ハンガリー建国の父であり、実在の人物でありながら西方教会の聖人にも名を連ねるイシュトバーンさんを祀る聖堂になります。日本で言うと徳川家康を本尊とする東照宮みたいなものでしょうかね。
立地
ペスト側の商業地域の中心と言える場所で、私たちは国会議事堂から散策がてら歩きましたが、地下鉄では「Bajcsy-Zsilinszky út」駅の近くになります。ちなみに議事堂からの距離は1km程度、公園の中をぶらぶら歩いても20分くらいです。
外観
建築様式としてはネオ・ルネッサンス様式ということです。人のサイズと比較してもらえれば分かりますが、、、普通の教会建築の倍くらいの大きさがあります。それもそのはず、高さは96mでブダペストで1番の高さを誇ります(国会議事堂と同じ)。正面の扉だけ見ても8〜10m位の高さはあるでしょうね。
ちなみにハンガリー1の高層建築はエステルゴムの大聖堂で100mということです。
2019年に行きました ↓
聖堂内部
イシュトバーン大聖堂は十字のバシリカが身廊が短め、全体的に太っちょな感じで、入り口からは前室 → 袖廊的な所から回り込む感じになっていました。ただ、その段階から超巨大な空間が、、、装飾も気合が入っています。
中央のスペースまでやってくると、、、
何かミサのようなものが開催されており、立ち入り禁止にされていました・・・なにかと、こうした制限に引っかかる私たち、半ば、受け入れられる体勢が取れています。
内陣の部分は遠くから眺めるだけですが白ベースで優雅な感じです。おそらく中央の像がイシュトバーンさんでしょうね。
そして交差部のドームはこんな感じです。キンキラキンです、そしてモザイクで作られており、若干アニメチックです。西方教会系はどちらかというとフレスコが多く、モザイクはロシア正教や東方正教系でよく見る気がしますが、教会の作りも地理的に近いとで似た感じになるんでしょうかね。
そして、この教会にはイシュトバーンの手のミイラが安置されているということですが、それは後陣で立ち入り禁止の部分でした。しょうがない、、、またいつか楽しみにすることにします。それでも規模の大きさ、装飾の荘厳さを目にすることができ大変満足しました。
ハンガリーの十字架は6端十字なんですかね。それもカトリックの通常の十字、ロシア正教の8端十字の中間ですね。
Gelarto Rosa
そして、私(嫁)リサーチにより、イシュトバーン大聖堂の斜向かいのビルの1階にある行くべきお店Gelarto Rosaに向かいました。
Googleマップのマーキングが少し間違えていますのでご注意ください。ATMのポイントのすぐ近くに入り口があり、非常に小さなお店ですが、人気のお店で人でごった返しているのですぐに分かるかと思います。
ハンガリー語でしょうが、GelartoはジェラートRosaはローズでしょう。ということでバラのジェラートのお店です。上がバルコニーになっている間口2m位の小さなお店です。
売ってるのはバラのアイスだけですので、オーダーでは好きな味を何種類か選ぶだけです。ジェラートは粘り気のある本場の感じで非常に美味しいです。
ストロベリー、ピスタピオ、アールグレイで。それなりに肉厚な花弁ですがバラに見えます。イシュトバーン聖堂を見ながらいただきます。気温30度の中でしたのでリフレッシュできました。
まとめ
国会議事堂を見学した後はペスト側ドナウ川近くの観光スポットの中で、ハンガリー建国の父であるイシュトバーン所縁の大聖堂を訪れました。日曜日のお昼前ということでミサか何かが行われており、見て回れる区域が限られていました。後陣にあるという手のミイラも見られませんでしたが、それでも袖廊から交差部のドームと(遠くから)内陣の空間の壮大さ、装飾の細かさなどを圧倒されました。
見学の後は、近くにバラのジェラート屋さんがありますので文化的施設で疲れた頭に糖分補給をどうぞ。3種類選びましたがジェラートはいずれも本格的、おそらく他の味もそれぞれ本格的かと思います。何種類か選べますので、綺麗な色合いを目指すか、味優先で色のコンビネーションは後回しにするかはお好みでどうぞ!
これにて午前中の見学はおしまい、ホテル近くで予約しているキャビアランチに向かいます。
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