2020年
まさか2020年がこんな年になるとは全然想像もしていませんでした。
まずは、東京オリンピック/パラリンピック。私たちもおそらく生きているうちに東京で行われるオリンピック・パラリンピックはもうないだろうということで、絶賛観戦すべくいくつかのチケットを入手していました。会場での観戦だけでなく、テレビ等を通しての観戦なども積極的に行うべく、この時期は旅行にいかず東京で過ごす予定でした。
そうした考えもあり、いつもの夏季休暇にあてる海外旅行は11月にずらしていました。プランとしては、カタール航空のビジネスクラスで、ちょこっとロンドン → メインはポルトガルのリスボンから初めてのクルーズでバルセロナ、マルセイユ 、ジェノバと西地中海沿岸を2週間弱で周遊する予定でした・・・非常に楽しみにしていたのですがキャンセルになってしまいました (T _ T)
結局夏の時期も東京都民に対しては他県への外出自粛要請が出ていましたのでおとなしくしていましたが、10月からはそれも解除、Gotoトラベルの対象にも入れてもらえましたのでそれを活用し、久しぶりの旅行となりました。
行先の検討
久しぶりの旅行、2週間弱の海外旅行をキャンセルしたので日程は国内でも3泊くらいかけて、行き先は、せっかくなら鎖国状態のご時世、日本文化を感じられるところをターゲットに考えました。といことで、
- 訪日外国人が減って多少落ち着いた今の状況で行っておくべき「京都」&近辺
- こちらも外国人が少なくなった「宮島(厳島)」&近辺
- 今までまともな温泉に行ったことがないので、金比羅山と合わせて「道後温泉&琴平」
いずれも甲乙つけ難いのですが結果的に2.にすることにしました。余裕があれば、1.、3.も別途考えるということで、、、
宮島
宮島は広島市内から20km程度の距離、多くの方が広島から日帰りで訪れるかと思います。海に面した大鳥居と厳島神社が1番の見どころであることは間違いないですが、背後にある弥山(みせん)も世界遺産の構成要素になっています。弥山の山中には麓にある大聖院の別院が複数点在し、その中には空海が修行を行ったという謂れのある寺院などもあります。また、トワイライトの厳島神社、千畳敷、五重塔なども見てみたい、せっかく東京から宮島に行くのであればその辺りも満喫したいということで、宮島に1泊する形としました。
紅葉を考えると11月初旬〜中旬の方がいいのですが、しばらく旅行に行っていないということで早く行きたい、その時期は混雑もすごそう、、、ということで紅葉にはちょっと早いかもですが10月末あたりに行ってしまうことにしました。
グルメに関しては、宮島の対岸、宮島口にはアナゴ飯で有名なうえのがあり、私(嫁)は食べたことがあるようですがどんなものか私(旦那)も食べてみたいと思っています。あとはもみじ饅頭ですね、私(嫁)としては、藤い屋が一番ということですが、2、3食べ比べをするのにも1泊位した方がいいかと。
宿泊は、160年の歴史があるという老舗旅館岩惣にしました。部屋は新館、本館、離れ(Villaみたいの)の中から、離れは10万円近くして高すぎなので除外として、日々ウォッチすることでキャンセルが出た5部屋しかない本館和室をなんとか抑えることができました。Gotoトラベルで35%OFFになるので会席の夕食、朝食の2食付きプランとしました。
宮島近辺の候補
全旅程で3泊くらいの予定ですので、もう2箇所くらい滞在できます。
広島
そんな候補として真っ先に上がるのはやはり中国地方最大の都市広島です。原爆ドームが世界遺産に登録されているということもありますが、広島は私(嫁)が高校まで住んでいた故郷ということで思い出の場所、飲食店も多々あるようです。かつて、私(嫁)が広島に何かの用事で行った際に「むさし」という飲食店のおにぎりをお土産で買ってきました。所詮?味付けの自由度など限られているはずの「おにぎり」ですが、食べてみてびっくり!!!!ホントに美味しい!!!機会があればもう一度と思っていましたが、ここでチャンス到来です。
