チョベ国立公園 〜ボートサファリとアフリカの広い大地〜

2016.06 南部アフリカの旅
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チョベの特徴としては数少ない「ボートサファリ」が楽しめる点が挙げられます。

1日2回(午前と午後)のアクティビティが含まれた宿泊プランにしたので、2日目午後のこちらの Chobe River Boat Cruiseを体験してみることにしました。

宿泊先のCresta Mowanaは専用の桟橋を持ち、そこから乗り降りできるので非常に便利です。サファリカーと違い、のんびりとアフリカの広大な大地を感じることができます。

チョベ国立公園(ボートサファリエリア)

滞在したクレスタモワナの桟橋からこのエリアをぐるっと回りました。広大な大地でのボートクルーズはサファリ以外の観点でもなかなか良い体験でした。

チョベ国立公園 ボートサファリベストショット

まずは象のベストショット

チョベは象の密度が世界一(=宇宙一)です。

ゲームドライブでも象の写真は多いですが、ボートサファリということで、目の前でダイナミックな水しぶきをあげてくれたこちらのエンターテイナーを選びました。船上からたくさんの人がカメラを構える中、長い鼻を振り回して水しぶきをキラキラまき散らす。立派な牙を持ちつつ、サービス精神も旺盛な彼は多くの象の中でもスター性が高いです。

これは私(旦那)が特にお気に入りのワンショット。

カバを間近に見るならボートが一番

ゲームドライブでは遠くにしか見えなかったカバですが、ボートからだと数メートルの距離で見ることができます。こちらは何かを見て笑っている(口元に注目)ように見える1枚です。面白い。

歯磨きとか一緒にやってくれそうな可愛いピンクのカバさんのイメージがありますが、カバは縄張り意識が強く、非常に獰猛な動物として恐れられています。

色も実際は黒いですし…。川面に浮かぶ草の中を草に絡まりながら進むカバの皮膚のシワや鼻の穴の開け閉めまではっきり見えてみんな大喜びでした。

バッファロー5人衆

続きましては、同じくジープからは遠くにしか見えなかったバッファローの写真です。

こちらの仲良し5人組(5頭組?)、センターの可愛い子を中心にツノや顔付きなども違う個性的なメンバが揃っています。立ち位置とかアイドルグループっぽいです。

この時までバッファローの耳がこんなヒダヒダになっているなんて知りませんでした。ちなみに、写真を拡大すると見える白い点々は虫です。

そして、夕陽に照らされるバッファローの群れ。1万頭(推定)いました。川沿いに見えないくらいずっとずっと遠くまで、延々とこの群れは続いています。アフリカのスケールの大きさに感動です。

私(嫁)はこの川沿いのバッファローの大群がお気に入りです。

爬虫類代表

ビクトリアフォールズのレストランの皿の上で見かけましたが、サファリの中ではなかなかお目にかかれなかったのが意外とこのクロコダイル、ワニ君です。

目と鼻だけ水面から出して泳いでいたり、草陰の枯れ木みたいにじっとしているので全然いい写真が撮れませんでした。ようやく日向ぼっこしているのを見つけてパシャリ。でも、この子は、映画や動物園などで見るワニに比べると非常に小柄です。ここで立派に成長して欲しいところです。

チョベリバー

リバーサファリ は動物ばかりが見どころではありません。

見渡す限りの広大な景色とアフリカンブルーの空と川、草の匂い、人間のルーツであるアフリカの大自然にDNAが揺さぶられます。むしろ、そっちの方が深く印象に残っています。そんな気持ちを伝えたい1枚がこちら。

川幅は広く流れは穏やかです。右の緑と肌色の部分が陸地で、その手前の緑の平地に見える部分は浮草です。

訪問都市のリバークルーズや東京湾クルーズなど数回はショートクルーズ経験がある我々ですが、このような開けた場所で気持ちの良い風を受けて、動物たちと一緒にのんびり過ごせるクルーズは、他のクルーズとは全く違った体験でした。

子象頑張れ!

川の中に浮かんだ草の中にたくさんの象がいます。

ボートはそんな群れを見つけて寄って行き、草に乗り上げて船体を固定しエンジンを切ります。すると急に始まる静けさの中、時折聞こえる象の鳴き声や呼吸音と水を叩いたり吹き上げたりする音を聴きながら、ボートの中から象の群れを眺めて過ごします。

私(嫁)が特に注目したのは、可愛い子象のやんちゃな動きと、寄りそう大人の象たち。どの群れも必ず子象は群れの中心で守られていました。そんなホッコリ系のセレクションをどうぞ。

子供の象は本当に小さくて可愛い…周りの大人象たちに水を振りまいて迷惑がられていました。(みんなにお尻向けられても一人で遊んでいるのが何とも言えず可愛い)

象の肌は白っぽく、濡れたとこだけ色が変わります。大人が足だけ濡れているところでも、子象は背が低いので全身濡れてます。

陸にも。お父さんとお母さんに挟まれて、前を行くのはお兄ちゃんたちでしょうか。夕方になったので水場から並んでおうちに帰るところのようです。

堂々1位、二人揃って納得のベストショット

午後のクルーズは15:00~18:00のツアーですので、完全な夕焼けの時間帯はロッジについていますがその少し前の時間帯です。逆光となった象のシルエットと水面に映る影、優しい光がセピア色の世界を作り上げています。(多少の調整はしていますがほぼそのままの色です)

乱反射している点は、また「虫」です。

チョベリバーの夕陽

楽しくゆっくりできたクルーズもいよいよ終わりボートはUターン、ロッジまでの帰路の中、きれいなサンセットが見られます。

遠くに見える動物たちのシルエット、キラキラとゆらめく水面。刻々と変わる夕焼けの色も、東京やアジアのビーチなど見たことあるものと比べると少し違う気がしました。ロッジに着く前に完全な日没も見られ、大満足でした。

「地平線に沈むアフリカの夕陽を見ると人生観が変わる」と誰か言ってましたが、それを体験できた気がします。

まとめ

旅行は大好きですが、どちらかというと都会派の私たち。自然と向き合うようなアウトドアはあまり経験がなく、私(旦那)は動物好きですが、私(嫁)は動物を怖がるタイプ、そんな二人が揃って大満足できたのは、動物の近くまで行っても向こうはこちらに全く関心を向けず、近距離で安全に楽しめるボートサファリだったからかも知れません。水の上から夕陽が見れるというのも大きなポイントでした。

心地いい風と見渡す限りの地平線、輝く水面とゆっくりと沈みゆく夕陽、大地が、地球が回っているのを感じられるほどゆっっったりと流れる静かな時間。価値観がちょっと変わります。

帰りはこんなゲストが乗船していました。

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