道後温泉のおしゃれ公共浴場 飛鳥乃湯泉

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3000年の歴史のあるといわれる道後温泉には3つの公営浴場があります。

一番有名なのは、歴史があり建物自体が重要文化財である「道後温泉本館」ですが、訪れた2022年当時は大改修の真っ只中でした。また、道後温泉本館には、皇室だけが入れる日本で唯一の皇室専用浴室「又新殿(ゆうしんでん)」というレアな施設もあります。御影石張り、控え室もあり、非常にゴージャスな作りということですが、これまで10人程度の利用で、1950年代からは利用がないという勿体無い感じです。

2017年に作られた3つ目の公共浴場「飛鳥乃湯」にはそれと全く同じように作った風呂施設「特別浴室」があります。こちらは一般人が利用可能ということですので、そちらを試そうかと飛鳥乃湯に訪れました。その浴室は2部屋のみということであらかじめ予約しておきました。浴場は朝:6:00からオープンしており、旅館に滞在した翌朝7:00に訪れました。

飛鳥乃湯泉

立地

道後商店街の北側に隣接しています。3つのうちのもう一つの公共浴場「椿の湯」も同じ敷地にあります。間違えないようにしましょう。

滞在していた大和屋別荘とは敷地としては隣接していますが、丘の勾配があるのでアクセスの距離としては3分程度かかりました。大和屋別荘では湯かごを持たせてくれます。特別浴室にはタオルはついているので不要ですが雰囲気重視で。

建物

聖徳太子が訪れたという逸話があるということで、飛鳥時代の建築様式をイメージしたデザインになっています。飛鳥乃湯という名前もそこからきているのでしょうかね。2017年と3つある公共浴場の中で一番新しく、アートを組み合わせたコンセプトになっています。

また他施設は地元の方に割引がありますが、こちらはないということで観光客がメインターゲット、空いているという特徴があります。

1階がスタンダード浴場(料金は2024/12現在 610円/人)、2階には大広間(1,280円/人)、個室(1,690円/人)、特別浴室(1,690円/人+2,040円/組)があります。2階のプランにはタオル・浴衣のレンタル料、お茶菓子などもつきます。

1階

玄関を入ったところには早速アートが置かれていました。個性的な書に見えますが、よく見ると影があるように黒い文字の部分は金属?でできたオブジェで全面におかれています。

ここの左右に1階浴室と更衣室がありますがそそくさと2階に向かいます。階段、階段奥の造形も凝っています。さらに言えば天井も、階段前のベンチも凝っています。アートな空間です。

大広間

2階に上がると大広間があります。観光客相手の施設で朝7:00なので来訪者はほとんど人がおらずガラガラでした。スタッフの方も暇なのか、お風呂を上がった後に是非是非と一通り案内してくれました。大広間プランの人はこちらで湯上がり後にお茶・お茶菓子でゆっくりできます。差額670円をどう見るかはどれだけゆっくりできるかにかかるでしょう。

室内に飽きた場合にはベランダにも出られます。上から中庭のアートを見ることができます。中庭の向かいの建物は椿の湯です。ちょうど朝日が上がってきました。

個室

大広間の奥には個室が5つほど並んでいます。それぞれの部屋は、4.5〜6畳ほどで窓があり明るい空間です。一面がアートになっており、ガラス、生地、木の彫刻など1室1室作りが異なり凝っています。それぞれ説明していただいた記憶がありますが、ちょっと覚えていません。

大広間からの差額は400円強ですので、どうせならこちらの方がゆっくりできますかね。

特別浴室

入り口

そして、特別浴室は、、、入口からして凝っています。こちらの扉の奥に2室あります。重厚な感じです。

控え室

控え室は8畳ほどです。襖は銀箔???アーチ状のニッチェなどアートです。銀箔の扉の先には着替えスペース、その先の木の扉が風呂場の入り口です。

そして、高貴な人は肌を見せないよう湯帳という薄手の羽織もの(右)を身につけて入浴したということです。他には、浴衣&バスタオル(中)1階の浴場にいくためのタオル入りの手提げカバン(左)なども用意されています。

いよいよお風呂に。これが皇室専用浴室「又新殿(ゆうしんでん)」(の再現)ということです。

御影石の質まで同様かどうかは不明ですが石の加工装飾なども凝ってますね。湯船は2メートル四方位でしょうかね、洗い場からは階段で降る感じになっています。上が掛け湯する場所で椅子とおけが置かれています。石鹸とかはなかったです。あくまでお湯に浸かるエンターテイメントであり、本当に体を洗うなどに際しては1階の施設を利用してねということでしょう。

リクエストに応じてお茶とお菓子が提供されます。お菓子は、道後の夢菓子噺(むかしばなし)というものでした。茶托の高さが皇室向けということでした。いろいろといい経験になりました。

道後温泉本館

もともと入るつもりはありませんでしたが年に何回かしかない休館日でした。あぶないあぶない・・・

当時は2/3くらいは大屋根に囲われて改修中でした。2024.12で完了する計画だったと思いますが、どうなっているでしょうか。

南側の冠山から綺麗に見渡せます。足湯もあるので合わせて訪れるといいかもです。

まとめ

日本最古と言われる道後温泉で、温泉自体は旅館でも楽しみましたが、日本唯一の皇室専用浴室を一般人が経験すべく飛鳥乃湯泉に訪れました。

飛鳥乃湯泉は、道後温泉の3つ目の公共浴場施設で、特に観光客をターゲットにし、生活感は皆無、アートを組み合わせたどちらかというとエンターテイメント施設になっています。私たちは1階浴場には訪れませんでしたが、浴場も多分銭湯の雰囲気ではないでしょう。観光として訪れてもいいかと思います。

道後温泉の温泉自体は共同源泉でどこで入っても同じ泉質なので、せっかくであれば、特別浴室でなくても、大広間や個室などプラスアルファの要素を体験してみるのがいいかと思います。

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