砂漠ツアーから戻った後はアブダビ市街方面でショッピングモールとゴージャスなモスクを訪れます。
マリーナ・モール
アブダビの海岸沿い、エミレーツパレスの近くにある大型ショッピングモールです。アブダビは公共交通機関がバスのみ、路線もよくわからないので観光はタクシーを使うのが一般的ですかね。
私たちは砂漠ツアーの送迎で、ここにドロップオフしてもらいました。かなり大規模なショッピングモールです。ちょっと暗い雰囲気ですが冷房がちゃんと効いているだけでも過ごしやすいですね。
入り口近くには、このモールの模型が置かれていました。これはかなり大きい、廻り切れない感じです。ちなみに広さとしては、122,000m2ということで他の大規模モールと比較すると、、、
- ドバイモール(ドバイ、UAE) 550,000m2
- ビーナスフォート(東京、日本) 69,800m2
ビーナスフォートに比べると倍くらいの大きさがありますが、ドバイモールから比べると1/4〜1/5という感じですね。ドバイモールが半端ないですね。
ショッピングモールは3層になっていて、一部の屋根はテントっぽい感じで光も入り開放的です。ですがこのモール、、、あまり人がいないんです。昼だからでしょうかね、夜になったら繁盛してるんでしょうか・・・
一部窓もありアブダビ市街が望めました。お客さんがまばらということもあり駐車場にも全然車がいないですね。そして海の色がエメラルドグリーンで何気に綺麗です。
フードコートで中東料理
遅めのランチとして中東料理を探しフードコートにやってきました。お店のサインでアラビア文字が使われているのが新鮮です。
そんな中の1件、なかなかそれっぽい美味しそうな料理であるお店がありました。これは中東料理???今思えば多少インド料理っぽくも見えます。UAEですが、純粋なアラブ系は15%、インドやパキスタンからの移民がマジョリティを占めることもあり、アラブの料理ってなかなか出くわしませんね。
何を食べたか今となっては記憶にないですが、、、
ビリヤニ?サフランライス?2種類と右上はダルカレー(豆カレー)?と、右下のもう1品はカレーじゃなかったですが相当辛かった印象があります。あとは、きゅうりのサラダと、ライタ(中央下)もついてきました。ライタはビリヤニにかけて食べます。
料金は合計 AED 43(1,200円)ということで、見返してみると内容の割に意外と高いですね・・・
カルフールでお買い物
このショッピングモールの地下にはフランス系の大型スーパーであるカルフールがあります。ここでいろいろとご当地商品を買うことにします。まずは、アラブといえば香辛料、計り売りですが、適当に袋に入れて店の人に渡すと封をして重さを計ってシールを貼ってくれます。後はレジにて精算すればいいです。
ここでは、ザタール(タイムの一種)、クミン、ターメリックを適量買ってみます。
他には、ラクダと写ってないですがフランス系ということでバターを探しました。ほんとはエシレのバターが良かったのですがなくLURPAKのバターを。チェックアウトしたところにはいくつか食べ物のお店があり、この旅で初めて食べて気に入ったデーツを買ってお土産とします。
SOUVENIR SOFT CAMEL AED 12.9(400円) SOUVENIR SOFT CAMEL AED 15.0(450円) 香辛料:CUMIN POWDER AED 1.19(35円) 香辛料:TURMERIC POWDER AED 0.44(15円) 香辛料:ZAATAR(タイムの一種) AED 1.98(60円) バター:LURPAK 250 ml x 2 AED 32.20(1,000円) 合計 AED 77.71(2,300円)。香辛料安!バターが一番高いですね。
お土産も買ったのでタクシーでシェイクザイードグランドモスクに向かいます。
斜めのビル
アブダビ市内を突っ切っていく途中で見かけました。
世界一大きく傾いた人工建造物としてギネスブックに載っているというキャピタルゲートビルです。わざわざいくほどではないですがちょうど前を通ったのでラッキーです。ホテルも入居しており泊まることもできます。ピサの斜塔と違い、もともと傾いた形で設計されてものですので床は平らのはずです、ご安心ください。
