プラハ観光 〜プラハ国立歌劇場でオペラ観劇〜

2015.08 中欧4カ国陸路1400km+の旅
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プラハ最終日の夜は、プラハ国立歌劇場で初めての本格的なオペラ鑑賞を体験しました。この手の芸術は日本だとなかなかお高く、普通の席でも10,000円、席によっては20,000円を超えたりします。また、会場自体も日本だと近代的な施設であまり荘厳な雰囲気ではなく臨場感が感じらないことも、ご当地で楽しんだ方がいい理由かと思います。

チケットの手配

最近は大体なんでもWebで直接予約が可能で、席まで選べたりしますので非常に難易度は低いです。プラハ国立歌劇場もプログラムの内容から予約まで公式サイトで全て完結できます。

Národní divadlo

にわかの私たちは、演目は旅程重視で特に狙いがあったわけではありませんでしたが、たまたまチェコの作曲家ドヴォルザークが書いた「ルサルカ」という演目で、プラハで楽しむのにちょうどいい感じでした。

言葉はチェコ語ですのでどうにもなりませんが、音楽を楽しむのを主眼に、一応事前にあらすじは勉強していきました(海外からの観光客が多いからか、舞台上部に英語での字幕はありました、といっても助けになる部分は限定的ですが・・・)。この作品は2時間30分の大作で3章に分かれており、途中休憩が入りますので全体としては3時間を超えます。夜19:00スタートですので終わるのは22時過ぎという気合の入りようです。

席の選択ですが、私たちは、人気も値段も高めの正面2階などの席よりも、角度がつきますが、比較的値段が安く、舞台に近く、オーケストラなども見下ろせる舞台寄りのロージェ(個室、ボックス席)が気に入っています。今回も手配は1ヶ月前位でしたが、舞台最寄り、3階のロージェが空いており、1人当たり5,000円弱という日本ではあり得ないほどリーズナブルな価格で手配できました。今回のロージェは2人で占有でき、固執感が高いのもメリットの1つです。キャンセル不可ですが、まあこれくらいの値段であればたとえ日程が合わなくなっても許容範囲でもあります。

予約が完了するとeTICKETがPDFで発行されます、残念ながら日本語ではありませんが赤文字はちゃんと読みましょう。A4で印刷してこいと書いてあります。まあバーコードが読み取れる位に拡大できれば電子でもOKかもしれませんが、簡単に対応できる部分は対応しておいた方が無難です。

Screenshot

服装

こうした芸術などはドレスコードがあったりします。3階席の格安席など用意されているところはカジュアルな服装の方もいますが、せっかくですし、メインホールやロージェではそこそこ綺麗目な格好をしていくのが望ましいです。

チェコの場合はそこまで堅苦しくはないですが、まあ男性はシャツにジャケット、女性はワンピースなどの格好が無難でしょうか。ウィーンなどは男性だとタキシード率が非常に高く、それ以外の人でもダークスーツにネクタイが大半、女性もフォーマルなロングドレスが中心だったりするようなので、会場に合わせた格好をしていく方がいいかと思います。私たちはさすがにそのレベルは参加する気になれません・・・

プラハ国立歌劇場

公演中の写真は禁止ですが、開演前、カーテンコール以降は写真撮影が認められています。プラハ国立歌劇場の中はこんな感じで、ヨーロッパでよくある馬蹄形の歌劇場で、さすが国立、装飾もゴージャスです。写真右側が舞台になっており、観客席は、左下のメインの客席を取り囲むように半円形で多層になっています。ちなみに一番高い席は、中央左の舞台正面2階の通称ロイヤルボックスで、その次がメインフロア、角度がつくほど、フロアが上に上がるほど安くなっていきます。まあ見やすさですね。

中央右の独立したバルコニーみたいになっているところ(3列くらい)がロージェと呼ばれるボックス席で、角度はありますが舞台に近く独立性が高く別の魅力がある観劇エリアです。

私たちもロージェを取りました。上の写真もロージェからの撮影です。ロージェからの舞台の眺めはこんな感じです。角度は相当あるのは否めませんが、距離は近く、にわかファンには満足度の高い席です。ハプスブルグ家のシシーなども、このロージェでの観劇を好み、ブダペストのハンガリー国立歌劇場(オペラ座)にはシシー専用のロージェがあったようです。

手すりは、座っても視界を妨げない高さで膝上くらいまでしかなくびっくりしますが落ちないようにご注意下さい。ちなみに舞台手前の下がった部分がオーケストラのスペースです。

天井もゴージャス、この一番上の観覧席は演目によっては1,000円以下の設定になります。

値段は安いですが、その分回数を重ねて観劇する目の肥えた客がいるのもこの場所ということで、演者からは一概にこの席を軽視することはできないようです。

3時間がたちカーテンコールに。舞台の奥行きが相当あるのが分かるかと思います。手前側は死角が少なからずありますが、基本主役は真ん中での演技、歌唱が多いのでまあ・・・

見方によっては顔の表情まで分かる距離です。(バレーなどではバレーシューズの底の汚れまで認識できます ^ ^ )

全ての演目が終わり撤収します。

3時間の長丁場でみなさん満足感と合わせて若干の疲労感の影が見て取れます。

私たちも、食事を取らずに1830には入場、22時まで我慢できるか(休憩時間に軽食を食べる場所はあります)、、、飽きたら途中退出もありでは、、、など各種オプションを考えてきていましたが、最後まで無事楽しむことができました。

まとめ

初めての本格的なオペラ観劇をチェコのプラハ国立歌劇場で、チェコの代表的な作曲家であるドヴォルザークのルサルカで楽しみました。ロージェの席がリーズナブルに取れ、演目以外においても楽しめるポイントを絡めて大変満足できました。

海外でのオペラやバレーなどは、日本に比べると比較的値段もリーズナブル、特に旧東欧圏、ロシアはお得感が高いです。それでいて、歴史のある会場もあり、みなさんおしゃれして集う感じで、言葉は通じないまでも現地の体験として難易度は比較的低いアクティビティかと思います。最近では、Webなどで手配も簡単になってきていますので、コロナが開けた暁には組み込んでみてはいかがでしょうか?

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