この後向かうストラホフ修道院です。距離的には500mくらいでしょうかね。このペトシーンタワーからは若干の下り坂ですので道のりは楽です。その後も下りで市街地まで向かう予定です。

もしこの地区を下りの徒歩ルートで巡りたい場合は、このルートがベストかと思います。

ストラホフ修道院

木々の中で深呼吸しながら15分程度、塔の上から見えたストラホフ修道院までやってきました。キャッスルサイドでプラハ城に次ぐ人気の観光地ですので結構な人混みです。ここの図書館が世界有数の美しい図書館ということで有名です。もともと宗教施設は学問の場でもありましたので、ここもそうした位置付けが大きく蔵書が膨らんだのでしょう。

観光で入れるところは狭く限られています。通路の両サイドには、キュリオケース?家具が展示されています。そして、ここから有名な2つの部屋を覗く感じです。

神学の間

1つ目、神学の間です。アールのかかった天井とフレスコ画、その周りの漆喰の立体装飾が美しいです。是非とも近くで見学したいところですが、実はこれ以上立ち入り禁止、みんなで入り口から覗き込みながらの見学になります。その分、人が写り込まないので写真は綺麗に取れますが見学の雰囲気はあまり優雅ではありません。本はハリボテだったりして・・・

哲学の間

そしてこちらが哲学の間です。こちらは天井が高く、より壮大です。書棚は木製で2層になっています。結構な高さがあり、各フロアとも上部の本ははしごで取る感じなんですが若干怖いですかね・・・

こちらも立ち入り禁止で入り口からのみの見学になります。写真で見ると荘厳ですが、手前の通路は結構な観光客です。

とはいえ、綺麗な図書館を満喫できました。

まとめ

最終日の午前中は、プラハ市民の憩いの場となっているペトシーン公園をぶらつき、丘の上の塔からプラハ市街地を見下ろし、世界有数の美しさを誇る図書室を持つストラホフ修道院を見学しました。

路面電車&ケーブルカーはリーズナブルで、特にケーブルカーは勾配を一気に登れますのでこの地域の観光には有意義でした。公園は、派手さはありませんが、市民の憩いの場になっており、ソリッドな感じの塔と合わせて、一時期東欧の文化圏にいた雰囲気が感じられます。ストラホフ修道院の図書館は確かに非常に美しいですが、中に入って見学できないのが若干歯痒い感じです。

とはいえなかなか有意義な散策でした。この後は、再び下りで麓までおりキャッスルサイドの繁華街でランチをいただきます。

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