この日は、モスクワ(シェレメチェボ)までMU591で行き、そこでAir Balticに乗り換えラトビアのリガに。リガには現地時間の22時到着(出発地上海の時間帯では深夜3時です。)という長い1日の始まりです。
リニア(Maglev)で空港に
昨晩も空港アクセスはマグレフを使ったのですが、最高速の430km/hまでは出ず、、、さて復路は如何に。
どのくらい浮いているのかはよくわからないですね。浮上は1cm程度ということで、これだけ見るとモノレールとあまり違いがわからない所です。ちなみにJR東海が建設中の中央リニアの浮上高は10cmということです。
座席は3-3で、シートピッチもそれほど広くなくかなりの詰め込み仕様なのですが、現地の富裕層は自家用車で空港に行きますし、一般層から考えると値段がちょっと割高ということで、利用者は少なめです。この便は431km/hということで、私たちの陸上輸送最高速度を更新です!
前のゲストも同様のようです、写真を撮っていました。
あっという間、15分くらいで空港に到着です。
離陸までの長い道のり
搭乗遅延・・・
国際線は一般的に2時間前までのチェックインが目安とされていますが、それよりは短いとはいえ十分余裕を持って到着していました。搭乗するMU591便は、バスゲートでしたので早めにゲートで待っていたのですが、、、特に英語でのアナウンスはない中で弁当が配られ始めました。。。これは雲行きが怪しい、、、ラウンジで摘んできたのもあり特にお腹は減っていないので弁当はパスです。
乗り継ぎ詳細、まだ余裕はあるか・・・
MU591便は11:55上海発でモスクワには18:00着の予定、私たちは、3時間15分後の21:15発のエアーバルティックBT423便に乗り継ぐ予定になっています。シェレメチェボは前回一度訪れていますが、ターミナルFからターミナルEへの乗り継ぎ、荷物のスルーチェックインはできていないのでトランジットカウンターで手続きが必要です。となると少なくとも1時間程度は必要、、、どれだけの遅延になるのかヒヤヒヤです。
いよいよ搭乗、この段階では精々1時間遅れ・・・
写真が残っていないのですが、バスゲートがオープンされたのは、12:40で40分の遅延、ドアクローズが1時間くらいで済めばなんとかなるでしょう。バス自体は、ビジネスクラスには専用のが用意されサービスとしては申し分ありませんが、遅延が気になりそれどころではないです・・・
機材は、↑の写真に写っている上海航空の機材で、若干古い767でした。
離陸はちょうど3時間遅延、どうなる???
機内に乗り込んだものの飲み物など配られ一向に出発する気配がありません。うたた寝して1時間後に目が覚めてもまだ動いていない状況です。いよいよ余裕がなくなってきました。斜め前のロシアの兄ちゃんは離発着時には使用を禁止されるPCを広げて仕事を始めても注意されていないことを考えるとまだまだかかりそうです。
時刻は15:00、3時間遅れです。3時間15分の乗り継ぎ時間をフルに使い切り、乗り継ぎは絶望的になりつつあります。もうこれは諦めてリガ行きの後続フライトなど検討しようかとタブレットを取り出した所で動き始めました。
離陸後、Estimated Arrival Timeを確認するとフライト中に1時間は取り返し、乗り継ぎ便まで1時間強の時間はとれそうな感じになりました。最後までこのペースを維持して頑張れ、MU591便!!!
Boeing 767-300
シート
乗り継ぎに関してはなんとか首の皮一枚つながった状態ですが、もうフライト中にできることはないので運を天に任せます(早めに見切りをつけて別手配してなくてよかったか・・・)。
上海航空の767のビジネスクラスは2−2−2の配列で、フルフラットはおろか、シェル型でもなくかなりいけてない感じです。リクライニングは結構しますが、前席のリクライニングが後席の空間に入り込む感じでいけてません。エコノミーに比べれば全然ましではありますがかなり古臭い感じです。
この機材、2021年11月現在でもSeatguruにはまだ登録が残っていますね、未だ健在なのでしょうか。この機材の場合はご注意ください、まあ短距離であれば問題ないですが。
エンターテイメントも前席シートバックにはなく、肘掛けから出てくる形式でもなく、タブレットが配られる感じです。自立しないのでテーブルの上に設置するなど取り扱いがちょっと面倒ですね。
とはいえ、もう乗り継ぎに間に合ってくれれば文句はありません、頑張れMU591!!!