シェイク・ザイード・グランドモスク
立地はアブダビ市街と空港の中間に立地しています。そのため、午後の観光としては、市街地の端っこのマリーナモール → モスク → 空港という順で移動しました。空港からは20分位と比較的近いので、アブダビトランジットでここだけ訪れるという可能かと思います。
キャピタルゲートビルから5分ほど、だんだん見えてきました、かなりでかいですね。。。
まずは地下駐車場のところにある受付で、荷物チェックをして、女性はドレスコードチェック、満たさない場合はアバヤを借ります。
再び地上の回廊まで、床はピカピカの大理石、椰子の木っぽいデザインのの柱が並びます。
正面までやってきました。ここを突っ切ってモスクまで向かいます。かなり暑いです。
いよいよモスクの中までやってきました。
超豪華、、、このシャンデリアは直径十メートルでスワロフスキークリスタルと24金でできているということです。重さは、10トン以上ということで、真下に入るのはちょっと怖いですね。
壁はアラベスクの幾何学模様ベースですが、一面というよりは濃淡が付けられており、花のような模様に見えます。
そして床は世界最大の手織の絨毯ということです。1,200人が関わって作ったということです。石造やフローリングの硬い床よりもカーペット敷の方が好みですので空間としてはかなりお気に入りです。
柱の袂には本が並んでいますがこれがコーランなんでしょうかね???何巻で1セットなんでしょうか・・・柱の1本1本も螺鈿で装飾があり手がこんでいます。
ガラスにも装飾が。こちらも凝っています。ステンドグラスではなく、あくまでアラベスクをベースに、イスラム美術の発展系としてデザインしている感じでしょうか。
全体的に非常にゴージャスですが正直モスクとしての宗教的な空気はあまりしませんね。ちなみに柱の中腹にあるアースカラーの部分は超強力な冷房でこの暑い国の大空間ですが非常に快適な温度がキープされています。外に出たくなくなっちゃいます。
これにてモスク見学、アブダビ観光も終了、まだ15:00過ぎで帰国便までに時間はありますが空港に向かいます。
モスク前のタクシー乗り場からタクシーに乗ります。タクシーキューには3台位、インドかバングラデシュあたりの運転手ですが気付くと遠回りしてます。どこ向かってるのか?と聞いても空港だとすっとぼけています。手間ですがこうした輩を放置するのは、今後の観光客にとってもよくないので適正料金しか払わないと抗議をします。タクシー会社に連絡するぞと言うと観念したようで半額程度で合意です。金額的には大した金額ではないですが、いろいろと先人のおかげで快適な観光が出来ていることもあるのでこうした事案には厳正に対処したいと思っているところです。
まとめ
アブダビ後半は、アブダビ市街の2箇所を巡りました。
マリーナ・モールは、ドバイモールに比べるとサイズもゴージャスさも一歩届かない感じです。正直それほど興味のあるテナント(アラビアンなランプのお土産屋とか)もなく、フードコートで、それなりにスパイシーな料理にありつけました。地下のスーパーでは、香辛料とデーツなどのお土産を安く手に入れられるのは価値があるかと思います。建物としては中央付近の天井がテントになっているような構造は個性的でした。
シェイク・ザイード・グランドモスクは、気合が入っていて、サイズも大きく、大理石ベースで非常に豪華ですが、宗教施設としての雰囲気はあまり感じませんでした。ただ、まあ初めてのモスクということで有意義な体験でした。
最後の最後にタクシーでちょっと気分があまり良くないことに出くわしましたが、少なからずしょうがない部分でもあります。アブダビは今現在はオイルマネーが潤沢ですが、世界的には脱化石燃料のトレンドもあるので、観光にも力を入れつつあります。今現在あまり観光するようなところはないですので、今後観光インフラの整備に力を入れて欲しいところではあります。
午前中の砂漠ツアーと合わせて1日の弾丸ツアーとしては大体の雰囲気を把握することができ十分満足できました。次回立ち寄る機会があれば、ルーブルアブダビとエミレーツパレスに訪れてみたいところです。
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