アフラシャブ号(Afrosiyob) 760ФA ビジネスクラス乗車記

2023.07 シルクロードの旅
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ウズベキスタン到着翌日は朝8:00発のアフラシャブ号でサマルカンドに移動します。タシュケントも観光したかったですが、やはり優先すべきは世界遺産のあるサマルカンド&ブハラで、スケジュールの都合上朝の便で移動します。

タシュケント早朝観光:アムール・ティムール広場周辺

早朝でしたがホテル近くのアムール・ティムール広場でアムール・ティムールさんには挨拶してから向かいました。そのために中心部のシティーパレスホテルを選択したと言っても過言ではありません。

当然アムール・ティムール博物館はまだ開館していません。ティムールさんは、モンゴルから当地を奪還して英雄視されていますが、一方で結構残虐な征服を進めた点は評価が難しいところです。近くには、特徴的なウズベキスタンホテルもありました。

タシュケント駅

地下鉄でタシュケント駅に向かいます。ちなみにタシュケントには2つの主要駅があります。アフラシャブとシャルクといった特急列車はタシュケント駅(Tashkent)、近郊列車、夜行列車はタシュケント南駅(Tashkent yuzhniy)発着ですのでご注意ください。

アクセス

今回私たちの乗る列車はタシュケント駅発です(ちゃんと確認しましょう)。タシュケント駅には同名の地下鉄駅が近接しています。そして、タシュケント地下鉄はそれぞれの駅が個性的かつ凝っており一つの観光スポットにもなっています。モスクワと同じですね。せっかくなので地下鉄で向かいました。

アムール・ティムール公園の近くには、アムール・ティムール・ヒヨボニ(Amir Temur Hiyoboni)駅がありますので、そちらからの乗車です。地下鉄は、窓口でチケットを買います。チケットはQRコード付きのレシートみたいな感じでした。ゲートにかざして入ります。1回券は1,400sum(18円)です。安!

そして電車乗り間違えついでにちょっと遠回りして向かいました。各駅特徴的で、戦争で行けなくなってしまったモスクワ地下鉄を思い出しました。

国鉄タシュケント駅

駅舎はかなり立派です。ウズベキスタンは、サマルカンド駅もブハラ駅もついでに空港もだいたいこんな感じのデザインです。

セキュリティチェック後に入れる駅舎内は広さはありますが、設備的にはそれほど充実していません。レストランはあったかな???後述VIPクラスゲストには専用のウェイティングが用意されているようです。

アフラシャブ号(Afrosiyob) 760ФA

運行便の詳細は以下の通りです。

出発:タシュケント 8:00 GMT+5
到着:サマルカンド 10:08 GMT+5
所要時間:2時間08分
タイプ:アフラシャブ

車両

こちらの車両はデザインも優れていますが、スペインのタルゴのようです。

私たちは、海外の鉄道も大好きで、今まで多くの国で鉄道旅を楽しんできました。フランス-ベルギー間のタリス、ドイツのICE、ロシアのサプサン、ポーランドの新幹線、中国のなどです。スペインも訪れていますがタルゴには乗ってないのでここで初体験です。

ビジネスクラス

アフラシャブは3クラス構成です。上位からVIPクラス、ビジネスクラス、エコノミークラスです。いずれも価格的にはリーズナブルですが、VIPクラスは車両半分12席程度しかなく、手配時には売り切れでした。空きのあるビジネスクラスを予約しました。ちなみに140,000sum(1,800円)です。安!

ビジネスクラスは、1-2の横3席です。ただ、新幹線のように向きは変えられず、向かい合わせの席、後ろ向きの席などもあります。ウズベキスタン国鉄のオンラインサイトでは座席指定できますので好みの席を選択しましょう。手配の仕方はこちらを参考に頂ければと思います。

その中で私たちは向かい合わせの席を取りました。進行方向が不明な場合でも1人は進行方向がとれるのと座席の前がシートバックにならず圧迫感がないのがこの席の良さです。向かい合った席の間には大きめのテーブルがあり、ビニールクロスがかけられているのが中央アジアっぽいです。

ちなみにエコノミーは2−2の座席配列で、向かい合った席もあるようですが間にテーブルがなく足元が狭くあまり人気がないようです。

機内食

アフラシャブ号では軽食がでます。ビジネスクラスは、事前情報ではパンとコーヒーということでしたが、スポンジケーキとチョコレートでした。ドリンクは、チャイとコーヒーが選べますが、コーヒーは配られる袋に入っているインスタントコーヒーです。なのでポットから注がれるのはお湯です。

世界の車窓から

タシュケントを出発してしばらくすると穀倉地帯の中を進みます。彼方には、天山山脈の端っこ?と思われる山々が見えます。広い大地の雄大な景色を眺めつつ中央アジアに来たことを実感します。

ジザフ(Jizzax)を過ぎたあたりは、渓谷のような風光明媚なエリアを通ります。ここを過ぎるとあと少しでサマルカンドです。

サマルカンド駅

ほぼ予定通りの時刻にサマルカンド駅に到着です。大きくない都市のはずですが駅舎は立派です。ただ、到着した人は駅舎に入れません。建物の横を通って白タク勧誘が待つゲートに向かわされます。

ここで役立つYandex、16,500sum(200円)で街中まで移動です。安!

Yandexの使い方はこちらを参照ください。

まとめ

ウズベキスタン到着翌日は、ちょこっとティムールさんに挨拶してサマルカンドに移動です。地下鉄は各駅デザインが異なり美しい装飾で、モスクワを思い出します。

タシュケント駅では駅舎の外でチケットのチェックがあり、駅舎の入り口でセキュリティチェック、車両の前で再びチケットのチェックと手続きは厳重です。

アフラシャブ号は乗りこめれば快適そのもの、スペイン製のタルゴで2時間8分でサマルカンドに到着です。ビジネスクラスは1−2のシート配置で余裕があります。軽食&ドリンクが出て、窓の外は平原、山脈、渓谷と楽しめます。

必要な移動も楽しめればアクティビティになりえます。こんな鉄道旅いかがでしょうか?

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