機内食
あとはパイロットに任せて機内食をいただきましょう。10時間のロングフライトですので、機内食は2回でます。そして、品質はまあ置いといて見返してみればそこそこ充実した内容ではありました。
ランチ
離陸が12:00から15:00になりお腹も減っています。テーブルクロスも広げられ、まずはアペタイザーからスタートです。煮凝りみたいなのと、ハムのオープンサンドです。
前菜とスープがワンプレートで提供されます。前菜は、あまり印象に残ってないですが、キクラゲ、エビ、くるみ、ピンクグレープフルーツにパクチーというエキゾチックなサラダでした。
スープは、メインの選択により異なっており、一応考えられています。中華を選択した場合には、キヌガサタケかなにかの漢方っぽいスープでした。乾燥気味の機内ではありがたいです。
洋食を選択した場合には、こちらの四角い入れ物ののスープです。何かは不明です。
前菜を食べ終わるとメインが提供されます。
中華はカニとアスパラの炒め物です。盛り付けはワイルドで洗練されているとは言い難いですがボリュームは満点、蟹の身もかなり入っており、味としては十分美味しくいただけました。
洋食は子牛リブのソテーです。付け合わせはマッシュポテトと野菜(ズッキーニ、玉ねぎ)。ワイルドさは同じですが、こちらもそれなりに頑張っているとは思います。味も悪くないです。
最後はデザート、エクレアとコーヒーです。
ちゃんと皿に盛られて出てきています。エクレアは品質として優れているものではなく2つもいりませんが、最後に甘いものとコーヒーでフィニッシュと、食事の形としては成立しています。
荒っぽさはあるものの思いのほかしっかりした構成になっていると感じました。
スナック
食事の後は6時間ほどのお休みタイムです。希望者にはお菓子が配られます。満腹ですがLaysは取ってしまいます。気圧差でパンパンです。
ディナー
到着が近づいてくると、照明が付けられ、紅茶、中国茶で目を覚まします。
そして2食目が配られ始めますがこちらも2コースで思いのほかちゃんとしています。
選択は、キノコのオムレツか、エビの中華風の料理でした。そしてメインに合わせてそれぞれ前菜も違うというこだわり様です。オムレツの方の前菜は、若干ロシアが入っています。魚の酢漬け、ポテトサラダなど4品です。でも、これお盆逆ですね、、、もうちょっと頑張ろう。
中華の方は、成田 → 上海便でも出くわした中華風の盛り合わせです。
こちらがキノコのオムレツです、エノキのソテーをクレープで巻いたのかというくらいにキノコです。寝起きには若干辛いくらいのキノコ感です。
そしてエビ、チキンロールの方は、ご飯と共に。それなりに分量もありサービス頑張ってる感はありました。
そうこうしていると着陸体制に入ります。いよいよ、1時間15分での乗り継ぎ、ここが頑張りどころです。
シェレメチェボでの乗り継ぎ
せっかくのビジネスクラスですので、ドアオープンと共にダッシュです。と、ボーディングブリッジを上がったところにトランジット用の臨戦対応ブースが用意されていました。
私たちの乗り継ぎは別手配ですので、そのままでは航空会社側は知る術はなかったのですが、念の為、双方に乗り継ぎ便があることを登録していました。そのため、私たちもトランジット客として把握されており、その場でバゲージタグナンバーを伝えて荷物積み替えに走ってもらいます。一方で私たちは、トランジットカウンターでチケット受け取りに進む様に言われますが、もうこの時点でなんとかなりそうというのが分かりホッとしました。
別手配でのトランジットの場合は、事前に両航空会社に乗り継ぎ情報を登録しておいてもらうと、こういう時に有効ですので手間でも電話して登録しておいてもらうことはやっといた方がいいかもですね。ただし、登録したとしても遅延補償まではないのでベストエフォートになるかと思います。その点考えると、ほんとは、数時間でのトランジットは避け、ストップオーバーなどとした計画の方が安全です。
こちらなどはその形で、学習の成果となっているともいえます。
まとめ
中国東方航空というよりは、これは中国の空港の混雑の問題なのかもしれませんが遅延によりヒヤッとしました。上海 → モスクワ → リガで、2つのフライトは別手配でしたので乗り継ぎ補償はない状態です。3時間15分取っていたので十分かと思っていましたが、上海出発の段階で、3時間遅れ、フライト中に1時間取り戻して、1時間15分での乗り継ぎとなりました。乗り継ぎ情報を登録していたので、空港でのサポートも受けられなんとかなりましたが危なかったです。
フライトは上海航空の機材で、フルフラットはおろか、シェル型でもなく機材としては、かなりいけてない感じでしたが、機内食としては、当時としても結構頑張っている感じでした。2014年当時ですので、今の品質と見比べると見劣りしますが、サービスとしては結構頑張っており、CAさんの愛想もなかなかよくトータルでは悪くない印象です。中国ハブ空港の混雑さがなければより印象は良かったのかと思います。
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