ラウンジで朝食を満喫した後は、市内散策(昼の部)に繰り出します。
赤崁樓(セキカンロウ)
中国っぽいスタイルですが、もともとはオランダが作ったお城の旧跡ということです。敷地からは当時の砲台の跡などが発見されています。オランダが作った際は、この建物はなかったのかもしれません。台湾は、漢(中国)とオランダで当地を争っていたようで、最終的に、漢人の鄭成功さんが占拠に成功した際には、ここが台湾全島をコントロールする最高行政機関としての役割を果たしたようです。
手前が「海神廟」、後方が「文昌閣」ということで建てられた時期も違うとのことです。最高行政機関としては小さいです。
敷地内はそんな争いの雰囲気を感じず、気候も亜熱帯ということで植物もトロピカルです。2月という冬のこの時期でも気温も高く軽めの服装で十分、心地よいです。
祀典武廟(シテンブビョウ)
赤崁樓の南側、通りを挟んだところに祀典武廟があります。創建は1720年ということで台湾で一番古い廟ということです。台北の龍山寺よりも古く、さすが台湾の古都と言われる台南です。とはいえ敷地は折れ曲がった感じでそれほど広くなく、中は迷路のようです。
主祭神は三国志で有名な関羽さんということです。私たちは、2014年に成都に行った際に若干勉強しようとしましたが全体を理解するまでには至りませんでした。
関羽さん・・・
奥には、亀の池や、縁結びで有名な月下老人さんなど、他にもこんな大所帯の祭神さんなど10以上祀られていました。
大天后宮
祀典武廟から徒歩1分大天后宮があります。こちらで祀れているのは「媽祖」、台湾でもっとも信仰を集めている神様ということです。航海中の安全を祈り、無事に台湾島へ到着した事を感謝した経緯があり、1684年創建です。こちら正面は修復中でした。
正面は修復中でしたが、中は非常に雰囲気があります。建物の作りとしては武廟とそれほど変わらない感じです。表の細かく間が区切られており、色々な神様が祀られています。
開基武廟原正殿
近くを徘徊していると、開基武廟原正殿なるものに出くわします。祀典武廟が台湾最古の武廟と、ガイドブックなどに記載がありますが、こちらが開基???ということはこちらの方が古い???実際1669年と言っていますね〜。祀典武廟より古そうですが、実際はどうなんでしょう、XX発祥、元祖の争いみたいなものでしょうか?
この手の廟も3つ目になると段々構造が分かってきます。間口が狭くても奥行きは相当あると、奥にズンズン進みます。こんなランタンの広場に出ました。奥の電光掲示板と合わせて昼間の情緒はイマイチですが、夜には昨晩の成功さん廟のように綺麗になるのでしょうか。
更に奥に向かうと、、、関羽さんです。建物の装飾も非常に凝っていて美しいです。
韓金婆婆
色々と文化的なものを見るとお腹がすきます。赤崁樓脇のかき氷屋さんで一旦休憩することにします。
台南は、2月でも昼間は屋外でこういうのを食べられる位暖かいです。
台湾のふわふわのかき氷です。水ではなくミルクから作った氷のようです。
マンゴープリンもベストシーズンではないですが、濃厚で美味しいです。
まとめ
台南には、他にも郊外の安平、神農街と言った観光スポットがありますが、今回は、町中の赤崁樓周辺の観光スポットを巡ってみました。武廟に関しては、台湾最古と謳っている武廟が2つありましたが、どちらが古いかは置いといて、いずれも十分見応えのある建物でした。一方で、まとめて文化的なスポットを4つも巡ると甘いものが欲しくなります。韓金婆婆は、赤崁樓に隣接した便利な立地のセミオープンのスイーツ屋です。台南は、冬でも暖かいので年間通して活用できるかと思います。半日の観光で古都と言われる台南の雰囲気が大分分かった気がします。
この後は、昼食を探して、昨日夜の部で散策した孔子廟の方に向かいます。
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