(全然危険と思えないライオンプライドの寝床)
AM Lodgeのサファリは、予約の段階からどこで行うのか謎だったのですが、その日の状況、ゲストの希望、ターゲットとする動物の種類、スケジュールなどを加味して複数のゲームリザーブ(GR)の中から訪れるGRを決めているようです。結果的に5回のサファリ(1回はキャンセル)のうち3回マンイェレティGRに訪れました。ここで見ることができた動物を紹介します。マンイェレティGRの概要はこちらを参照ください。
立地&ゲームリザーブまでの移動
AM LodgeからManyeleti GRまでは40km程度離れてますので、そこそこの速度で30〜45分の移動が必要になります。冬のこの時期、朝晩の冷え込みは非常に厳しく、サファリカーでの移動だと暖房はおろか窓すらありませんので、風をもろに受けて死にます。その対策としてManyeleti GRでサファリを行う際は、トラッカーがサファリカーを運転して、ドライバーがもう一台ワンボックスでゲストを運んでくれます。で、ゲートのところで、サファリカーに乗り換えて動物探しに向かいます。帰りも同様の流れで、、、ということで手間がかかり特にトラッカーは大変そうです。
サファリカー&ワンボックス@AM Lodgeメインロッジ前
見られた動物
ビッグ5
これが全てではありませんがやはりサファリで基準となる動物で、ゲスト側もガイド側も会話の中で話題になることが多いです。運がそれほど良くない私達でも3回の訪問でなんとかここで全てを見ることができました。
象(Elephant)
2016年にチョベで一生分見たのでそれほど感動はありませんでしたが、Manyeleti 初訪問のかなり早い段階(1回目のサファリ開始10分くらい、ヌーに続いての2種目)で遭遇しました。時には子象を持つファミリーもいて平和な感じでした。
この耳にピアスの穴のようなカットが入っているお嬢さんには2回お会いしました。
ライオン(Lion)
サファリ3回の中で毎回遭遇しました、こんな多くのライオンにいられると草食動物は気が気でないでしょうね。私たちのドライバーはライオン大好きのようで、ライオンに出くわすと自前のカメラで写真をパシャパシャ撮っていました。よりレアなサイは撮らないのに、、、ヒョウは撮ってたのでネコ科が好きなのかもしれません・・・
ガイドに教えてもらった鼻の色から判断すると右の子は5歳以上、左の子はまだ5歳未満です。年下の若いオスが年上のメスを足蹴にしています、怒られないのかな。いや、威嚇されているのか???
ヒョウ(Leopard)
鼻をペロリと。かなり若い美人ちゃんでした。ヒョウは繁殖期以外ほとんど単独行動という個としての強さと、柵があっても乗り越えていくという囚われない感じがミステリアスで、そういった話を聞くと人気の秘密が分かります。私たちも大ファンになってしまいました。
サイ(Rhino)
私(旦那)が一番見たいと思っていた動物です。耳の位置と、目鼻の位置が離れていて独特な顔立ちです。臆病で茂みに隠れてなかなか姿をクリアに見せてくれませんでした。サイの角が薬として有効という根も葉もない言い伝えにより乱獲され絶滅器具種です。この子はシロサイ(White Rhino)ですが、シロサイの特徴は、草を食べやすいように口が地面に対して平らになっていることです、WideとWhiteを聞き間違えて名前を付けてしまったとのこと。ちなみにシロサイに対してクロサイ(Black Rhino)と名付けてしまった方は、木の皮を食べるように口先がとんがっているのが特徴とのことです。実は色には違いはないとのことです。
バッファロー(Baffalo)
これも2016年に1万頭(推定)見たので特に、、、他の動物は、遭遇しても大体攻撃前に唸り声などでサインがあるので回避できる可能性があるということですが、このバッファローはいきなり襲ってくるためかなり危険ということです。体高2mでウシ科の中で最大ということですが比較対象がいないのでよく分からないですね。普通の牛を置いてみたいところです・・・こっち向いて〜、はい、チーズ
肉食動物
ハイエナ(Hyena)
私(嫁)が前回見たがっていた動物です。Ugly 5(ブサイク 5)に分類されてかわいそうにと、ぜんぜんブサイクじゃないのにと。イヌっぽいですが、分類学上はどちらかというとネコよりということです。ようやく今回見られました。でもこの子1匹だけでした、朝一の超寒い時間帯だったのですが、足を水に突っ込んで水を飲んでました。冷たくないか〜
やっぱりどちらかというとイヌじゃないかなー、水を飲んだら一目散に茂みの中に小走りで走って行きました。一旦その状態になると、しばらく止まらないということで追跡は諦めます。
ちょっとスタイルがいいとは言えないかな、お顔もハンサムとは言えないかな・・・
草食動物
インパラ(Impala)
どこにでもおり、ライオンのマクドナルドと言われちゃうインパラです。何を〜!と言ってそうなこの子のひしゃげ具合が最高です。後ろではオス2頭がツノを合わせてライオンとの戦いに向けて練習?をしていました。
シマウマ(Zebra)
こちらの子も、、、加えタバコならぬくわえ草が渋いです。タテガミがピンとしてるのが健康の証です。
ヌー(Gnu, Wildbeest)
神様が色々な動物を作った後の余り物のパーツで作ったとひどい言われようのヌーです。目と鼻の間が長いのが確かにアンバランスですね。尻尾が黒いオグロヌーです。朝日の中で黄昏中、かっこいい〜
ウォーターバック(Waterback)
お尻に白い斑紋があるのが特徴のようです。Follow Meマークと言っていましたが、誰へのサイン???敵もフォローしてきてしまうのでは???
その他
カメレオン(Cameleon)
ズームで撮った写真ではこんな感じでちゃんと見えますが、遭遇当時、肉眼ではほぼ確認できませんでした。言われてみれば葉っぱと若干色が違うのとサイズが大きいという程度で。これはドライバーが枝を引っ張って姿を見やすくしてくれた状態です。
他にマングース(Mongoose)、クロコダイル(Crocodile)、イボイノシシ(Warthog)など目撃しましたが写真は取れませんでした。
まとめ
ゲームリザーブ内のロッジは基本的にそのゲームリザーブでサファリと行うのが一般的ですが、AM Lodgeは大きなGame Reserveに所属していないため、外部のゲームリザーブに遠征に行きます。選択肢としては、Manyeleti GRは確実に、クルーガー隣接、歴史あるGRでクラシックサファリが可能です。他にも反対側のGRに提携先があるようですが私たちはそちらにはいかなかったので分からずじまいでした。
Manyeleti GRまでは片道30〜45分の移動が必要ですが、ワンボックスを出してくれるのでゲストには優しい仕様です。もう一つ話には出た提携GRにも行ってみたかったですね。3泊もあれば十分かとも思っていましたが、複数のGRに行けるということであれば4泊でも飽きずに楽しめたかと思います。
もともとそれほど動物の密度が高いわけではないクルーガーNP隣接ということで、ここも密度的にはそれほど高くないのかもしれません。グレータークルーガーの他の有名どころGRに行っていませんので比較できませんが、前回のチョベNPに比べるとバリエーションは豊富でした、数と大地の雄大さはチョベNPの方がすごかったかなー、それぞれ大変満足しています。ここでは、有名どころの動物としてカバ、キリン、チーターが見れていません。チーターは見たかったですが、他のゲストも誰も見れていませんでした、なかなか難しいのかもしれません。
とはいえ、レアなヒョウ、サイに加え、3年前に見られなかったシマウマやヌー、ハイエナなども見られて大満足でした。
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