カイロ最後のディナー
インターコンチは昼過ぎにふらっと訪れて、なかなか良さそうなレストランがいろいろとあるのが分かりましたが、一度行ったのでどこか別にしようという冒険心に火が付いてしまいました。
本当は、今回の旅行でカイロの雰囲気を知るためにカイロタイムというすごい地味なフランス映画を見ており、その映画で主人公が高級ホテルとして泊まっていたシェファードホテル(Shepheard Hotel、100年以上前から営業していた老舗ホテル)が近くだし良かったのですが、残念ながら4年位前に閉店していました。(T_T)
であれば、カイロタワーから見えた大規模ホテルGrand Nile Tower Hotel(対岸中央左の白い高層とその左の中層のホテル)はどうだろうかと調べてみました。
元々Grand Hyattでしたが契約が切れたようで今はGrand Nile Tower Hotelとしてローカル運営になっています。
Webサイトを見ると15のレストランが(一覧としてのみ、詳細なし)記載があり ↓ 、これだけあるのであれば何かしら好み&許容範囲のレストランがあるだろう、最悪フードコートまであるようだから、ローカルの軽食を買って川沿いでも、というプランB、Cまで考えて向かいました。
Grand Nile Tower Hotel
ケンピンスキーナイルからは川沿いを歩いて5分程度、川沿いはところどころベンチが置かれ、ローカルの憩いの場になっているようで危険な感じはしません。
ホテルの入り口は非常に立派です。ドアマンが「ようこそ」という言葉とともに自信を持った感じで扉もあけてくれます。さすが元Grand Hyatt!と、、、ここまでは良かった。穴場を見つけたような気分で・・・
メインロビーから階段を下ったところに2つレストランがあります。
寿司屋は閑散としており、板前もカウンターにいませんし、この客の入りを考えるとネタの新鮮さは期待できない。その下にオールデーのカジュアルレストランがありますが、ファミレス的なメニューでいまいち惹かれない。
まあ、ここにはレストランは15もあるから、他を見てから考えようと探しますが、、、全然見当たりません。奥にショッピングモールみたいなとこがありますが、地下へのエスカレーターは上り/下りとも止まっており、別フロアは営業している明るさではない。
フロントに戻り、ホテルのインフォメーションでレストラン情報を確認したところ、なんと、先に見た3つのレストラン(寿司屋、オールデーダイニング、ロビーのカフェ含む)と41階の展望レストラン(フレンチ)しかないと。それならWebサイト更新しとこうよ〜!想像を超えたローカルホテルの洗礼を受けてしまいました (T_T)。
プランB、Cまで考えていたのに、こんなケースはさすがに想像できなかった。。。今から他を探すのもなんなんで、ここのファミレス?で食べていくことにしました。
さあて何を食おう(井之頭五郎風)
店の雰囲気
一応、メインダイニングなのでしょう、屋内、屋外とも非常に広いです。
折角なのでナイル川に面したテラスで。若干風が強く、食事を頼むとランチョンマットと取り皿、カトラリーが配置されますが、ランチョンマットは飛ばされないように気を付けながらという感じでした。眺めは最高に良く、最後までナイル川を満喫できました。
客層はエジプシャンが多いです。日本の相場からするとホテルダイニングの料金としてはリーズナブルですが、ローカルから見ると高いのでしょう、皆さん結構おしゃれしていますが飲み物やシーシャのみを楽しんでいる方が多く、食事を楽しんでいるのはもう1組位でした。
ハードはいいんですよ、ハードは。
眺めも最高です。
左よりの高層ビルはピラミッドのガイドAndrewおススメのSOFITELです。中央の塔がカイロタワーです。
こんな帆船が行き来するのもカイロっぽいです。後ろはシェラトン、さすがこの辺は5つ星ホテルの密集地です。
メニュー
それほどお腹が減っているわけでもないので以下をシェアしました。
メニューは、イタリアン、アジアンが中心でしたがイタリアンでまとめました。強引に言えばイタリアンはトルコ料理からの派生ですので、明日から訪れるトルコの先取りということで、、、
パン
食事をオーダーするとサーブされます。
すごく大きい!形はアウトバックステーキハウスで出てくるハニーブレッドのようです、でも甘くはない(最近行ってないなー、あれ好きなんですよね・・・)。LURPAKのバターにより若干アウェー感が緩和されました。
サラダ
ルッコラのサラダ。非常にシンプル、バルサミコベースのドレッシングでさっぱりいただけます。
旅行中は毎日ヘビーな食事が続きがちなので途中でライトな食事を取りたくなりちょうどいいです。風がそこそこ強く飛ばされる可能性があり、念のためナイフで押さえておきましたが、意外と飛ばなかったです。
スープ
こちらもあっさりとミネストローネで。例の如く、ネットに入れられたバターがついておりセルフで味を調整するスタイルです。コクが出ます。
ピザ
スープをトマトにしたのでチーズ&ツナのピザにしました。ピザはクリスピータイプ、オーソドックスですが、サイズは大きく具沢山で普通に美味しくいただけました。
それなりにヘルシー?な食事となりました。で、この値段です。カイロ、コスパ最強です。
サラダ EGP 75(450円) スープ EGP 65(400円) ツナのピザ EGP 125(750円) ドリンク EGP 40 x2(250円) 税サービス 24%? トータル EGP 430(2,600円)
まとめ
Webサイトを信じて15のレストランがあるものと信じて訪れましたが、4つしかありませんでした。
メインダイニング的なレストランにしましたが、料理自体は悪くないのですが、テーブルセッティングやライティングなど雰囲気がちょっと微妙な感じでしょうか。立地はいいです。ガーデンシティより北方面は川沿いに大きな道路が走っていますので、リバーフロントのレストランは限られます。
アラブの春以降、外国人の観光客が激減していますので、ハイアットのブランドも外してターゲットをローカル相手としたのかもしれませんが、現地物価を考えると設定が中途半端になっていますね。ただ、外国人からしてみたらこれで飲み物入れても2,600円ですからね、安いです。
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