中央アジアのハブ空港ではありますが設備、規模はかなり限定的です。
また、空港の外でパスポートチェックがあるなど搭乗に向けて手続きも若干異なる部分があり、旅慣れていない方だと戸惑うことも多いかと思います。ツアーの方はガイドさんが手伝ってくれると思いますが、ウズベキスタンに個人旅行で行かれる方などに一通りメモに残しておきます。
タシュケント国際空港
滑走路は2つ、クロースパラレルで、ターミナルも2つです。敷地はこの通りで、街中になるので拡張は困難です。2030年までにリロケーションを予定しているようです。とはいえ、この手の情報は遅延するのが普通ですのでしばらくはこのままでしょう。
ターミナル2:国際線
アクセス
空港から
リロケーションを予定していることからも分かる通りタシュケントの街中に立地しています。離発着の際は街並みを望めますので是非楽しんでください。そんな便利な立地にも関わらず、旅行者が使いやすい空港アクセス鉄道や地下鉄はありません。空港アクセスバスも、、、分かりやすい路線はないかもです。ここに個人旅行で行く方はある程度スキルがある方と思いますので、Yandex Goを使いましょう。通信は、楽天モバイルの海外ローミングは使えませんのでご注意ください。もし調査不足で通信がない場合は、現地SIMを購入するか、それも短期の滞在で面倒という方はちょっと高いですがエアポートタクシーになるかと思います。
Yandex Goの場合は、ターミナルを指定してもターミナル前は入場料が必要になる駐車場で、ちょっと離れたところがミーティングポイントになります。GPSに従い、荷物を持って駐車場の先まで歩きましょう。
空港へ
同じくYandex Goで向かうのが便利かと思います。複数のターミナルがありますのでどのターミナルなのかは注意しましょう。そして、空港到着時も多くの運転手は有料の駐車場の外までのつもりでいます。どうせ近づいたとしても空港の外でパスポート/チケットチェックがあり他の空港のようにターミナル前に乗りつけることは不可能なので、少し歩くことは覚悟しておきましょう。
↓ 空港関係者ですら歩いて向かっています。
出発時 Departure
そして、ターミナル外でチケットのチェックがあります。鉄道と同じ流れです。
ようやくターミナル内に入れます。ターミナル入り口でセキュリティチェックがあったかどうか、確かあった気がします。ただ、そんなに厳しい感じじゃなかった印象です。
そのあとは、掲示板で搭乗する便のカウンター番号がいくつか調べてカウンターでチェックインです。
チェックインが済んだらここから制限エリアです。
ラウンジ
出国審査が済んだ後はフライトまで自由時間です。タシュケント国際空港のラウンジは、ウズベキスタン空港のしかありません。Priority PassやDiners Clubでは入れず、他の航空会社のビジネスクラスもどうしているのか未確認です。この点は、もうちょっと改善して欲しいところです。
私たちはウズベキスタン航空でしたがエコノミークラスでしたので詳細不明です。
お店
一方で、思いの外ショッピングエリアが充実しておりびっくりです。天井も高く快適な空間です。
こんなイスラム&オリエンタルなお土産物屋もあります。
みなさん暇なのか、それなりに見て回っています。
イスラムの国ですが、アルコールも充実しています。私たちの南アフリカの記憶、アマルーラも販売されていました。ちょっと欲しくなりましたがまだまだ先が長いので我慢です。
こちらはチョコレートのお店です。小分けで買おうとするも箱がないということで買えませんでした。お店の人も売れるとは思っていないようです。
意外と時間を潰せます。
到着時 Arrival
ソウル便はワイドボディー機でかなり大人数のフライトのはずですがバスアクセスでした。
イミグレ
この後、イミグレーションで入国審査です。時間がかかるとの情報でしたがアシアナの時間帯は10分程度で通過できました。
荷物受け取り&両替
その後、ターンテーブルでの受託手荷物の受け取りですが、出てくるまで多少時間がかかります。その間にウズベキスタンスムの両替を行います。スムはウズベキスタン国外で手に入れにくい通貨なので、入国後に確保する人が多いかと思います。
ATM
ターンテーブルのそばにATMがありました。窓口が行列なのに対して、こちらは全然使っている人がいません。クレジットカードからのキャッシングもできそうでした。私たちは普段キャッシング派ですが、今回はできないことも考え米ドルのキャッシュを持ってきていました。一旦レートの確認です。
この時のATMの両替レートはSELL 11200でした。
窓口
続けて窓口のレートも確認します。窓口ではBUY 11530 SELL 11585のレートです。米ドルのスプレッドは0.5%程度で成田の銀行・両替屋に比べて良心的です(ドル円で2〜4%、マイナー通貨に対しては10%位取ってたりしますからね)。ATMとは3%の違いがあったので窓口で両替しました。
結果的に日本円だけでもここでダイレクトにウズベキスタンスムに両替できたっぽいです。レートは不明です。
ターミナル3:国内線
ターミナル3は国内線専用ターミナルです。
到着時 Arrival
ブハラからの到着時に使いました。そして、国内線到着時はパスポートチェックもチケットチェックもなく、預け入れ荷物の受け取りエリアを通ってターミナルの外に出されます。ターミナル情報はこのターンテーブルのみです。
ターミナルから出た後は一本道で駐車場に出されます。T3でのYandexの待ち合わせ場所もこの先になります。
まとめ
タシュケント空港は、国際線の到着、出発、国内線の到着で3回利用しました。
中央アジアの中心都市で、同エリアの中では接続都市も離発着回数も多い空空港です。一方で、街中にあり、滑走路はクロースパラレルで2本のみ、郊外への移転が計画されていますが詳細は不明です。
また、街中にありますが、それほどアクセスは良くなく、お手軽な地下鉄や空港アクセスバスといった手段がないのでYandexなどを使うレベルが求められます。
ターミナルに入るには、外でチケットチェックなどがあり、流れも独特です。また、ラウンジなどはウズベキスタン航空のみなど設備の充実さはイマイチです。国際線の出発時はご当地のお店が充実しているので暇つぶしはできます。到着時の両替は、円からの両替やクレジットカードのキャッシングもできそうですが安全な方法としては世界の基軸通貨「米ドル」キャッシュが一番です。CIS圏はルーブルもOKかな。