観光としては、一番行きたかったのはひろしま美術館でしたが、大規模な改修工事のため臨時休業でした (T _ T)
今年の11月は、ほんとはロンドンに行ってナショナルギャラリーや大英博物館などに行く予定だったのですがそれは叶わず、一方でナショナルギャラリーの所蔵品の一部がナショナルギャラリー展として日本に来ていて私たちも行ってきました。特にロンドンから発生したロマン派(→印象派)の光の表現の素晴らしさがなんとなく分かったところで、そのあたりの所蔵品が多いひろしま美術館はなかなか魅力的でしたが残念でしたー、またいつの日か。
他はべたに、平和公園、原爆資料館、原爆ドーム、お好み焼き、モーツァルト(ケーキ屋:私(嫁)思い出)あたりが候補です。
宮島 ⇔ 広島は、宮島の対岸の宮島口までJRもしくは、広島電鉄という路面電車、そこからJR西日本宮島フェリーもしくは宮島松大汽船でアクセスするのが一般的かと思います。実はそれ以外にも、ひろしま世界遺産航路が宮島と広島中心部の原爆ドーム付近とを、瀬戸内シーサイドラインが宮島と広島南部の広島港とを結んでいます。ひろしま世界遺産航路は、Goto トラベルクーポンも使えることもあるので活用できればと・・・
で、宿泊は、その桟橋からも、原爆ドームからも、広島城からも、行けないけどひろしま美術館も徒歩圏のリーガロイヤル広島にしました。広島では、いろいろと食べないといけないものがあるのでルームオンリープランとします。
岩国
錦帯橋しかありませんが・・・(失礼!)、錦帯橋は非常に独特で見たい度はかなり高く、せっかくなのでこれを機に押さえてしまいたいところです。錦帯橋の近くには、岩国城、紅葉谷公園などあるようですが、やはり紅葉にはちょっと早いですかね。。。
グルメは、、、あまりないようです。
下関・門司港
2018年1月に門司港を訪れていますが、そこから関門海峡を挟んで対岸に見えていたのが下関でした。下関は、言わずと知れたフグの本場、旬は11〜3月ということですので時期的にも悪くないです。また、壇ノ浦の戦いで滅亡した平家の亡霊の逸話、耳なし芳一の舞台である赤間神宮や、前回門司港を訪れた際は時間がありませんでしたが、関門トンネル人道で歩いて海峡を渡ることなども考えたいところです。
下関・門司港レトロの海岸沿いは整備され雰囲気がいいので散策にはもってこいです。前回は門司港側の門司港レトロハイマートの展望台に行ったので、今回は下関側の海峡ゆめタワーの展望台でしょうか・・・
下関では、ふぐがメインということでふぐ料理公許第一号の老舗ふぐ料理店である春帆楼に宿泊2食付きプランがありますのでそちらを活用します。和風のオーベルジュといった感じでしょうか。
ほか候補
尾道方面も考えましたが、広島市から何気に時間がかかること(新幹線を使わないと1.5時間)、他の都市に抜けにくいということでルートが組みにくく断念しました。広島から松山(道後温泉)方面に高速船もあるようですが、下関のフグに釣られ今回は下関方面としました。道後温泉はいずれ金毘羅山などと組み合わせて別途考えたいです。
組み立て
というあたりから結果的に、岩国 → 宮島(1泊) → 広島(1泊)→ 長府 → 下関(1泊) → 門司港 → 福岡 というプランとしました。
初めは広島 INで考えていましたが、広島空港のアクセスがやっぱりあまり良くない、それに比べ岩国は、空港から錦帯橋までタクシーで行っても2,000円程度でいけるこじんまり具合、ちゃらっと半日程度で観光してお昼に宮島口のあなご飯に間に合いそうです。宮島からは、世界遺産航路で広島の原爆ドーム付近にダイレクトに移動です。私たちの旅行は海外10泊以上の旅行でも中サイズのスーツケース2個で済ます位荷物は少なめですが、国内でも3泊になるとボストンバッグ2個は必要になります。荷物の持ち運びを考えるとダイレクトに移動できるのは非常に便利です。
