バクーの夏は太陽が出ている時間帯は酷暑です。一方で夜になると22〜23度まで下がるので過ごしやすいです。ランチの後はホテルでまったり、20時になりようやく日没を迎えます。まだ昼間の暑さが残っていますがバクー滞在は一泊のみ、張り切って夜の散策に向かいます。
散策エリアは、丘の展望台、ウォーターフロント、ニザミストリート、、、と考えるとかなりの距離となることが予想されます。まずは、地下鉄で展望台下まで行ってしまいます。
バクー地下鉄
バクーには地下鉄が3路線、その3路線が交差するのがバクー駅下でたまたま滞在していたホテルの最寄駅でした。便利です。
ソ連時代に作られたためロシアの地下鉄を彷彿とさせます。駅の構内は芸術的、そしてプラットフォームは深いです。久しぶりのこの構造に懐かしさを感じつつ記念写真を撮っているとゲスト参加が・・・。バクーの人たちは愛想がいいです。
地下鉄を降りると、、、ここはパリ???綺麗な街並みにテンションアップです。
展望台&フレームタワー
地下鉄の駅からは上り坂で15分程度、周辺は高級住宅地でしたが部屋の明かりは少なくあまり人がいない感じです。公園はきれいに整備されており散策しながら進みました。途中のコンビニで薬草ジュースを獲得、クセのある味でした。
しばらくすると、天国に続く光の階段が現れました。
上り坂を1km程度進んできた中でこの階段はきついですが、最後の力を振り絞って登ります。
丘からの眺め
そして、街方面は、、、中心地の黄色い街並みと、カスピ海、観覧車まで見渡せました。滞在しているホテルも見えたので、部屋の方角によってはこちらを望めることもあるかと思います。
フレームタワー
振り返るとそこには、、、フレームタワー!その名の通りフレームがメラメラと、、、さらには、アゼルバイジャンの国旗になったり、旗を振る人のシルエットになったり動的なイルミネーションが派手派手です。
殉教者記念碑&殉教者の小道
丘の上にあるので立ち寄ってから。殉教ということですが、アルメニアとの紛争やソ連からの独立運動など戦没者の慰霊の意味合いですね。国教はイスラムなので、一応宗教的な対立とも言えますが、この辺は民族の対立でもあり複雑です。
ウォーターフロントに降りるフニキュラーは21時には終了しており、徒歩で旧市街まで戻りました。。。
旧市街
旧市街の入り口まで戻ってきました。ゲートを潜るとタイムスリップしたような石造りの美しい世界が広がります。シルクロードの時代に反映した城塞都市で世界遺産にも登録されています。当初は翌日に本格的に訪れる予定で夜は訪れる予定はありませんでしたが雰囲気最高、行くべきです。フニキュラーが動いていなかったことでこのルートになったのはある意味ラッキーでした。
こんなおしゃれなレルトランも。ディナーもまだなので惹かれましたが、この先ニザミストリートもあるので先に進みます。
そして、このきれいな景色に見惚れているのは人だけではありませんでした。
溶けてる、、、薄目開いてるし。
ニザミストリート
旧市街を横断して昼にも訪れたニザミストリートに戻ってきました。
昼とは違って人で溢れています。さすが都市圏人口500万人都市の繁華街です。普段は人混みは苦手ですが久しぶりの活気を感じました。
写真を撮っていると地下鉄に続きここでも陽気なあんちゃんがポーズをとってきます。経済的、精神的に充実すると他者、他国に対して寛容性が高くなると言われています。自国通貨、失業率は不安定なようですが産油国としてアゼルバイジャンは充実してきているのでしょうか?
ここでは、店の入り口でうたた寝する門番がいました。ここも雰囲気いいですね、ただ、まだあまりお腹が減ってないので続けて散策します。
ウォーターフロント
バクーナイトのあまりの雰囲気の良さに、ウォーターフロントまで足を伸ばすことにしました。カスピ海沿いに大規模な公園が整備されています。そして23時過ぎになっているのに、クラブでは重低音が響き、公園には多くの人が思い思いに時間を過ごしています。ここからもフレームタワーがよく見えました。
時刻はすでに23時過ぎ、これから食事というのもなんなんでこのキオスクのバターコーンで軽食とします。これにてバクー散策フィニッシュです。
帰り道には、ビルの通気口の上でまったりする子猫ちゃんに遭遇です。
まとめ
バクー散策は、展望台から、旧市街、繁華街、ウォーターフロントとそれぞれ特徴的なエリアが並び、特に夜は人が多く賑やかです。スリみたいな軽犯罪には気をつける必要がありますが、雰囲気としてはまったりしており夜遅くても危険な感じは皆無です。ただ、あまりの雰囲気の良さにほぼ休みなく散策しましたが23時過ぎまでかかりました。
加えて、猫ちゃんも多くまたお気に入りの都市が増えました。バクーは交通ハブにもなっていないのでなかなか再訪する機会はなさそうですが、なんとか再訪したいと思える都市でした。