今まで直近15年以上毎年海外旅行に行っていましたが、プライベートでの海外旅行で日系航空会社を使ったのは何気に初めてでした。値段が高めということと、飛行機内でも海外気分を味うのには外資系の方がいいというのがその理由です。
Boeing 787-9
機材は最近こなれてきたボーイング787になります。ANAのB787-9には複数のコンフィギュレーションがありますのでご注意ください。 ANAのビジネスクラスで特にスタッガードタイプは、名前の通りお仕事での渡航者の利用を前提としており、ソロ旅行者が快適な設計になっています。
ハワイ便で使われるA380の大型機ではようやく複数人での旅行を意識したペアシートも用意されていますが、このシンガポールを含む他路線では依然としてソロ旅行者向けのセパレートシートが主流です。
そんな中、機体の中で2箇所だけ中央の並び席でパーティションが収納できるようになっている席があります。それは1番目のコンパートメントの最終列と、ビジネス席最後列です(中央席は全部この形にすればいいに・・・)。プライベートの旅行などで同行者とコミュニケーションをとりながら旅行したい場合は、この席を指定するといいかと思います。緑色の▼が稼働式パーティションです(同じB787-9でも複数のコンフィグがありますのでシートマップで確認ください)。
座席
ソロシートはこんな感じです。
可動式パーティションの並び席です。これであれば会話はなんとかできます。 他の列では、手前の席のサイドテーブルと奥の席の間にパーテションがあります。会話するためには身を乗り出す必要があり面倒です。
座席はフルフラットで、深夜便ですのでマットと掛け布団が用意されていますので睡眠環境としては文句なしです。特にこの最後列は横の通路をCAさん以外通らないので、通路に面した席でも静かです。
アメニティキット
あらかじめ座席にポーチが置かれていました。
中身は、歯磨きセット、アイマスク、耳栓、アロマ。他社に比べてしょぼいですが、アジア路線は元々ないと思っていましたのであるだけよかったです。必要最低限は提供されている印象です。
リフレッシュタオル(汗拭きシート)、髭剃りはトイレに設置されています。
機内食
深夜便ということもあり、離陸後は希望者のみアラカルトメニューよりオーダー、着陸前に朝食が提供されます。
離陸直後のおつまみ&ドリンクサービス
ドリンクと合わせていくつかのカナッペが提供されます。
食事はラウンジで済ませて歯も磨いてきましたがつい取ってしまいました。生ハムメロン、ピスタチオ&チーズ、グジェールなど、お味は上品でした。カップがプラスチックというのが若干安っぽいですが、、、
更にお腹が減っている方は、おにぎりセットやたこ焼き、ラーメンといった軽食をオーダーすることができますが、5時間後には朝食ですしそれはパスしました。
朝食
到着の1時間半前に朝食が用意されます。
時刻的にはシンガポール時間朝5時とかですのでスキップして寝ている方もいました。私(旦那)は、これからの長旅に備え和食を頂くことにします。
前 菜 鰻玉子焼き 枇杷白ワイン煮(ほおずき盛り) 蛸桜煮 長芋紫蘇漬け グリーンアスパラガス串打ちしそかをり巻き 主 菜 鰆の伊勢醤油焼き 俵御飯 [411 kcal] 味噌汁、香の物 フルーツ
昼便ですと、有名どころとのコラボメニュー(以前は、豆腐屋うかいとかありました)などもあり華やかですが、深夜便は若干地味ですね、まあそれでも朝からおかずたっぷりの食事は旅館の朝食のようで旅を感じます。
私(嫁)は洋食を選択。
メインディッシュ 新潟県産妻有ポークソーセージとフリッタータ [399 kcal] ブレッド ブリオッシュ クロワッサン デザート ヨーグルト・エデン(桃とアプリコットのコンポートにアプリコットのクーリーと サイコロ切のピーチを乗せたクリーミーなヨーグルト)
デザートがピエールエルメということでしたが、あっさり目のメニューでパティスリーのエルメ感はあまりなかったとのことでした。まあ、朝ごはんですからね。やはり食事を楽しむのであれば昼便の方がいいかと思います。
エンターテイメント
映画もビデオ(テレビ番組)も充実しています。
数ある中で、2019年9月にハワイ旅行を予定しているので「有吉の夏休み密着120時間 IN ハワイ 2018」なるビデオ番組があり見ていたところ、、、なんと考えていたルートとホテルの選択が全く同じ!!!ハワイ島ではシェラトンコナ。
ホノルルではアウトリガーリーフ。
ここまで一致してるのであれば、完全にまねてみるのもある意味Extremeかもしれない・・・と、ようやく1年計画してきたアフリカ&中欧旅が始まった所なのに、次の旅行のプラン検討をしてしまいました。。。
いかんいかん、今回の旅行に集中せねば・・・
まとめ
7時間のオーバーナイトフライトということで、朝食をとると睡眠時間はせいぜい4時間程度。多少の疲労は想定通りですが、フルフラットで疲労は最低限にとどめられたと思います。シートも快適で機内環境として申し分なく、必要最低限のアメニティも提供されます。食事に関しては、派手さはなく昼便との違いが大きいですが、寝ている間に移動できる時間効率の良さは大きな利点です。仕事では使いたくないですが、忙しいプライベート(逆???)で金曜にフライングで出発するのにはいい選択肢かと思います。
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