ホテルにチェックインした後はランチを求めて繁華街に繰り出します。初上陸のアゼンバイジャンで個別の食文化の区分があるのかどうか定かではありませんが、バクーNo.1の繁華街であるニザミストリート周辺に向かいます。距離としては中心地までは1km程度ありますが、いいレストランを探しつつ歩いて行きます。それっぽい料理のお店がいくらかあるのは事前に調べているので最後は感覚で決める感じで・・・
ニザミストリートは魅力満載
ニザミストリートはこんな歩行者専用道路で両側にはヨーロッパ風の建築物で非常に気持ちの良い通りです。暑い時間帯でなければですが・・・暑い時期の昼間はちょっときつい、夕方以降は最高です。
そして、奥に見えている高層ビルが滞在しているランドマークホテルです。
この通り沿い・周辺には、魅力的なレストランが点在しています。
特に目立ったのがビリヤニのお店です。ビリヤニはインドの炊き込みご飯ですが最近のお気に入りで隔週くらいでヘビロテしています。旅に出て1週間近く経ちそのビリヤニにもかなり惹かれました。AZN 20(1,700円)と結構高めですが、隣ページのチャーハンは500円だったりするので、ホールスパイスタイプで原価が高めなのでしょう。かなり期待できる感じでした。
こちらのプロフのお店は種類豊富で安い!!!これら500円くらいです。
他にはロシアで活用したビジネスランチをやっているお店もあります。ビジネスランチは平日のお得なランチセットです。食事のバリエーションとしても豊富で、バクー住めますね。
立地
そんな候補がありすぎて迷う稀に見る状況ではありますが、最終的には当初目論見通りご当地料理のお店にしました。このお店はニザミストリートの南側噴水広場近くの地下になります。こんな階段を降ります。
インテリア
ビルの地下ですので確実にレンガ風の壁も天井の木の梁も装飾ですが雰囲気はいいです。ここ以外にも周辺には結構雰囲気の良いレストランがいっぱいあり迷いました。
メニュー
ここでもビジネスランチをやっていましたがアラカルトで注文することにしました。
アイラン(Ayran)&コンポート(Kompot)
暑い中散策したのでまずは水分補給です。アイランはトルコでよく飲んだヨーグルトドリンクです。コンポートはロシア系各国でみられるフルーツのシロップ漬けを使ったジュースです。もともとは果物の保存目的でシロップ漬けにしたようです。
レンズ豆のスープ(Merji shorbasi)
スープメニューが豊富なので、スープから一品。トルコやエジプトでもよくみられたレンズ豆のスープを選択です。最初はあっさり感が物足りなく感じますが慣れるとこの地味な味わいが中東の味としてハマります。
Nar Bioh Plov
プロフから一品。米と具材を別々に壺焼きにしたプロフを選択しました。具材は、ビーフを中心食材として、ディル、くるみ、玉ねぎ、パセリなどと合わせて煮込んだものです。スパイスがかなり効いていて、お米も長粒米でプロフというよりはビリヤニに近く、ビリヤニを選択肢として悩んだ中では最適でした。
Xengeli
スペルからするとジョージアのヒンカリに近い発音になりそうです。だいたい隣接する国では類似する料理があります。中でもこの水餃子っぽいのは東アジア〜中央アジア〜ロシア全体に広がる大人気の料理です。そして、ウズベキスタンに続き柘榴が使われているのがご当地アレンジでしょうか。さらに、ヨーグルトをかけて食べるのは東欧方面からの影響でしょう。食文化を通じてそうした地域のつながりが感じられるのもご当地料理の楽しみです。
水餃子はもともとそれほど強い味ではないですが、ヨーグルトをかけると酸味が加わり暑い中でもあっさり食べられます。
アイラン AZN 1.5 (120円) コンポート AZN 1.8 (150円) スープ AZN 5.5 (450円) プロフ AZN 12.9 (1,000円) Xengeli AZN 7.5 (600円) サービスチャージ 10% 合計 AZN 32.1 (2,500円)
ビジネスランチがありましたがあえてアラカルトで選びました。それでも十分安いです。満足しました。ちなみにビジネスランチは、スープ、サラダ、ホットディッシュ+付け合わせ、飲み物、パンでAZN 10(850円)です。
近くのバクラバ屋
Google Map上にお店が登録されていないので近くのお店です。場所だけ参考にしてください。食事の後散策していると本格的なバクラバ屋がありました。ウズベキスタンでも食べましたが、イスタンブールで食べた中東の味、大分シルクロード終点に近づいてきている感じです。
いくらか購入して食後のデザートにします。
ホテルに帰ってご当地のアゼルチャイと共にいただきました。
まとめ
アゼルバイジャン料理とは何か、、、というのはありますが、なんとなく中東っぽい雰囲気のお店で、それっぽい食事が食べられました。他で見かけない特別な料理というよりは周辺国の食文化と近しい、もしくは一緒だったりしますが、アゼルバイジャン自体大きな国ではないので、文化圏として完全な独立は難しくこんなものでしょう。
ニザミストリート周辺には、プロフやインド系のビリヤニなど魅力的なお店がかなりありました。結果的に訪れたご当地料理のお店自体も満足、機会があれば周辺のお店も楽しみたかったところです。