岩国INで東に、宮島、広島と、そして広島から西に下関、福岡と、一旦逆方向に移動する感じになりますが、広島 → 新下関は、山陽新幹線の「さくら」が使え40分ですので、新岩国から新下関にこだまで移動するより早いです。新下関からは長府地域を軽く観光して下関に向かうことにします。滞在する春帆楼がJR下関からちょっと離れており、JR下関からも長府からもバスでアクセスする必要があるということでどちらを経由してもそれほど違いがないのでせっかくなのでちゃらっと観光することにしました。
最後、東京へ戻る便は、北九州空港がほんとは一番近いのですが、楽天トラベルでは選択できなかったのでやむを得ず福岡にしました。まあ、小倉から博多までは17分ですので時間的なロスはありません。夜19:00台のフライトとしたので最後は博多ラーメンで締める感じでなかなかバリエーション豊富、盛り沢山のプランとなりました。久しぶりの旅行となるとはやり張り切ってしまいます。
Gotoトラベルの補助を最大化する手配の仕方
今回、自由度の高いプランとGotoトラベルの活用を両立するためにとった手配方法を記しておきます。
旅行は、飛行機や新幹線などの「移動」と、ホテルなどの「宿泊」、滞在中の「食事」が大きな要素かと思います。そして、Gotoトラベルの補助の対象は、それらを複合的にまとめた「ツアー」と、「宿泊」が対象となります。「移動」「食事」単体での手配は補助の対象外ですが、それらを「ツアー」「宿泊」に含めることができれば補助対象になります。
ただし、ツアーの柔軟性はあまり高く無いのが現状です。今回、上で書いたようなプランがドンピシャで当てはまるツアーは確実にありません。そもそも国内旅行で3泊のツアーを見たことがありません。
そんな時に活用できるのが、「交通」と「宿泊」を自由に組み合わせられるダイナミックパッケージなどと言われる旅行商品です。これはツアーの分類となり総額に対して補助が受けられます。また、旅行代理店によっては、「交通」と「その旅行期間の一部の宿泊」で手配できるプランもあり、拘りがある宿泊は外出しし、個別手配との組み合わせが可能になります。そして、「食事」に関しては、「宿泊」の食事込みプランを選ぶことで補助対象とすることができます。
ということで今回以下に分けて手配しました。
- 楽天トラベルでダイナミックパッケージ:航空券と宿泊1泊分
- 移動:羽田 → 岩国、福岡 → 羽田の2人分の航空券
- 宿泊:リーガロイヤル広島 高層階のスーペリアダブル ルームオンリープラン
- 一休.comで、宿泊1泊分(食事込み)
- 宿泊:岩惣旅館 本館和室、2食(季節の会席、朝食)付きプラン
- 春帆楼公式サイトで、宿泊1泊分(食事込み)
- 宿泊:春帆楼 部屋指定なし、2食(ふぐフルコース、和朝食)付きプラン
広島での滞在は、お好み焼きなど食べる必要があるので補助の対象にはなりませんがそれは食べたいものを優先で、広島から新下関、門司から博多までの移動なども補助の対象になりませんが、東京 ⇔ 現地(岩国、福岡)の金額に比べれば安価ですのでまあいいでしょう。
まとめ
2020年はコロナの影響で海外旅行に行ける状況ではなくなり、当初予定していたロンドン、ポルトガル、地中海クルーズの周遊旅行はなくなくキャンセルになってしまいました(ついでに言えば4月にプーケットにも行こうとしていたけどそれもキャンセル)。夏をすぎてもしばらくは、新規感染者数の多かった東京都民はよその県に迷惑かけるなと、他県への外出自粛が推奨されおとなしくしていました。10月になりいよいよそれも解除、欲求不満が溜まっていた今年初の旅行プランは、Gotoトラベルの恩恵に預かりつつ、山陽方面への3泊の周遊旅行となりました。
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