おそらく40度越えであろう灼熱の中、初めての中東、初めての砂漠&初めてのモスクを堪能してきて、結構ヘロヘロ、ラウンジでシャワーを浴びてリフレッシュ、最後にエスニックな食事と、バクラバやデーツなどご当地系デザートも軽くつまみ、程よい疲労感で旅を楽しみきった満足感があります。
アブダビ空港の様子はこちらを参照ください。
いよいよ最後のフライトEY878便はアブダビを22:05に出発、東京に13:15に到着します。西向きは時間が早く流れる方向の移動ですので、寝て起きて昼過ぎになっちゃいますが、昼間の便で朝出て夜着く便よりは好みです。
Airbus 340-500
すでにエティハドの日本便は、Boeing 787−9に切り替わっており、ビジネスクラスの中ではトップクラスの快適な設備になっており、当時の機材はあまり参考にならないと思いますので簡単に。この時は、灼熱の中東から−40度の上空の温度差からなのか、空調のミストがすごいことになっていました。パープルの照明と合わせてアラビアンな雰囲気でした。
最新機材はこちらを参考にしていただければ。
- Etihad Airways (エティハド航空) EY889 (中部 → 北京) ビジネスクラス搭乗記
- Etihad Airways (エティハド航空) EY888 (北京 → 中部) ビジネスクラス搭乗記
ビジネスのレイアウトは、当時も最新機も快適性の違いはありますが1−2−1のスタッガードで、2人連れの場合は中央の並び席がベストかと思います。そこそこ人気ですのでご希望の場合は早めに座席指定するのが吉です。
当時の機材は若干幅が狭く圧迫感を感じましたが、機内でフルフラットで休めるだけでも十分贅沢ですね。流石に前日はローマからアブダビの6時間のオーバーナイトフライト、40度越えのアブダビを終日観光してくるとなかなかの疲労度、2泊目の機内泊はかなり熟睡できました。
機内食
フライト時間は10時間10分、出発時間としてはディナーにはちょっと遅い10時過ぎの出発ですがフルコースで提供されいます。そして到着前に朝食が提供されます。
ディナー
洋食
私(嫁)は洋食をチョイス、前菜、メイン、デザートの3コースでそれぞれ複数の料理から選択する形です。なんのスープかは忘れましたが、スパイスが効いておりアラブを感じる一品でした。
メインはチキンに胡麻をつけてソテーしたようなものとチャーハン的なご飯、付け合わせは、椎茸など和の食材でいろいろ折衷した感じですがなかなか美味しそうです。
デザートは、柘榴(ザクロ)入りのライスプディングです。柘榴は西南アジアや中東あたりが原産ということでこちらはご当地を意識したメニューと言えるかと思います。コーヒーと合わせてチョコもサーブされますがチョコはすでに食べられています。
和食
一の膳
10日間和食から遠ざかってきたこと、往路の和食が想像以上の品質だったこともあり、私(旦那)は和食をチョイス。和食は、2コースでの提供です。
さすがに往路のファーストクラスとは品質が違いますね。一度すごいのを経験すると本来のがしょぼく感じるアップグレードの弊害です。ただ、シメサバやマグロ漬け、牛肉の時雨煮、タコの酢の物など和食の中でもかなり和度?が高いメニューが多い印象です。日本人には問題ないですが、外国人には若干ハードルが高い気もします。また、結構味が濃くお酒を飲む人にはいいのかもしれませんが、飲まない人間からするとご飯が欲しくなっちゃいますね。
二の膳
頑張って食べ切るとご飯がきます。こちらはなかなかいいです。牛肉すき焼き風、煮物、焼き魚についてきた葉生姜がまた和です。お吸い物も乾燥する機内ではありがたいです。久しぶりの和食が楽しめました。
朝食
ディナーの後6〜7時間休んだ後、到着2時間前に朝食が提供されます。こちらは1プレートでの提供ですが、種類は豊富、テーブルクロスも引かれ優雅にいただけます。特に前日は6時間ない忙しないフライトでしたので尚更感じます。
洋食
私(嫁)は、洋食アラカルトから、シリアルを温かいミルクで。フルーツも盛り沢山でヘルシーです。
和食
シャケと味噌汁とご飯の和朝食です。シャケはあいにく、一般的な焼き鮭ではなくあんかけ仕様です。それでも飛行機の上で和朝食を食べられるというのはなかなか贅沢です。和食の見てくれは弁当形式のエミレーツよりいいですね。
最後にコーヒーをいただき、到着を待ちます。結構な朝食でした。
まとめ
11日間の旅行の最後のフライトは、エティハドの3便目。最初はファーストクラス、2便目は同じスタッガードですが、微妙にレイアウトが違う機材でした。この便は多少圧迫感を感じましたが、それでもフルフラットで十分快適、それに日本路線は今はもうBoeing 787-900に置き換わっており、新機材の快適性は申し分ありません。
エティハドの機内食は、他の便を考えても結構攻めている気がします。ご当地色を出す形で洋食のアラカルトの中にはアラブ系のメニューが、日本路線には和食がありますが、そのメニューも結構癖が強く外国人が試すには難易度高めな気もします。日本人にとってはそこそこ和を感じられる味付けで、最後に一気に日本に帰ってきた感が感じられました。
オーバーナイト2連続の2便目、40度越えのアブダビを観光した後だったということで、結構ヘロヘロでしたが、さすがフルフラットで十分休めました。オーバーナイトはやはり10時間くらいあると十分な休息が取れますね。満足のいくフライトでした。
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