酷暑のウィーンからの脱出として、ドナウ川の川下りと合わせてブラチスラバに向かいました。ウィーンを出発したのが12時くらい、ブラチスラバの到着は午後13:30でした。帰りはIC(普通列車)の予定で、帰りのチケットは取っていないのでこれから飽きるまで観光です。
UFOの展望台
船からも見えており気になっていました。行き方は、橋桁が2段になっており、下が歩道になっています。その人の縮尺から見ると意外と遠い、、、のでパスすることに・・・
ブラチスラバ城
ということで、まずは丘の上のブラチスラバ城を目指します。麓からお城の方向を目指して丘を登って行きます。ウィーンと違い、観光客もまばら、お城に繋がる階段も誰もおらずのどかな雰囲気です。いいんじゃないでしょうか、ブラチスラバ。
だいぶ登って来ました。ドナウ川と先程のUFO展望台方面が見渡せました。
さらにそこからしばらく登り、、、いよいよお城に到着です。
最後に九十九折(つづらおり)の階段が見えます。観光用のトロリーで麓からダイレクトにお城の前に行くこともでき、チケットはツインシティーライナーの中でも販売していますので必要な方はそこで買っても良いかもです。私たちは足で散策しますのでそれはパスしました。
お城の前にはダイナミックな銅像が。
城内は博物館になっているようですが、もう文化的なものはお腹いっぱいですので中には入りませんでした。このお城は後期はハプスブルク家の所有、拠点になっていたようですがそれ以上の知識は持ち合わせていません。
反対側は中庭になっており綺麗にメンテナンスされています。トップのドヤ顔の少年もこの中庭にいました。
お城の区画からは旧市街方面が望めます。この茶色い屋根のところが旧市街ですね。奥には高層ビルが見えます。プラハより高層ビルが多いですね。
続いては写真右側手前に見える高い塔、聖マルティン大聖堂に向かいます。
聖マルティン大聖堂
お城から降りて来ました。旧市街の城壁を入り大聖堂方面に向かいます。もう15時前なのですが、この辺はほとんど人気がありませんでした。
大聖堂内部です。オーソドックスなゴシック様式の教会でした。
14 世紀初頭から約200年間かけて建てられた教会で1563年から1830年まで歴代ハンガリー王の戴冠式が行われたところとしても知られているとのことです。イシュトバーンからの今のブダペストを中心としたハンガリーは意外と新しいということですね。教会自体は派手さはありませんが、ステンドグラス越しに光が差し込みなかなか明るい空間でした。
ブラチスラバ旧市街
おそらく1km2もない地区ですが、中心部の大通りはなかなかの人出でした。ブラチスラバも日差しが強かったですが、日陰もそれなりにあり昨日のブルノーよりはすごしやすかった印象です。雰囲気がすごく良くて夕食をこの辺で食べてからウィーンに戻るのもいいなーと思いました。ただ、今晩が中欧最後なので行きつけのプラフッタに行かなきゃいけないので泣く泣く断念しました。この街いい感じです。
こんな雰囲気の場所も、多分物価もウィーンより安いんでしょうね。
フラヴネー広場
旧市街中央にある広場です。日本大使館もこの広場に面しており日の丸が掲げられていました。
スロバキアでパスポートをなくした際にはここにくる事になるでしょう。ここでは雰囲気の良さにあまり仕事は進まなそうですね。パスポートの再発行には時間がかかるかもしれません。無くさないように気を付けましょう。
Roland Cafe & Restaurant
この広場に面したカフェで休憩する事にしました。内装はなかなか雰囲気があります。トイレを借りに地下に行きましたが、地下はバーになっており、そちらもなかなか雰囲気のあるつくりでした、料理の質は分かりませんが夜のディナータイムも良さそうです。
インサイドはガラガラですが、、、
テラス席はこの通りほぼ満席です。ヨーロッパあるあるです。
指差しで選んだケーキとストロベリーシェイク、コーラで休憩です。ケーキのオーダーは1つでしたがちゃんとフォークを二つ用意してくれるのが好印象です。
さて、英気を養ったところで再び散策に戻ります。
ブラチスラバ名物のオブジェを発見しました。こうしたオブジェが旧市街の中にいくつかあるようですが、結局これ1つしか見つけられませんでした。
中央の立派な建物はラディソンブルー・カールトンホテルです。なかなか良さそうなのに、ラディソンかー。
青の教会(Kostol svätej Alžbety)
観光スポットがあまりないブラチスラバ、ちょっと旧市街から足を伸ばし(とはいえ歩いて行ける)青い教会にいってみました。が、扉が閉まっており中には入れませんでした。
ですが、扉にガラス窓があり内部の様子が見えました。パステルブルーでメルヘンチックな内装です。
大統領官邸
ぐるっと散策して17時を回り、18:30のウィーン行きの電車に乗るために中央駅方面に向かいます。途中立派な建物に遭遇です。元々は伯爵の宮殿だったようですが、今現在は大統領官邸として使われているようです。銃を持った警備兵が外に睨みをきかせていました。
ブラチスラバ中央駅からウィーンへ
18時過ぎに中央駅に到着です。ここからウィーンまでの所要時間は1時間程度です。
チケットは一人EUR 10弱でカフェで休憩中に手配していました。
見ての通りガラガラですのでもちろん駅の窓口で買っても席がないことはないと思います。改札もないのでそのまま電車に乗り込みます。ツインシティーライナーと違い、こちらは国際列車ではありますがパスポートチェック等はありません。19時半頃ウィーンに到着しました。夏のヨーロッパは日が長いのでまだまだ明るいです。
まとめ
ウィーンの酷暑から離れブラチスラバにやって来ましたがなかなか雰囲気の良い町でした。私たちは到着が13:30、電車で出たのが18:30ですので滞在時間は5時間、博物館等には入っていませんが、カフェでまったりもして街の雰囲気は充分満喫することができました。博物館等に入る場合は、もうちょっと、それでも1日あれば十分見て回れる範囲かと思います。その場合は、ウィーン8時台発の船や、電車を活用ください。
ウィーン近郊の日帰り遠征先としてブルノーとの比較で考えると、こちらブラチスラバの方がオススメです。
- ブラチスラバは電車の他にドナウ川クルーズで船で来られるということ
- 散策する市街地がブラチスラバは中世の雰囲気を持つ旧市街であるのに対し、ブルノは現代的な街並みで趣が異なること
- スロバキアは通貨がユーロである点も両替する必要がないメリットあり
もしウィーンに飽きたという方、物価や天気の兼ね合いでちょっと逃げ先を探している方にはオススメできます。ウィーンの立地は便利でプラハやブダペスト、ザルツブルクも行こうと思えば行けるとは思いますが、1日では勿体ない、不完全燃焼になるかと思われます。その点ブラチスラバは程よいスケールかと思います。
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