桃園空港を一番初めに使ったのは、11年前の2008年でした。当時から空港アクセス線がそのうちできると言われており、待ち遠しく思っていた時期もありましたが、延期延期で全然できないので、もう気にしていなかったのですが2017年末にようやくできていたようです。
悠々カード
悠々カードは、日本でいうSUICAやPASMO、香港でいうオクトパスカードに相当します。これがあれば電車のチケットを買わなくて良いですし、多くのお店でも決済手段としてサポートしているので1つ持っておくと便利です。しばらく使っていないとロックされてしまいますので、昔いつ使ったか分からないような状態の際は、いきなり自動改札に突撃せずに、一旦こうした窓口でチェック、必要であればリアクティべートしてもらいましょう。持っていない方はこのカウンターで買えます。
桃園空港MRT
この路線は、台北駅から桃園空港を経由して、高鉄桃園駅へ接続しています。高鉄の桃園駅と桃園国際空港は名前は同じ「桃園」ですが結構離れています。これは成田駅と成田空港駅が違うのと同じです。私たちは今回、でこの路線を2回使いました。
- 初日:機場第一航廈站(空港第1ターミナル駅)から台北車站(台北駅)まで最終日:台南から高鉄(台湾新幹線)で高鉄桃園站(高鉄桃園駅)まで来て、この地下鉄に乗り換え、機場第一航廈站(空港第1ターミナル駅)まで
台北方面は、台北駅まで直達(急行)で4駅(35分位)、普通で12駅分(49分)かかりますが、バスだと1時間弱かかりますのでそれよりは早い感じです。
車内
直達(急行)の車両と、普通の車両で内装が異なります。直達(急行)の車両は、2人掛けまたは対面式の座席配置です。
普通の場合は、通常のメトロ、日本の通勤電車と同じくベンチシートです。
機場第一航廈站(空港第1ターミナル駅)
往路では、空港第1ターミナルから台北駅までこのMRTで向かいました。値段は、TWD 160(600円)程度と比較的安く、所要時間もバスに比べて早いので現地の方含めて利用者はそれなりに多いです。空港からMRT駅への案内も分かりやすいですし、人の流れもありますのでそれらに従っていけば迷うことなく辿り着けます。距離はそこそこありました。改札はこんな感じです。
悠々カードで非接触、日本の改札でSUICAで通るのと全く同じです。カードさえあれば乗り降りは簡単です。
MRTの路線の1つですが、この区間は地下鉄ではなくほぼ高架です。機場第一航廈站から台北方向は、メトロ開通とともに振興のベッドタウンが作られています。眺めもありますし音も煩くないので地下よりいいですね。台北車站に近づくと地下に潜ります。
台北車站(台北駅)
35分程度で台北駅に到着です。台北駅は東京駅みたいに都市の中心のはずですが、台北駅周辺は意外と閑散としていています。このMRTの駅は、国鉄の台北駅に隣接する形ではありますがちょっと距離があります。MRTの台北車駅は建物自体はこんな感じで大規模ですが、外に出ると殺風景ですので中心地には地下街を通っていくのがおすすめです。
台湾高鉄桃園車站(高鉄桃園駅)
最終日には、台南から台湾新幹線(台湾では高鉄と言います。)でこの台湾高鉄桃園駅まできて、乗り換えをして空港第1ターミナルに向かいました。これはMRT側のプラットフォーム(高架)からとった高鉄桃園駅です。新幹線の駅は日本でも若干市街地から離れていますが、それと同じで郊外にドカンと大きな駅が作られている感じです。
「高鉄桃園車站」から「機場第一航廈車站」までは6駅、20分程度の所要時間です。
まとめ
新しくできたMRTは、空港アクセス専用線ではなく生活路線でもあり、快速でも所要時間は35分とそれなりにかかります。しかしながら、今まで窓口で切符を買い、対象のバスを探す必要のあったバスでのアクセスに比べたら簡単です。台北駅からの他のMRT乗り換え、駅南の繁華街へはそこそこ距離があるので大きな荷物を持っている場合などは若干乗り換えが面倒ではありますが、桃園のアクセスはだいぶ改善されたかと思います。
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